44 テキストエディタにおけるファイル操作の基本4:保存と終了

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 こうしたファイル操作のほかに、知っておくと便利なコマンドが「保存して終了」または「全保存終了」である。秀丸でファイルを開いているときにいちいち保存(Ctrl+S)してから終了ボタンを押すのでは面倒なので、こういうキー割り当てで保存と終了を簡略化することができる。これらのコマンドにはデフォルトではキー割り当てがなされていないので、なにも割り当てなければ「ファイル」メニューのプルダウンメニューから選択するしかない。
 まず秀丸の「保存して終了」コマンドには「Ctrl+Q」というキー割り当てをしたい。これはわたしの趣味だが、Macintoshではアプリケーションの終了には「Command+Q」(通称コマキュー)というショートカットキーが標準設定されていたのにちなんでみたのである。Macintoshに馴染みのないひとにはあまり感動はないかもしれないが、こういう異なるOSでのキーコマンドの設定は楽しい。すくなくともひとつの秀丸ファイルを保存して終了するさいにはぜひこれを習得してほしい。
 さらに秀丸で複数のファイルを操作しているときにはそれぞれ保存して終了するのは時間の無駄である。こういうときには「全保存終了」コマンドを使いたい。これには「Alt+F4」というキー割り当てをするのが便利である。このキーコマンドはWindowsではアプリケーションの終了に標準で割り付けられているコマンドだからである。ここでは秀丸の複数ファイルを「全保存終了」でいちどに保存しつつアプリケーション終了させるのである。ちなみにこの「Alt+F4」は連打していくと開いているアプリケーションをつぎつぎと終了させて、しまいにはWindowsの終了の直前までいくことができる。
 この「全保存終了」コマンドはQXエディタでも設定できるので、同じように「Alt+F4」というキー定義をしておこう。なお、QXには「保存して終了」コマンドは用意されていないので、「全保存終了」コマンドで代用すればよい。またLightWayTextにはこれらのコマンドはそもそも設定されていない。改善が待たれるところである。

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このページは、未来社が2011年7月26日 02:02に書いたブログ記事です。

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