2011年5月アーカイブ

「デザイン」設定では、「場所の一覧」で文字やカーソル行、各種記号類を選択し、右側のプロパティで色や背景色などを設定できる。プロパティの「文字の色」「背景の色」のボタンをクリックするとそれぞれにたいしてカラーパレットが開くので、自分の好みの色を選択する。文字は黒または濃い色がいいし、背景色はあまり濃くないほうが見やすいだろう。「カーソル行」にチェックを入れ、「下線モード」を選択するとカーソルのある行にアンダーラインが引かれるので見えやすい。その場合のアンダーライン色は濃いめがいい。
 ほかにチェックを入れてそれぞれの色を設定しておきたいのは、改行文字、EOF(ファイルの末尾=End of File)、タブ文字、全角空白、半角空白、行番号である。行番号の「編集した行の行番号」には、たとえば赤のような目立つ色を設定しておくと、変更のあった行番号がカラー表示されるので、わかりやすくなる。
 テキスト操作には直接の関係はないが、メールアドレス、ホームページURLにもチェックを入れておけば、その箇所をダブルクリックすることでメーラーやブラウザで該当するページなどにジャンプすることができるので便利である。
 次に「デザイン」設定の左側の「+」をクリックすると下位設定が開く。そのなかの「表示」設定で「改行文字を記号で表示」にチェックを入れると、改行文字が下向きの矢印で表示されるようになる。「EOF(ファイルの末尾)表示」「タブ文字を記号で表示」「全角空白を記号で表示」「半角空白を記号で表示」をチェックすると、それぞれ文末に [EOF]、右向きの小さい矢印、薄い四角、小さいコの字型のマークが表示される。こうしたいわゆる制御文字(control character)類を画面表示できるようにしておくと、原稿のアキの実体がよくわかるので、編集には必須の設定になる。そうしておかないと、1字アキが全角スペースなのか半角スペース2個が入っているのかも判別できないし、それ以上のアキがあった場合、それがどんな状態なのかも判別できないからである。この制御文字をWinLPrtなどの印刷ユーティリティでプリントアウトすれば、編集作業がより確実になるわけである。(*)
 なお、右側のルーラーは「10単位」を選んでおけば問題ないだろう。また行番号表示、カーソル行は「デザイン」設定ですでに選択してあれば自動的にチェックが入る。

(*)WinLPrtについては本稿の「18 テキストファイルの印刷ならWinLPrt」で既述。

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