会社案内 未來社の歩み

 
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1951.11.11西谷能雄、未來社を創設。処女出版は木下順二『夕鶴』、山本安英『歩いてきた道』、アラルコン原作・木下順二脚色『三角帽子』。演劇系の出版社としてスタート。
1952株式会社に改組。東京都文京区追分の東京大学YMCA学生寮内の一室に事務所を移転。「てすぴす叢書」(~1975年、全66冊)刊行はじまる。
1953内田義彦『経済学の生誕』刊行。社会科学書の刊行はじまる。「未来劇場」シリーズ(~1975年、全117冊)の刊行はじまる。
1955文京区東片町に移転。「社会科学ゼミナール」(~1983年、全69冊)、「未来一幕劇シリーズ」(~1969年、全30冊)の刊行はじまる。
1956丸山眞男『現代政治の思想と行動』上巻刊行(1964年、下巻と合本、2006年、新装版として新組)。
1957東京都文京区表町(現・小石川)に新社屋建築し、移転。埴谷雄高評論・対話シリーズ(~1996年、全33冊)、「日本の民話」シリーズ(~1980年、全79巻)刊行はじまる。
1960宮本常一『忘れられた日本人』ほか刊行。このころより民俗学関係書が多くなる。
1961木下順二作品集(~1971年、全8巻)刊行はじまる。
1963日本民衆史シリーズ(~1993年、全7冊)刊行はじまる。安東次男『澱河歌の周辺』(読売文学賞)など刊行。
19641960年安保以後の低迷を脱し、このころよりふたたび学術書の刊行が盛んになる。花田清輝著作集(~1966年、全7巻)刊行はじまる。
1965豊島与志雄著作集(~1967年、全5巻)、小山内薫演劇論全集(~1968年、全5巻)など文学・演劇関係の全集刊行も多くなる。朴慶植『朝鮮人強制連行の記録』刊行。
1966有賀喜左衞門著作集(~1971年、全12巻)、服部英太郎著作集(~1976年、全8巻)刊行はじまる。中国新聞社編『ヒロシマの記録』シリーズで毎日出版文化賞受賞。
1967宮本常一著作集(刊行中、第I期25巻、第II期25巻)の刊行はじまる。
196810月よりかねてからの構想通り注文制に移行。これにともない、PR誌「未来」を月刊化。鈴木榮太郎著作集(~1977年、全8巻)刊行はじまる。出版営業の団体である人文会を13社で結成。
1969もろさわようこ『信濃のおんな』(毎日出版文化賞)刊。以後、女性史・女性問題関係書の刊行が増える。ハーバーマス『社会哲学論集』(のち『理論と実践』として合本)刊行。ハーバーマス著作の刊行がはじまる。
1971菅江真澄全集(刊行中、現在13巻)、早川孝太郎全集(~2003年、全12巻)スタート。宮田登『ミロク進行の研究』(日本宗教学会賞)など刊行。
1972木下順二評論集(~1984年、全11巻)刊行はじまる。
1974ほるぷ版「日本の民話」全26巻が刊行され、民話ブームの発端となる。
1975菅江真澄全集が柳田国男賞受賞。
1976小林昇経済学史著作集(~1989年、全11巻)刊行はじまる。山根銀二『ベートーヴェン研究』(全3巻、鳥居賞)、三戸公『公と私』(毎日出版文化賞)など刊行。
1977堀一郎著作集(~2007年、全8巻)、ニュー・フォークロア双書(~2004年、全30冊)、早川二郎著作集(~1986年、全4巻)の刊行はじまる。宮本常一著作集で今和次郎賞を受賞。
1978丸岡秀子著作集(~1991年、全10巻)刊行はじまる。
1979マックス・ウェーバー研究双書(刊行中、現在6冊)、田辺寿利著作集(~2001年、全5巻)刊行はじまる。
1980新社屋建設のため、駒込の仮事務所に移転。千田是也演劇論集(~1992年、全9巻)、シチェドリン選集(~1988年、全8巻)の刊行はじまる。
1981フィロソフィア双書(~1991年、全30冊)刊行はじまる。渡辺武信『日活アクションの華麗な世界』全3冊(~翌年、のち2004年に合本)が話題となる。
1982現在の地にに新社屋完成、移転。30周年記念として「未來社グランド・ブックフェアー」を全国主要書店でで開催。梯明秀経済哲学著作集(~1987年、全5巻)刊行はじまる。
1983郷原宏『詩人の妻』(サントリー学芸賞)など刊行。
1984事務合理化のためコンピュータを導入。
1985大学生協連との学術専門書復刊事業に参加。『定本野口雨情』(~翌年、全8巻)、朝鮮近代史研究双書(~1997年、全15冊)の刊行はじまる。
1986小箕俊介が社長に就任。西谷能雄は会長となる。豊田正子『花の別れ』(日本エッセイストクラブ賞)、肥前榮一『ドイツとロシア』(日経経済図書文化賞)など刊行。
1989消費税導入にたいし、独自の外税表示方式をとる。社長の小箕俊介が交通事故で死去。西谷能雄が再び社長に復帰。森洋子『ブリューゲルの「子供の遊戯」』(サントリー学芸賞ほか)など刊行。
1990新しい哲学・思想シリーズ「ポイエーシス叢書」スタート(刊行中、現在57冊)。『イプセン戯曲全集』が日本翻訳文化賞、日本翻訳出版文化賞を受賞。
1992西谷能英が社長に就任。比較法史学会の機関誌「ヒストリア・ユリス」シリーズ(刊行中、現在16冊)、飯沢匡喜劇全集(~翌年、全6巻)の刊行はじまる。
1994飯沼二郎著作集(全5巻)刊行。加藤尚武『哲学の使命』、土居良三『咸臨丸海を渡る』が和辻哲郎文化賞の学術部門、一般部門を独占受賞。
19954月29日、創業者の西谷能雄、死去。5月11日、社葬(葬儀委員長=小林昇氏)。『「ショアー」の衝撃』刊行。
1997このころより社内のOA化、急速に進みはじめる。大東文化大学70周年記念企画《21世紀の民族と国家》シリーズ刊行はじまる(~翌年、全11冊)。消費税改訂をきっかけとして、「未来」3月号より西谷能英[未来の窓]の連載はじまる。
1998新しい古典をめざした「転換期を読む」シリーズ(刊行中、現在10冊)、ブレヒト戯曲全集(~2001年、全9巻)の刊行はじまる。岩波書店、みすず書房、東京大学出版会等との書物復権7社の会(翌年、8社の会になる)に参加。名著の復刊運動に加わる。大著『朝鮮半島の農法と農民』刊行。
1999年末、未來社ホームページを仮立ち上げ。『ブレヒト戯曲全集』が湯浅芳子賞を受賞。
2000未來社ホームページ、ようやく本格稼働。『【第二版】有賀喜左衞門著作集』(刊行中、現在12巻)刊行はじまる。『ブレヒト戯曲全集』が日本翻訳文化賞、レッシング賞を受賞。
2001「東京国際ブックフェア2001」に初めて出展。西谷能英『出版のためのテキスト実践技法/執筆篇』がおおいに話題となる。埼玉県朝霞市三原の第一美創内に未來社流通センター開設。9月に営業部がそこへ移転(~2003年)。
2003小林康夫『表象の光学』刊行。販売面での協力を取次に依頼。折原浩『ヴェーバー学のすすめ』刊行。これ以後、つづけて折原氏の本を4冊刊行(~2006年)。
2004「東京国際ブックフェア2004」に書物復権8社の会で共同出展はじめる(継続中)。
2005木村周市朗『ドイツ福祉国家思想史』(日本学士院賞)、徳田幸雄『宗教学的回心研究』(日本宗教学会賞)など刊行。西郷信綱・廣末保・安東次男編『日本詞華集』が47年ぶりに復刊され、大好評になる。紀伊國屋ホールで未來社主催/書物復権8社の会共催のシンポジウム開催。
2006小林康夫編『いま、哲学とはなにか』をUTCP叢書として刊行開始(刊行中)。デジタル・パブリッシング・サービスで「日本の民話」など品切れ本のオンデマンド化を開始。宮本常一著作集第II期で今和次郎賞を受賞。
2007「ヒストリア・ユリス」シリーズを編集段階からかかわることになる。紀伊國屋NetLibraryに出品するため、OCRを導入、制作をはじめる。仲里効『オキナワ、イメージの縁(エッジ)』、岡本恵徳『「沖縄」に生きる思想』で沖縄タイムス出版文化賞を独占受賞。
20084月から新しい編集部体制になり、生産力が上昇。宮本常一「私の日本地図」刊行はじまる(刊行中)。スタニスラフスキー『俳優の仕事』全3冊(~翌年)の刊行開始。
2009橋本夢道句集『無禮なる妻』を緊急復刊。大好評になる。未來社ホームページをリニューアル。
 
現在、刊行点数2792点。