38 キーカスタマイズとは何か

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 ここまで秀丸の動作環境の設定やファイルタイプ別の設定についてページを割いてきた。実際に秀丸を使ってさっそくにも仕事にかかりたいと思われる向きにはややまどろっこしく見えていただろう。しかしここまでは秀丸を使いこなすにあたって不可欠な準備作業だったので、必要におうじてさかのぼって確認してもらえばよい。
 ここから先は秀丸で原稿書き、原稿整理などひろい意味での編集作業をおこなうにあたって、より具体的な操作であるキー操作にかんするさまざまな技法について述べていきたい。
 その最大の問題は、キーコマンドだけで仕事を進められるようにするにはどうするかという問題である。もちろん最小限のマウス操作は避けられないにせよ、プロとしてほんとうに上達するためには、できるだけキーボードから指を離さずに原稿処理ができることが効率的であるばかりでなく、工夫をこらすことによってはるかに楽に仕事が進められることをよく理解する必要がある。そのためには秀丸にかぎらず、OSが標準的に用意しているキーコマンドがあり、さらに秀丸やテキストエディタそれぞれがデフォルトで用意しているさまざまなキーコマンドがあるので、それらを覚えてしまうことである。そしてそれらに習熟してしまえば、それ以外のキー操作にたいしても新たにキー設定をすることができる。また、すでに設定されているキーコマンドでも自分の使いやすいように設定し直すことももちろん可能である。これを「キーカスタマイズ」と呼ぶ。
 慣れてしまえば、これらのキーコマンドを使い分けていくことによって、格段の効率アップが実現するのであり、使い勝手もますます向上し、快適に仕事ができることとなる。多くの高機能エディタにはこうしたキーカスタマイズの自由が与えられている。そのなかでも秀丸の自由度は群を抜くものがあるので、以下に秀丸をモデルに具体的な入力・編集場面に即してキーカスマイズのさまざまを順次お知らせしていくことにしたい。
 そのまえに、キーカスタマイズをどうやって実現するのかという方法を見ておこう。

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このページは、未来社が2011年6月29日 01:15に書いたブログ記事です。

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