2 「フォルダオプション」のカスタマイズいろいろ

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 Windowsのメニューのひとつに「フォルダオプション」がある。これは一般にそれほど活用されていない(かもしれない)機能だが、使い方次第では非常に役に立つもので、わたしは重宝している。OSの再インストールなどのさいには、早めにこの機能設定をしておくと、なにかと効率がよい。
 Windowsのヘルプの説明によると、フォルダの機能とフォルダの内容を表示する方法を指定することができる。とりあえずフォルダオプションを開いてみよう。その方法はふたつある。そのひとつはコントロールパネルから「フォルダオプション」を選択する方法である。もっとシンプルなのは、なにかフォルダを開いている状態で「ツール」メニューから「フォルダオプション」を選択する方法である。
 いずれにせよ、「フォルダオプション」ウィンドウが開かれるが、ここではいくつかの有用な表示方法の指定のみを指摘しておきたい。
 まず「全般」タブをクリックして、「クリック方法」で「ポイントして選択し、シングルクリックで開く」を選択する。こうしておくと、ダブルクリックをせずにシングルクリックでフォルダやファイルを開けるようになる。ただしこれは慣れないと、選択するときについクリックしてしまいファイルが開かれてしまうので、従来の方法に慣れすぎたひとには向かないかもしれないが、これに慣れてしまうとかなりの省エネになる。
 つぎに「表示」タブで「詳細設定」を変更する。初期設定のうちまず変更したいのは、「システムフォルダの内容を表示する」と「ファイルとフォルダの表示」での「すべてのファイルとフォルダの表示」にチェックを入れることである。この場合、「保護されたオペレーションシステムファイルを表示しない(推奨)」のチェックをはずす。警告がなされるが、無視して「はい」で確定してよい。こうしておくとWindowsのシステムがどのような構成になっているかを知ることができる。ただし、これらのファイルをうっかり削除したり移動したりするとWindowsが起動しなくなったり異常を起こす可能性があるので、不慣れなひとはこのオプションは触らないほうが賢明かもしれない。
 さらには「タイトルバーにファイルのパス名を表示する」にもチェックを入れておこう。こうすると、たとえばバックアップ用のフォルダに同じ内容のものがある場合など、本来のファイルでなくうっかりバックアップ用ファイルを起動したときにもどのファイルを操作しているかがわかる。
 あとは「マイコンピュータにコントロールパネルを表示する」にチェックを入れておくことである。こうしておくと、エクスプローラ上からもコントロールパネルの各種の機能を呼び出すことができるようになる。
 最後に「登録された拡張子は表示しない」のチェックボックスをオフにすることである。こうするとすべてのファイルに拡張子が表示される。
 こうしておいて「フォルダの表示」で「すべてのフォルダに適用」をクリックすると、次回からこれらの設定がすべて反映されるようになる。
(2009/8/23)

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このページは、未来社が2009年8月23日 14:06に書いたブログ記事です。

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