42 テキストエディタにおけるファイル操作の基本2:名前を付けて保存

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 テキストエディタ(以下、エディタと略す)のファイル系コマンドのなかで前項で挙げたコマンドについで重要なコマンドはいくつかある。それらは「名前を付けて保存」「カーソル位置への読込み」であり、「保存して終了」または「全保存終了」などもある。さらにデータをSHIFT-JISだけでなくUNICODEなどさまざまな文字コードにエンコードする必要があるひとには「上書き保存(改行=LF)」や「日本語(SHIFT-JIS)」や「UNICODE(UTF-8)」などのコマンドがあり、それぞれにキー割り当てができる。
 まず、「名前を付けて保存」であるが、これは通常すでにファイル名の付いているファイルを別の名前で保存しなおすときに使うコマンドである。このコマンドにはデフォルトで「Shift+Ctrl+S」が割り当てられているので、これは踏襲しておいていいだろう。主要なコマンドのサブコマンドにはよく「Shift」キーを追加するパターンがあるので、覚えやすいからであるし、この別名保存コマンドはそれほど頻度が高くないからわざわざ別のキー割り当てをするには及ばないというのがその理由である。とにかく、このコマンドを実行すると「名前を付けて保存」の画面が開かれる。新規ファイルを保存するときにはふつうに上書き保存コマンド(Ctrl+S)でこのファイル名の保存画面を呼び出すことができる。
「名前を付けて保存」画面では「ファイル名」に既存のファイル名が上書きできる状態で呼び出されているので、新しいファイル名を入力して保存ボタンをクリックする。そのさい「ファイルの種類」「エンコードの種類」「改行コード」をプルダウンメニューから選択することができる。
 LightWayTextではこのコマンドが初期設定されていないので、「編集」メニュー~「カスタマイズ」で「設定するメニューアイテムの選択」ボタンをクリックし、「ファイル」のプルダウンメニューからを選択する。「Shift」にチェックを入れ、四角い枠に「S」を入力し、OKボタンをクリックするだけでキーカスタマイズができる。なお、LightWayTextにはキー設定をファイルに保存することはできないので、このキー設定を他のパソコンに読み込ませてキー設定を再現させることはできない。そのつど設定し直さなければならない。
 またQXエディタでは「別のファイル名で文書を保存」コマンドが「F12」にキー定義されているので、これを変更するには、「その他」メニュー~「キー定義設定」画面で「F12:別のファイル名で文書を保存」コマンドをクリックし、「追加」ボタンをクリック~「キー定義変更(キー追加)」で「英数字」を選択~「CTRL」と「SHIFT」にチェックを入れ、四角い枠に「S」を入力し、OKボタンをクリック~「キー定義設定」画面で「保存終了」をクリックすれば設定完了である。

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このページは、未来社が2011年7月24日 01:48に書いたブログ記事です。

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