41 テキストエディタにおけるファイル操作の基本1

| コメント(0) | トラックバック(0)
 以下では主として秀丸エディタをモデルに、すぐれたテキストエディタを使いこなすにあたってキーカスタマイズをどのようにおこなうのが便利かを実践にそくしてとりあげていきたい。ここでモデルとしてとりあげるテキストエディタ(以下、エディタと略)は秀丸のほかに、いまこの原稿を書いているLightWayText、さらにはQXエディタである。(*)これらはわたしが現に日常的に使っているエディタであり、これらに可能なかぎり共通のキーカスタマイズを実現することによって、それぞれのエディタの使い勝手の良さにくわえてこれらのコマンドを混乱なく操作できるようにするためである。
 ここではまず、それぞれのテキストエディタでファイル操作をおこなうにあたって主要なキー操作を考えてみよう。
 前項で述べたように、エディタのファイル操作系で最重要なコマンドは、Windows標準のつぎの四つである。まずこれを確認しておこう。
 新規作成:Ctrl+N(New)
 開く:Ctrl+O(Open)
 上書き保存:Ctrl+S(Save)
 印刷:Ctrl+P(Print)
 ただし、QXエディタのデフォルト設定では印刷が「Ctrl+Shift+F12」となっている。これはあまり感心しないので、訂正したい。
 まずQXエディタの「その他」メニュー~「キー定義設定」を選択する。ここで開かれるリスト画面で「Ctrl+P」は「コントロールコードの入力」というデフォルト設定になっているので、このキー定義を選択し、左側の「機能変更」ボタンをクリックし、開かれる画面で左側の「分類」から「ファイル」をクリックし、右側の「定義名・機能説明」の「FilePrint:文書を印刷」を選択し、「設定終了」ボタンをクリックすればキー変更ができる。このキー定義の変更をファイルに保存しようとすれば、「保存終了」ボタンをクリックする。このファイルはQXエディタ本体と同じフォルダに「QXWKEY.INI」として保存される。さらにこれをテキスト保存するためには「?」メニュー~「キー定義一覧」で「一覧作成」をクリックすれば、QXエディタ本体と同じフォルダに「QXWKEY.txt」として保存される。いずれにせよ、QXエディタのキー定義変更(キーカスマイズ)はこのようにして変更できるのである。QXエディタはやや特殊なキー設定をしているので、かなりの変更が必要かもしれない。ちなみにLightWayTextでは「編集」メニュー~「カスタマイズ」でキーカスタマイズをおこなうが、こちらはややシンプルでキーカスタマイズできるコマンドも少ない。

(*)LightWayTextとQXエディタについては「5 早めにテキストエディタをインストールしておこう」で作者名と入手先は紹介ずみである。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.miraisha.co.jp/mt/mt-tb.cgi/138

コメントする

このブログ記事について

このページは、未来社が2011年7月23日 23:41に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「40 Windowsの基本的キーコマンドをまず身につけよう」です。

次のブログ記事は「42 テキストエディタにおけるファイル操作の基本2:名前を付けて保存」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。