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西谷社長日録

日録2022年12月

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日録2022/12/31(土)

掲載日:2022年12月31日

*夏目鏡子(述)/松岡譲(筆録)『漱石の思い出』(文春文庫) 読みはじめる。六節まで。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*『現代思想』1999年3月号のデリダ特集号、読みつぐ。デリダのインタビューのつづき~終り。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*La Sainte BibleのLes Nombres(民数記略)の12章(Murmures de Marie et d'Aaron a` Hatse+'roth. --Marie frappe+'e de la le`pre.)~13章(Les douze espions envoye+'s en Canaan.)を読む。モーセはカナンの地へ偵察隊を派遣する。《乳と蜜の流れる国》と。ことし最後の聖書。来年はもうすこしコンスタントに読みたいが。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*『萩原朔太郎全集第六巻』を再読しながら、『季刊 未来』2023年春号のための「詩的原理論の再構築――萩原朔太郎と吉本隆明の所論を超えて2」の「2 『詩の原理』の構成」を書きつぐ。とりあえず2枚ちょっと。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。

*長年記録してきた「日録」は自分なりの歴史的役割を終えたものとみなせるので、本日をもって終了します。長いあいだのご愛顧に感謝します。なお、ココログの「思考のポイエーシス・日録篇」ブログでの発信はよりアクティヴに継続したいと思いますので、ご興味がおありのかたはそちらへのシフトをお願いします。FACEBOOK、Twitterでも主要な情報発信は継続します。

日録2022/12/30(金)

掲載日:2022年12月31日

*夏目漱石『思い出す事など 他七篇』(岩波文庫) の「思い出す事など」のつづき~終り。さらに「長谷川君と余」「子規の画」「ケーベル先生」「ケーベル先生の告別」「戦争から来た行違い」「変な音」「三山居士」と「解説」(竹盛天雄)を読み、読了。修善寺の大患のことがよくわかる。つぎにこれを夏目鏡子述『漱石の思い出』で裏づけてみよう。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*大岡信論を書くために過去の大岡論を古い順から読み直しのつづき。「金太郎飴とことばの力」(現代詩文庫『続々・大岡信詩集』)、「大岡信の詩論の今日性」(『現代詩手帖』2001年5月号)、「危機のクリティック――大岡信の戦後詩史論」(『現代詩手帖』2003年2月号に初出、のち大岡信『蕩児の家系――日本現代詩の歩み』思潮社、2004年7月、に改稿のうえ「解説」として収録)、「〈孤心〉の軌跡――大岡信さんへの感謝」(『現代詩手帖』2017年6月号、大岡信追悼特集)。「危機のクリティック」は20年ほどまえの論考だが、言語隠喩論的な視角で論じていることをあらためて認識。これで書く準備は整ったが、詩集を忘れてきた。。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*冨上芳秀『ジジイの覗き眼鏡』の「あとがき」、「序章として 詩についてのメモ番外篇」「ジジイの覗き眼鏡 一」を読む。『詩的現代』で連載されたものに『詩遊』の詩をくわえて編集したものらしい。冨上らしいベタな感想的批評文の集成だが、いろいろ具体的なことがおもしろく書かれている。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*『季刊 未来』冬号の「詩的原理論の再構築――萩原朔太郎と吉本隆明の所論を超えて」で次号送りにした部分を手直しし、この部分を「1 『詩の原理』『言語にとって美とはなにか』の理論的脱構築の要請」とする。ここだけで3ページ半ほどある。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。

日録2022/12/29(木)

掲載日:2022年12月30日

*夏目漱石『思い出す事など 他七篇』(岩波文庫) 読みはじめる。修善寺の大患の記憶などを綴った「思い出す事など」の途中まで。このなかで35歳で亡くなった大塚楠緒子への追悼句が掲載されていて、これがとびきりいい。〈あるほどの菊抛げ入れよ棺の中〉。この閨秀歌人にして「青鞜」の論客だった楠緒子への漱石の隠された想いが溢れている。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*北畑光男詩集『背の川』通読。ヴェテランらしくしみじみと読ませる詩集だ。さまざまな死者をその生きざまもふくめてていねいに描きだしている。安定した力量を感じさせる。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*「日本詩人クラブ大阪講演レジュメ」を自分用のメモとあわせてEVERNOTEで準備をはじめる。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*大岡信論を書くために自分の書いた過去の大岡論を古い順から読み直し。「孤独な詩的転換装置――大岡信の詩の原理」(『現代詩読本・大岡信』思潮社、一九九二年に初出、のち『隠喩的思考』思潮社、一九九三年に収録)、「他者とのコミュニケーション――大岡信と連詩の問題」(『國文学』1994年8月号)、「見ることの廃絶――初期大岡信の詩法」(1995年12月脱稿の記録はあるが、初出不明)まで。残りは4本。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*イリプスの松尾さんからE-mailで『イリプスIIIrd』2号の詩「ネガティヴ・クリティック」の初校PDFとどく。~確認して訂正なしで返信E-mail。原稿出し忘れで遅くなってしまったもの。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。

日録2022/12/28(水)

掲載日:2022年12月29日

*仕事納め。
*夏目漱石『文芸の哲学的基礎』(講談社学術文庫) の「創作家の態度」のつづき~終り。瀬沼茂樹の「解説」も読み、読了。漱石はやはりきわめて散文的な意識の知識人であったことがわかる。詩をあまり評価しないのもそうした徹底した意識のひとであったからだろう。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*『αρχη』27号に目を通す。中原秀雪編集。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*『現代思想』1999年3月号のデリダ特集号、読みつぐ。デリダのインタビューのつづき。デリダはみずからを左翼であると何度も強調しているのがおもしろい。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。

日録2022/12/27(火)

掲載日:2022年12月28日

*萩原印刷より『独学の思想』初校、とどく。385ページ。~とりあえず中島浩さんにレターパックプラスで控えを送付。~ゲラのチェックと目次のノンブル入れ。まずは上村忠男さんに原稿の分をレターパックライトで送付。~さらに郵便局の引取りとあわせてもってきてくれたレターパックプラスでゲラも送付。上村さんにtel入れして連絡。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*萩原印刷・金子さん、来社。しばらく話。~5時半、いっしょに蔵吉家へ。途中で木村雅巳さんと合流し、忘年会と金子さんの送別会。、→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。

日録2022/12/26(月)

掲載日:2022年12月27日

*夏目漱石『文芸の哲学的基礎』(講談社学術文庫) の「創作家の態度」を途中まで読む。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*上村忠男さんより『季刊 未来』冬号が届いたこと、自分のエッセイのPDFを、と。~返信E-mailでPDFを送付。あす夕方に『独学の思想』初校がとどく予定を伝える。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。

日録2022/12/25(日)

掲載日:2022年12月26日

*夏目漱石『文芸の哲学的基礎』(講談社学術文庫) 読みはじめる。「この本によせて」(瀬沼茂樹)のあと、「文芸の哲学的基礎」を読む。この講演で漱石は、生命は意識の連続である、ということを力説し、そのために真、美、情(愛と徳義)そして壮健という四つの理想を挙げ、そのどれかのために努力するのが芸術だとしている。これは作家としての漱石の信条かもしれないが、詩の場合はことばが意識を超越する必要がある。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*きのう書いた「オイノロゴス23」を読みなおし、すこし加筆と修正をして「思考のポイエーシス」ブログにアップ。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*『魂根』12号に目を通す。谷元益男発行・編集。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*『橄欖』127号に目を通す。日原正彦編集・発行。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*『現代思想』1999年3月号のデリダ特集号、読みつぐ。鵜飼哲+高橋哲哉+増田一夫鼎談のつづき~終り。これは学びの多い鼎談だ。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*大岡信論を書くためにこれまで書いた大岡論を取り出してみると、掲載誌のわからない「見ることの廃絶――初期大岡信の詩法」(1995年12月脱稿)をふくめて7本あることがわかる。ひととおり読みなおしてから取り組むことに。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。

日録2022/12/24(土)

掲載日:2022年12月25日

*愛敬浩一『詩から遠く離れて』の未読分を拾い読む。石毛拓郞の長い「跋」と「あとがき」も。→「思考のポイエーシス・日録篇篇」「Facebook」。
*イリプス編集の松尾さんからE-mailで『イリプスIIIrd』2号の「言語隠喩論のたたかい――時評的に2」の初校PDFとどく。詩のほうはまだ。~事務所のプリンタで印刷し、読みなおし。ちょっと修正。元ファイルも修正。~松尾さんに修正ゲラのPDFを返送。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。~松尾さんからtelあり。詩の原稿を送ってなかったみたいなので、詩「ネガティヴ・クリティック」を急いでE-mailで送る。
*「オイノロゴス23」でアーサー・シモンズ『象徴主義の文学運動[完訳]』について6枚ほど書く。あす読みなおしてチェックのうえ「思考のポイエーシス」ブログにアップの予定。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*『現代詩手帖』12月年鑑号の拾い読み、つづける。~終り。アンケートとアンソロジー。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*『現代思想』1999年3月号のデリダ特集号、読みはじめる。鵜飼哲+高橋哲哉+増田一夫鼎談から。3人ともまだ若い。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。

日録2022/12/23(金)

掲載日:2022年12月24日

*萩原印刷より『政治的なものの概念』のスキャン結果とどく。~ゲラのチェック。奥付の修正。差替え原稿と赤字のPDFを萩原印刷・金子さんにE-mailで送付。~金子さんにtel。全体のゲラ戻しは27日に。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*アーサー・シモンズ『象徴主義の文学運動[完訳]』の「アルチュール・ランボー」「ジュール・ラフォルグ」「モーリス・メーテルランク」「結語」を読み、さらに「訳者解説」も読み、読了。期待したほどのものではなかったが、この本については日本近代詩と朔太郎論との関係で一節分を書く必要あり。あすにも「オイノロゴス」で書いてみるか。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。

日録2022/12/22(木)

掲載日:2022年12月23日

*アーサー・シモンズ『象徴主義の文学運動[完訳]』の「ステファヌ・マラルメ」「ポール・ヴェルレーヌ」「ジョリス=カルル・ユイスマンス」を読む。このあたりがこの本の核心部分だ。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*『平和の条件』のテキスト処理+通読+ファイル処理(傍注の移動処理、不必要と思える補訳の削除、など)のつづき。「序」のつづき~。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*『新・山形詩人』15号に目を通す。高橋英司発行。高橋はエッセイをちゃんと書くといいものを書けるひとだ。詩ももちろんいい。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。

日録2022/12/21(水)

掲載日:2022年12月22日

*『UP』12月号に目を通す。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*小島きみ子詩集『空と大地の眼で織られた布【テキスト】――愛と希望のmethod――』通読。「現代詩書き下ろし一詩篇による詩集」とあり、32ページの小詩集。〈わたし〉と〈かれ〉に母や子どもらしい娘のことばを織り込んだ連作。ひとの生い立ちから成長、死までをうたいこんでいるようだ。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*『平和の条件』のテキスト処理のつづき。「『平和の条件』_本文.txt」第一部、第二部、解説+訳者あとがきのデータを連結して一本化。本文の通読+ファイル処理(小活字化の一括処理、傍注の移動処理、不必要と思える補訳の削除、など)をはじめる。「覚え書き」~「序」の途中。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*アーサー・シモンズ『象徴主義の文学運動[完訳]』の「ヴィリエ・ド・リラダン」「レオン・クラデル」「エミール・ゾラ」を読む。マラルメ以下はこれから。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*『現代詩手帖』12月年鑑号の拾い読み、つづける。若手の批評に多少は見るべきものがあるが、基本的に詩学的方法論がないから明晰さが出てくるところまではいっていない。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。

日録2022/12/20(火)

掲載日:2022年12月21日

*萩原印刷・金子さん、来社。『季刊 未来』冬号100冊、持参。『独学の思想』の原稿渡し。27日には出校とのこと。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*アーサー・シモンズ『象徴主義の文学運動[完訳]』を読みつぐ。「ジェラール・ド・ネルヴァル」「テオフィル・ゴーチエ」「ギュスタヴ・フロベール」「シャルル・ボードレール」「ゴンクール兄弟」を読む。前半の多くは旧版にはなく新版で増補されたもので、象徴主義とは関係がうすいものも入っている。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*『平和の条件』のテキスト処理をはじめる。まず「凡例、序」を「『平和の条件』_本文.txt」と変更し、目次扉+目次~凡例~本扉~装幀者頁を設定。さらにエピグラフ+覚え書き+序のデータを連結。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*『現代詩手帖』12月年鑑号の拾い読み、つづける。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。

日録2022/12/19(月)

掲載日:2022年12月20日

*萩原印刷より『季刊 未来』冬号の一部抜きセット、とどく。~未來社ホームページで『季刊 未来』2023年冬号のページ情報をアップ。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*『独学の思想』仮ゲラの再チェック。挿入箇所の印刷と切り貼り。あとがきのテキスト処理と印刷して追加。傍注の仮ゲラ印刷。指定書も作成。紙版はあす渡すことにして、萩原印刷・金子さんに本文と傍注ファイルをE-mailで送付、入校。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*アーサー・シモンズ『象徴主義の文学運動[完訳]』いよいよ読みはじめる。「W・B・イェイツに」「序言」「オノレ・ド・バルザック」「プロスペル・メリメ」を読む。シモンズは「序言」の冒頭で《象徴への関わりがなければいかなる文学もありえない。事実、言語すらもありえないのである。言葉自体は象徴以外のなにものでもない。》(13ページ)と書いている。このあたりこの本が書かれた1899年ごろの〈象徴〉理解のパターンだ。だが、なぜバルザックからなのか。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*きのう書いた「オイノロゴス22」を読みなおす。誤植などあり、あとで修正して「思考のポイエーシス・日録篇」ブログにアップ。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*『PO』187号に目を通す。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*『現代詩手帖』12月年鑑号の拾い読み、つづける。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。

日録2022/12/18(日)

掲載日:2022年12月19日

*ひさしぶりに「オイノロゴス22」を書く。日夏耿之介『[増補改訂]明治大正詩史』(三分冊) の毒舌ぶり、辛辣な批判の引用集。すこし長くなる。あす読みなおしてから「思考のポイエーシス・日録篇」ブログに掲載予定。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*『独学の思想』のファイル修正のつづき。第十二章~第十九章まで一気にスミ。あとは「あとがき」のみ。これで20日に入校、年内に出校が可能となる。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。

日録2022/12/17(土)

掲載日:2022年12月18日

*日夏耿之介『[増補改訂]明治大正詩史』(三分冊) の巻ノ下の「外編 明治大正舊詩型の展開と新詩との聯關」の「第三章 俳句形式の近代的焦燥」第三節~第四節を読み、ついに本文、読了。さらに付録の「明治大正新詩書概表」も目を通す。1710点に及ぶ明治~大正期の詩書の一覧は価値がある。いずれにせよ三分冊1300頁の大冊は読み応えがありすぎて1か月余りを要した。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*『五月女素夫詩選集』の未読分、後記などを読む。若いときからの知り合いだが、最近はつきあいがなかった。詳しいことは今回で初めて知ったところもあるが、最後の詩集だというのは寂しいね。→「思考のポイエーシス・日録篇twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*『独学の思想』のファイル修正のつづき。第十章~第十一章、スミ。このあたり修正と追加が多くて手間どる。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。

日録2022/12/16(金)

掲載日:2022年12月17日

*日夏耿之介『[増補改訂]明治大正詩史』(三分冊) の巻ノ下の「外編 明治大正舊詩型の展開と新詩との聯關」の「第一章 漢詩の存在意義」第二節の第六項~第七項、「第二章 短歌と新詩との公會點」、「第三章 俳句形式の近代的焦燥」第一節~第二節を読む。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*『独学の思想』のファイル修正のつづき。第六章~第九章。これでようやく半分。第六章も修正と追加が多いので入校用仮ゲラを再印刷。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。

日録2022/12/15(木)

掲載日:2022年12月16日

*『独学の思想』のファイル修正のつづき。第五章2節~8節。この章は修正と追加が多く、入校用仮ゲラを再印刷。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*『思想』1999年2月号のジュヌヴィエーヴ・ロディス=レヴィス『デカルト伝』の書評(小泉義之)を読む。こんなのが出ていたとは気がつかなかった。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*日夏耿之介『[増補改訂]明治大正詩史』(三分冊) の巻ノ下の「外編 明治大正舊詩型の展開と新詩との聯關」の「第一章 漢詩の存在意義」の第二節の第二項~第五項を読む。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。

日録2022/12/14(水)

掲載日:2022年12月15日

*『独学の思想』のファイル修正のつづき。第二章~第五章1節。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*『現代詩手帖』12月年鑑号の拾い読み、はじめる。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*日夏耿之介『[増補改訂]明治大正詩史』(三分冊) の巻ノ下の「第五編 大正摂政時代」の「第三章 摂政時代詩の展開」の第四節~第五節、「第四章 明治大正の再結論」、「外編 明治大正舊詩型の展開と新詩との聯關」の「第一章 漢詩の存在意義」の第一節~第二節の第一項を読む。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。

日録2022/12/13(火)

掲載日:2022年12月14日

*WinSCPできのう張應衡さんから連絡のあったFTPサイトへのアクセス手順を確認し、再アクセス。ログインに成功。さっそく『信濃の民話』『言語隠喩論』のepub版データ、『岩手の民話』『宮本常一著作集1』『現代政治の思想と行動』のPDFデータを送付。全部で1GBぐらいあるか。~張さんにE-mailで連絡。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*『火片』212号に目を通す。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*『思想』1999年1月号の西郷信綱「『豊葦原水穂国』とは何か――その政治的・文化的な意味」を読む。〈葦〉は〈悪し〉に通ずるところからむかし葦原にあったのを〈吉原〉に言い換えたというのはおもしろい。天照大神は天上の神のみならず水田の神でもあったことを西郷は強調している。《葦と稲は同じ生態系にぞくするけれど、葦が未開の自然であり混沌であるのにたいし、稲は人の手の栽培になる文化であり秩序であるという対抗関係も同時にそこには存する。こうした二重性を「豊」という祝辞【ホギコト】でめでたく一語に織りなしたところに、「豊葦原水穂国」という語の独自性はある。》天皇制の虚構の成立まで論及した好論文。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*『独学の思想』の仮ゲラ赤字にもとづいてファイル修正をようやく始める。小見出しの追加も。とりあえず第一章、終わる。ちょうど上村忠男さんからE-mailで『季刊 未来』の「残照録4」の原稿とどく。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*日夏耿之介『[増補改訂]明治大正詩史』(三分冊) の巻ノ下の「第五編 大正摂政時代」の「第二章 大正初中期の残影」第五節、「第三章 摂政時代詩の展開」の第一節~第三節を読む。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。

日録2022/12/12(月)

掲載日:2022年12月13日

*笠井嗣夫『異和と痕跡 2004-2022』の関心の湧くところを拾い読む。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*萩原印刷・金子さんよりE-mailで『季刊 未来』冬号の白焼き全ページのPDFとどく。~ざっとチェック。修正は完璧。~金子さんにE-mailで校了の連絡。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*日夏耿之介『[増補改訂]明治大正詩史』(三分冊) の巻ノ下の「第四編 大正混沌詩壇」の「第二章 群小詩壇」の第三節、「第五編 大正摂政時代」の「第一章 民俗性の諸反省」~「第二章 大正初中期の残影」第一節~第四節を読む。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。

日録2022/12/11(日)

掲載日:2022年12月12日

*日夏耿之介『[増補改訂]明治大正詩史』(三分冊) の巻ノ下の「第四編 大正混沌詩壇」の「第二章 群小詩壇」の第二節第二項~第四項を読む。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*『思想』1998年12月号の佐々木力「『共産党宣言』の現代的位相」を読む。マルクス思想を現代において「環境社会主義」という局面で受け継ごうとする主張。佐々木が生きていたら、いまのロシアをどう思うだろうか。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。

日録2022/12/10(土)

掲載日:2022年12月11日

*『現代思想』1998年11月号(サイエンス・ウォーズ特集号)の残りを読む。アラン・ソーカルのいわくつき論文のつづき、など。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*日夏耿之介『[増補改訂]明治大正詩史』(三分冊) の巻ノ下、読みはじめる。「第四編 大正混沌詩壇」の「第二章 群小詩壇」の第一節第一項~第五項、第二節第一項を読む。ようやく大正期に入ってきた。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*『櫻尺』46号に目を通す。最近送られてこなくなったのでひさしぶりに見る詩誌。神尾和寿が送ってくれた。神尾が力作の高橋新吉論を書いている。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*『流通科学大学論集――人間・社会・自然編』第35巻第1号抜刷で神尾和寿の西田幾多郎論を読む。神尾の西田哲学への傾倒は相当なものだ。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。

日録2022/12/9(金)

掲載日:2022年12月10日

*田中裕子詩集『五月の展望台から』通読。『タルタ』同人。二部に分かれ、前半は日々遭遇する自然との交流、後半は父母もふくめた人間界のさまざまな関係性に触れている。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*湯浅博雄さんにtel。おりかえしtelあり。『季刊 未来』冬号の「〈探究の試み〉の断念へ、そして〈書くこと〉の断念へ――ランボー『言葉の錬金術』の詩学を探究するために19」の校正の確認。~萩原印刷・金子さんに赤字ゲラのPDFを送付。これですべて終わる。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*ひさしぶりにkinoppyを起動し、電子書籍版をDropbox経由でインポートし、動作確認。「[新版]日本の民話」シリーズの『信濃の民話』、関東地方篇、『言語隠喩論』のEpub版。さらに『岩手の民話』『宮本常一著作集1』『現代政治の思想と行動』のPDF版の確認。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*『現代思想』1998年11月号(サイエンス・ウォーズ特集号)のつづきを読む。金森修、アラン・ソーカルのいわくつきの論文など。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。

日録2022/12/8(木)

掲載日:2022年12月9日

*八重洋一郎さんからFAXで『季刊 未来』冬号の初校ゲラ校正7ページ目まで届いている。~最後の2ページをFAX&tel。こんどはちゃんと届いていて、校正中とのこと。~のち、最終ページのFAXあり。~赤字の転記。telして確認。責了に。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*萩原印刷・金子さんからE-mailで『季刊 未来』冬号の目次、巻末広告修正、出た本ページ、執筆者紹介+編集後記ページの初校、上村忠男「残照録2 ひとりの橋川ファンの読書ノート」再校、野沢啓「詩的原理論の再構築――萩原朔太郎と吉本隆明の所論を超えて」再校のPDFとどく。すべて印刷してチェック。責了に。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*萩原印刷・金子さんよりtel。確認事項3つほど。『季刊 未来』用の振込み用紙は残りを使い切ることに。冬号の広告ページの入校の件。~水谷君にtelして振込み用紙を萩原印刷に送るように伝える。~高橋君にtelして、広告データの解凍と社内LANに入れてもらう件を依頼。~高橋君よりデータを社内LANに入れてくれた由。~データを取り出して印刷。ファイルを圧縮してギガファイル便で萩原印刷・金子さんにE-mailで知らせる。~さらに八重さん、野沢啓の赤字部分とともに広告の印刷に指定を入れて萩原印刷・金子さんにE-mailで送付。
*後藤光治詩集『記憶の杜』通読。〈海辺の 鄙びた村で育った少年は/海の光に包まれて/水平線のその奥に/遙かな世界を夢見ていた/夜になると/潮騒が 家々を包み/恐ろしい程の 星の瞬く村だった〉(「山の少女」)後藤はこうした村に少年時代を送った。前詩集『吹毛井』もそうだったが、生地に密着しそこでの生を丹念に見つめなおすなかから今回もすぐれた記憶の村が再創出された。ひとびとの生死にまつわるさまざまな記憶をたどることはときにつらいものがあるが、いまの妻との出会いをうたった「山の少女」はそうしたなかにあってなぜかホッとさせる愛情にあふれている。〈今 写真を見つめて/僕の手を引くと/少女の手も 僅かにうごく/そして すっかり年老いた妻の顔に/少女の表情【かお】が/宿る〉(末尾)たしかな抒情性が安定した技術に裏打ちされてひとが生きることの力をおのずと生み出している。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*『現代思想』1998年11月号(サイエンス・ウォーズ特集号)の対談のつづき、ほかを読む。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*日夏耿之介『[増補改訂]明治大正詩史』(三分冊) の巻ノ中の「第四編 大正混沌詩壇」の「第一章 過渡的衰廃」の第四節第三項~第四項、第五節第一項~第六項を読み、読了。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。

日録2022/12/7(水)

掲載日:2022年12月8日

*折原浩さんに『マックス・ヴェーバー研究総括』書評掲載の『週刊読書人』12月2日号をメッセージを付けて送付。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*きのう書いた『季刊 未来』冬号の編集後記を印刷して読みなおし。訂正するところがないのでPDF化。~萩原印刷・金子さんにE-mailで原稿とPDFを送付、入校。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*『阿字』151号のつづきを読む。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*今垣知沙子さんよりE-mailで『季刊 未来』冬号の表紙の修正版とどく。~印刷して確認。これで送ってほしいと伝える。~のち、入校用のデータのダウンロード指定のE-mailがとどく。~萩原印刷・金子さんに転送。
*夜、萩原印刷・金子さんよりE-mailで『季刊 未来』冬号の八重洋一郎さん、湯浅博雄さんの初校PDFとどく。~さっそく印刷して、八重さんにtel&FAX。ただし最後の1枚が紙詰まりになる由。あす朝もういちどFAXしてみることに。湯浅さんにはE-mail添付で送付。6行分のパンクの処理をたのむ。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*日夏耿之介『[増補改訂]明治大正詩史』(三分冊) の巻ノ中の「第四編 大正混沌詩壇」の「第一章 過渡的衰廃」の第二節~第四節第二項を読む。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*『現代思想』1998年11月号(サイエンス・ウォーズ特集号)を読みはじめる。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。

日録2022/12/6(火)

掲載日:2022年12月7日

*おととい入力した『季刊 未来』冬号の八重洋一郎連載一回目「第一章 歴史の底へ降りていく」の仮ゲラ印刷と読みなおし、指定の追加と誤植訂正。仮ゲラのPDF化。~萩原印刷・金子さんにtel。復帰した由。いろいろ進行打合せ。八重洋一郎さんの原稿と仮ゲラPDFをE-mailで送付、入校。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。~八重さんにtel。あさってゲラが出るので、FAXで校正してもらうしかないことに。
*『季刊 未来』冬号の湯浅博雄さん原稿「〈探究の試み〉の断念へ、そして〈書くこと〉の断念へ――ランボー『言葉の錬金術』の詩学を探究するために19」を印刷。通読しながら、きのうざっとテキスト処理しておいたデータのファイルの追加修正。仮ゲラ印刷と追加指定をしてPDF化。萩原印刷・金子さんに原稿と仮ゲラPDFをE-mailで送付、入校。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*『天国飲屋』2号に目を通す。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*『季刊 未来』冬号の目次、作成&印刷。~萩原印刷・金子さんにE-mailで送付、入校。これにともない、野沢啓「詩的原理論の再構築――萩原朔太郎と吉本隆明の所論を超えて」を4ページ分を次号送りとして15ページに短縮。余った部分に来年2月の日本詩人クラブ大阪例会での講演予告を入れる。~金子さんにE-mail添付で修正ゲラのPDFを送付。再校へ。上村忠男「残照録2」も再校へ。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*『季刊 未来』冬号の広告ページの修正、刊行書・書評紹介ページの原稿を作成&印刷し、原稿とPDFを萩原印刷・金子さんにE-mail添付で送付。残るは編集後記のみ。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*今垣知沙子さんよりE-mailで『季刊 未来』冬号の表紙案とどく。キャッチが次号送りにした部分だったので差替え、『沖縄戦後世代の精神史』を表4に入れるのを忘れていたので、急遽、追加して返信E-mailで送付。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*『季刊 未来』冬号の「編集後記」を書く。31字×43行。あす入校の予定。これですべての原稿はスミ。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*大岡信『拝啓 漱石先生』のIIIの「漱石の俳句」のつづき~終り、「『則天去私』と漢詩の実景」「漱石の漢詩の世界(中村真一郎との対談)」、さらに年譜と「あとがき」も読み、読了。漱石理解に役に立った。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。

日録2022/12/5(月)

掲載日:2022年12月6日

*きょうは出社せず。
*きのうの夜中、湯浅博雄さんよりE-mailで『季刊 未来』冬号の原稿「〈探究の試み〉の断念へ、そして〈書くこと〉の断念へ――ランボー『言葉の錬金術』の詩学を探究するために19」とどく。~おおまかなテキスト処理(大中の見出し、ルビ・傍点処理など)。あとは原稿を印刷して通読しながら追加ファイル処理をして入校へ。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*上村忠男さんよりE-mailで『みすず』読書アンケート特集号の原稿PDFとどく。『独学の思想』は来年早めに出してほしいとのこと。
*大岡信『拝啓 漱石先生』のIIIの「『坊つちやん』の読み方」のつづき~終り、「俳人漱石」を読む。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*『多島海』42号に目を通す。江口節編集。「詩の言葉を考える」という江口のエッセイに期待。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*テレビでサッカー・ワールドカップ、決勝トーナメント初戦、日本対クロアチア戦を観戦。延長戦で1対1、PK戦で敗戦。

日録2022/12/4(日)

掲載日:2022年12月5日

*日夏耿之介『[増補改訂]明治大正詩史』(三分冊) の巻ノ中の「第三編 象徴詩潮」の「第二章 享樂頽唐詩體」の第三節、第四節第一項~第三項、第五節、「第四編 大正混沌詩壇」の「第一章 過渡的衰廃」の第一節を読む。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*『季刊 未来』冬号の八重洋一郎連載一回目「第一章 歴史の底へ降りていく」の入力。『季刊 未来』の形式で9ページちょっとあることがわかる。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*大岡信『拝啓 漱石先生』のIIIの「漱石と私」「『坊つちやん』の読み方」の途中まで読む。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。

日録2022/12/3(土)

掲載日:2022年12月4日

*相沢正一郎詩集『テーブルのあしを洗っている葡萄酒色の海が……』通読。相沢は一貫して引用をモチーフにしてことばを散文的に緻密に織り上げていく。そこにさりげない詩情をかませていくのが持ち味で読ませる。ただその書き方がパターン化しているところが、やや退屈になるところもある。ことばとことばのあいだに詩的な驚きがあまりないからだろう。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49「Facebook」。
*大岡信『拝啓 漱石先生』のII「漱石と『則天去私』」の六節のつづき~七節。II部、終り。このおそるべき卒業論文を読んだ教師はほんとに驚いただろう。並みの漱石論をはるかに凌駕している。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。

日録2022/12/2(金)

掲載日:2022年12月3日

*『現代短歌』92号に目を通す。長田典子さんが送ってくれた。ウクライナ特集。藤井貞和さんも書いている。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*日本詩人クラブ担当者の神田さよさんからE-mailで来年2月11日(土)の日本詩人クラブ例会IN大阪での講演のレジュメを1月25日ぐらいまでに送ってほしいとのこと。みんな楽しみにしているとのこと。ほんとかな。ホテル京阪天満橋駅前を2泊分予約してくれてあるとのこと。~返信E-mailでお礼と『季刊 未来』冬号で書いた「詩的原理論の再構築――萩原朔太郎と吉本隆明の所論を超えて」のこと、このテーマで数回書くうちのひとつになるかもしれないこと、冬号を会場配布用に先に送っておくことなども。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*大岡信『拝啓 漱石先生』のII「漱石と『則天去私』」の六節のつづき~。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。

日録2022/12/1(木)

掲載日:2022年12月2日

*『図書』12月号に目を通す。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*未來社ホームページに『沖縄戦後世代の精神史』を挙げていなかったので、トップページにいきなりアップ。これに関連して注目の本、好評既刊を繰下げ。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。~仲里効さんにtel。おりかえしtelあり。見本を送ったこと、『越境広場』11号の感想いろいろ。
*『gaga』24号に目を通す。戸谷崗発行。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*大岡信『拝啓 漱石先生』のII「漱石と『則天去私』」の五節のつづき~六節の途中。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*日夏耿之介『[増補改訂]明治大正詩史』(三分冊) の巻ノ中の「第三編 象徴詩潮」の「第二章 享樂頽唐詩體」の第二節第一項~第三項を読む。《露風は文才ある少年から丹念な青年となり、やがてひがみ根性の老人のやうな壮者となつてその詩的生涯を閉ぢた。……白秋の多言は、精一杯のあれだけの内容に表はれてゐるが、露風のは何かまだあるらしく思はせて實は何もない。奥行きのない詩作の點で白、露同等であるに係らず、露風が何か含蓄に富んでゐるかの如く思惟されたのは、彼が抒情を理路と交へ、感情のお壺口をして、赤裸になつて見せなかつたからであるにすぎない。》(278頁)→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*夜中の4時からテレビでサッカー・ワールドカップ一次予選、日本対スペイン戦を観戦。なんと日本がまたも逆転勝ちでグループ首位で決勝トーナメントに進出。