13 デスクトップに置いておくべきもの

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 すでに「10 [スタート]メニューはすべての引出し」で述べたように、しょっちゅう使っているアプリケーションやファイルのショートカットは階層化して[スタート]メニューに入れてしまえば、デスクトップには必要最小限のものを置いておくだけでよい。デスクトップを広く使うためにも、余分なものは置かないほうがいいのである。もっとも初心者はファイルの保存・管理のしかたを知らなかったりするためにデスクトップにファイルを撒き散らしているのかもしれないが、前項「12 ファイルの保存と管理の方法」でわかりやすく触れておいたように、できるだけ本来のファイルは階層化してフォルダに整理しておくようにしたい。
 そこでデスクトップに置いておくべきものは何かということになる。基本的には、デスクトップは一時的なファイル保存にもちいる以外には、ファイルをドラッグ&ドロップして保存するためのフォルダのショートカットか、圧縮・解凍ソフトのようにファイルをドラッグ&ドロップして圧縮したり解凍するためのツールのショートカットを置いておくだけでよい、というのがわたしの考えである。必要でないものは「マイコンピュータ」や「マイドキュメント」のようにデフォルトで設定されているものでさえも削除してかまわない。
 わたしの場合は、すでに書いてきたように、エクスプローラでフォルダを開くように標準設定しているので、フォルダをクリック(ふつうはダブルクリック)すればそのフォルダを起点にすべてのフォルダが見えるようにしている。しかし通常は「マイコンピュータ」が起点になってしまうので、より日常的に用いるフォルダのショートカットをデスクトップに置いておくと、それをクリックするだけでそのフォルダを起点としてそれより同等かそれより上位のすべてのフォルダ構造が見られるようにできる。わたしは「diary」フォルダのショートカットをデスクトップに置いているので、ファイルの取り出しや保存が容易である。また、Internetでプログラムファイルのダウンロードをしたり、CD-ROMからその種のファイルを取り出し保存するために「Program Files」フォルダのショートカットも置いておきたい。この「Program Files」フォルダはCドライブの直下にあるものだが、通常はインストール用のプログラムファイルなどはこの「Program Files」フォルダに保存してからインストール作業などをするべきなので、とにかくその手のファイルはドラッグ&ドロップでこのフォルダのショートカットに入れてしまえば簡単である。
 ほかによく使うファイル類なども通常はフォルダ構造のかなり下位の階層にあるフォルダに置かれていることが多いので、ひとによってはこれらのフォルダのショートカットをデスクトップに置いておくととても便利である。わたしの場合で言えば、秀丸エディタのマクロ用フォルダのショートカットをデスクトップに置いている。これなどはCドライブ~「Program Files」フォルダ~「Hidemaru」フォルダの下にあるので、いちいち呼び出すのが大変である。こうしたショートカットをデスクトップに置いておくと、そのショートカットをクリックするだけでそこまでの階層が一発で開けるのである。
 あとは、圧縮ファイルをドラッグ&ドロップで解凍できるように、あるいはファイルやファイルグループを圧縮するのに、圧縮・解凍用ツールのショートカットをデスクトップに置いておくのが便利である。たとえば「Lhaca」というフリーソフトは非常に軽いうえにたいていの圧縮ファイルを解凍することができるので、とにかくここにドラッグ&ドロップすれば簡単にことがすむ。(ダウンロード先はhttp://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se166893.html

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このページは、未来社が2010年2月 9日 00:48に書いたブログ記事です。

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