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西谷社長日録

日録2017年8月

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日録2017/8/21(月)

掲載日:2017年8月22日

*柄谷行人『世界史の構造』(岩波現代文庫) の「第三部 近代世界システム」の「第一章 近代国家」の2節~5節。この章、終り。《議会制民主主義とは、実質的に、官僚あるいはそれに類する者たちが立案したことを、国民が自分で決めたかのように思い込ませる、手の込んだ手続きである。》(274ページ)まったくその通りである。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*8時50分、杏林大学医学部附属病院へ。眼圧検査、視力検査のあと、廣田医師による診察。とくに変化なし。目薬の処方をしてもらい、ミネ薬局で目薬を購入。~11時半、出社。
*『ホモ・コントリビューエンス』の原稿通読、つづける。ランドル・ショート「キリスト教の貢献心」の途中まで読む。→「読み書き日録」「twitter.com/miraishajp」。
*みずほeビジネスサイトにアクセス。きょうの入出金を確認。きょう付けで取引先に振込み。~東京都民銀行ビジネスダイレクトにアクセス。きょうの出金(長期借入金返済)を確認&印刷。~東京都民銀行インターネットバンキングにアクセス。取引先に振込み。~三菱東京UFJダイレクトにアクセス。取引先に振込み。
*ACELINK Navi記帳くんで振替伝票の起票&印刷。長期借入金返済、小口売掛金入金、著者買上げ。
*きのうのアマゾンで「[新版]日本の民話」シリーズが4冊売れ(累計638冊)、ほかにポパー『開かれた社会とその敵』が2冊、など。
*4月~6月の経理データ処理はじめる。横山さんが作ってくれた「新刊・重版データ.xls」のチェックと印刷。印税買上げ分を追加して「印税・買上げ一覧.xls」「印税総元帳.xls」を更新。「月別発生印税明細.ods」を作成&印刷。残りはあす。
*加藤尚武さんにtel。E-mailを転送した野家啓一さんの推薦文はまだ見ていなかった。これから見る由。大井玄さんからまだ返事がないので、催促してもらう。著作集収録分の取捨選択未検討分もこれからやってくれるとのこと。
*きのう新井高子さんから届いた『東北おんば訳 石川啄木のうた』の記事を印刷。「季刊 未来」秋号に転載できるか。~新井さんにtel。おりかえしtelあり。いちおう読んだうえで掲載を考えることに。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。~新井さんからE-mail。修正があり、訂正版とどく。
*蛭田恵実さんより『東北おんば訳 石川啄木のうた』のカバー修正案、表紙修正案などE-mailでとどく。レタリング的なタッチを使っている。新井高子さんが言うほど前衛的ではないようだが。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。~蛭田さんにお礼の返信E-mail。未來社ロゴはとくにない旨を伝える。編者略歴、奥付、広告ページの制作の件で問合せ。
*萩原印刷の中山君よりE-mailで「民話71~75巻」(初校)EPUBのデータをFTPにアップしたとの連絡。
*アンドレ・ブルトン/ポール・エリュアール『処女懐胎』読みはじめる。初期シュールレアリスムの記念碑的散文作品。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*イマニュエル・カント『道徳形而上学原論』(岩波文庫) 第三章「道徳形而上学から純粋実践理性批判への移り行き」のつづき~終り。これで読了。《理性は、行為の格律の普遍妥当性が意志の十分な規定根拠であるときだけ、この行為に直接の関心をもつ、そしてかかる関心だけが純粋な関心である。》(170ページ)要するに、みずからにおいて必然性のある関心が純粋な関心だということか。《我々は、なるほど道徳的命法の実践的な無条件的必然性を理解できないにせよ、しかしこのこの命法はもともと_¨理解できないもの¨_であるということを理解するのである。そしてこれが、道徳の原理に関して人間理性の限界を究めようとする哲学に対して、公正に要求せられ得るすべてである。》(177ページ)カントはこの論をこうしたかたちで締めくくるのだが、カントさん、すこしずるくないかい。最後はわからなくなったと言って問題を投げ出している。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。

日録2017/8/20(日)

掲載日:2017年8月21日

*新井高子さんよりE-mailで『東北おんば訳 石川啄木のうた』訳協力者のライフヒストリーについての原稿とどく。
*『石川啄木全集 第二巻 詩集』岩城之徳の解題のつづき~終り。英詩をのぞき、いちおう完読。啄木やはり侮れず。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*きのうのジュンク堂で中島吉弘『梯明秀の物質哲学――全自然史の思想と戦時下抵抗の研究』が今月4冊目売れ(累計8冊)、『中国山地 過疎50年』が2冊目(累計102冊)、『京都の民話』が1冊(「[新版]日本の民話」シリーズ累計1773冊)、ほかに[私の日本地図]シリーズが3冊、など。アマゾンで『伊豆の民話』が1冊(「[新版]日本の民話」シリーズ累計634冊)、ほかにシュミット『政治的なものの概念』が2冊、など。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*加藤尚武著作集第1巻の単行本未収録論文「ヘーゲル」の仮ゲラ印刷+通読+ファイル修正をつづける。「2 社会と国家」の途中~「3 自己展開する論理」の途中。21ページ分、スミ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*Jacques Derrida: De la Grammatologie の第1部/第2章/Le dehors est× le dedans(estの上にバッテン)のつづき。→「読み書き日録」。
*イマニュエル・カント『道徳形而上学原論』(岩波文庫) pp. 150-168. 第三章「道徳形而上学から純粋実践理性批判への移り行き」のつづき。→「読み書き日録」。
*テレビで韓流ドラマ「オクニョ」第20回を見る。
*柄谷行人『世界史の構造』(岩波現代文庫) の「第三部 近代世界システム」の「序論 世界=帝国と世界=経済」のつづき~「第一章 近代国家」の1節まで。→「読み書き日録」。
*野家啓一さんよりE-mailで加藤尚武著作集内容見本の推薦文原稿「倫理学のパラダイム転換」とどく。~内容を確認してお礼の返信E-mail。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。

日録2017/8/19(土)

掲載日:2017年8月20日

*『石川啄木全集 第二巻 詩集』の小田切秀雄の解説のつづき~終り。処女詩集『あこがれ』と晩年の〈呼子と口笛〉の評価について、など。つづいて岩城之徳の解題の途中まで。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*柄谷行人『世界史の構造』(岩波現代文庫) の「第二部 世界=帝国」の「第四章 普遍宗教」の5節~8節。第二部、読了。さらに「第三部 近代世界システム」の「序論 世界=帝国と世界=経済」の途中まで。《ユダヤ教は民族の宗教ではなく、個々人が形成する教団として生まれた。……国家を無くしたユダヤ人は、モーセの神を信じる集団として新たに組織されたのだ。それが新たなユダヤ民族となった。つまり、ユダヤ教はユダヤ民族が選んだ宗教ではなく、逆に、ユダヤ教がユダヤ民族を創り出したのである。》(229ページ)これはよく言われることで、ユダヤ民族という固有の民族は存在しないらしい。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*きのうのアマゾンでジャック・デリダ『嘘の歴史 序説』が今月4冊目売れ(累計126冊)、木村友祐『イサの氾濫』が9冊目(累計616冊)、『伊豆の民話』が1冊(「[新版]日本の民話」シリーズ累計633冊)、など。
*5時半、西荻窪駅前の“こけし屋”本館での粟津則雄さんの卒寿のお祝いの会へ。15人ぐらいの会。雷雨に伴う交通事情で粟津さんが遅れて来る。粟津さん、小田康之、出本喬巳、山口眞理子、野村喜和夫、池井昌樹、の各氏と挨拶。それぞれがスピーチ。8時半ごろまで。~終了後、近くで野村、小田、出本の各氏らと呑む。野村君の近著の話題から隠喩論をめぐる話など。

日録2017/8/18(金)

掲載日:2017年8月19日

*イマニュエル・カント『道徳形而上学原論』(岩波文庫) の第二章「通俗的な道徳哲学から道徳形而上学への移り行き」のつづき~第二章の終り。意思の最高の法則とは、《君の格律はいついかなる場合でも同時に法則として普遍性をもち得るような格律に従って行為せよ》であり、それはつぎのように言い換えられる――《君の格律が自分自身を対象〔目的〕とする場合に、その対象が同時に自然法則と見なされ得るような格律に従って行為せよ》(122ページ、全文傍点付き)となる。まことに厳格だ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*新井高子さんにtel(留守電)。『東北おんば訳 石川啄木のうた』の校正ゲラが出てこないことでどうなっているか調べてもらいたいと伝える。~のち、新井さんからtelあり。きのう、ゲラが送ってきていたとのこと。3-4日で見てもらい、校正を送ってもらうことに。とにかく急ぐこと。装幀案もきているらしいが、直してもらいたいところがある由。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。~のち、新井さんからtel。未來社のロゴマークをほしいとのことで、榎本了壱さんにE-mail添付で送る。
*みずほeビジネスサイトにアクセス。21日用資金振替。都民当座用、都民振込み用、三菱東京UFJ銀行振込み用を振替。~それぞれ入金を確認。あとは21日に振込み11件(都民2、みずほ4、三菱5)を残すのみ。
*きのうのジュンク堂で木村友祐『イサの氾濫』が今月1冊目売れ(累計199冊)、『奈良の民話』が1冊(「[新版]日本の民話」シリーズ累計1772冊)、ほかに[私の日本地図]シリーズが2冊、『シランフーナー(知らんふり)の暴力──知念ウシ政治発言集』など。アマゾンで『中国山地 過疎50年』が3冊目(累計174冊)、ほかにシュミット『政治的なものの概念』が2冊、など。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*『ホモ・コントリビューエンス』の原稿通読、つづける。関根清三「『貢献心』は本能か?――オペラに基づく批判的考察」のつづき~終り。いったん著者に戻す必要あり。天野さんから送ってもらう。→「読み書き日録」「twitter.com/miraishajp」。
*中国の三聯書店から『琉球共和社会憲法の潜勢力――群島・アジア・越境の思想』の中国語版権契約書捺印ずみのものとどく。これで契約が確定。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*売上げ伝票のチェック。7月27日~8月16日分。「月別売上げ台帳.xls」7月最終版、8月最新版、作成&印刷。
*共同通信の金子さんからtel。仲宗根勇さんの記事の件。仲宗根憲法私案本はどうなったかの話も。
*加藤尚武著作集第1巻の単行本未収録論文「ヘーゲル」の仮ゲラ印刷+通読+ファイル修正をつづける。「2 社会と国家」7ページ分、スミ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*『さよなら鮎川信夫 (特装版・現代詩読本)』で代表詩63篇の読み直しのつづき~了。読み直してみると、記憶に残っているものとそうでないものとが歴然としてあることがわかった。正直に言って、鮎川信夫の詩はうまくはない。隠喩的と批判的にみなされる技法も戦後初期のものに限られると言ってよい。従来の鮎川批判がいかに無検証的であったかを論証する必要あり。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*柄谷行人『世界史の構造』(岩波現代文庫) の「第二部 世界=帝国」の「第四章 普遍宗教」の2節~4節。《貨幣経済は個人を共同体の拘束から解放し、帝国=コスモポリスの人民とするだけではない。その「急進的平等主義」は、共同体にあった平等主義、いいかえれば、互酬的な経済と倫理を破壊してしまう。つまり、それは貧富の格差をもたらすのである。》(216ページ)→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*『石川啄木全集 第二巻 詩集』の小田切秀雄の解説の途中まで。《かれ〔啄木〕のように、短い生涯のあいだに全人間的な飛躍を幾たびも行ないうるためには、既成の自己へのかしゃくのない対決が、そのつど、どうしても不可欠だったのである。》(477ページ)→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。

日録2017/8/17(木)

掲載日:2017年8月18日

*加藤尚武さんよりE-mailで『ホモ・コントリビューエンス』のランドル・ショート論文「キリスト教の貢献心」の原稿とどく。~印刷して天野さんに渡す。→「twitter.com/miraishajp」。
*『ホモ・コントリビューエンス』の原稿通読、つづける。関根清三「『貢献心』は本能か?――オペラに基づく批判的考察」の途中まで読む。→「読み書き日録」「twitter.com/miraishajp」。
*ACELINK Navi記帳くんで振替伝票の起票&印刷。住民税、取次入金、健康保険、通信費、水道光熱費、21日と月末振込み分、資金振替、ほか。出納帳(現金、振替貯金)に記帳。
*萩原印刷・中山君よりtel。『東北おんば訳 石川啄木のうた』の音源のQRコードのファイル名の件。「miraisha.co.jp/touhokuonbayaku_takuboku/のあとに音源ファイル名」とする。
*佐々木力さんよりきのうE-mailで届いた「季刊 未来」秋号の原稿「ニーダム難題に挑む――中国論・論中国・On China 11」の印刷原稿と写真とどく。
*Tファクトリーの平井さんより『新宿八犬伝・完本』の残部169部をE-mail内容で確認。上演料代行分の請求書も。『新宿八犬伝・完本』の送料を引かせてもらう予定。~あとで来社した宮川君にコピーをとらせて送ってもらうことに。
*未來社流通センターより宮川君、来社。4日~16日の売上げ伝票、持参。
*編集会議+全体会議。4時~5時すぎ。
*「みずほ当座残高表.xls」最新版、作成&印刷。「資金振替.ods」8月版も作成&印刷。
*春秋社の人文会担当からE-mailで「人文会ニュース128号」の「編集者が語る」原稿依頼。
*村野美優詩集『むくげの手紙』通読。〈わたしもしずくだった/どこからか遠く ここへ落ちてきた〉(「雨の感覚【サンサシオン】」)――さりげない筆致で日々の滴を丹念に拾うこの詩人にしてはすこし淡泊な詩が多かったかも。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*Jacques Derrida: De la Grammatologie の第1部/第2章/Le dehors est× le dedans(estの上にバッテン)のつづき。《われわれが努めようとするのは、われわれが必然的に借用してきた古典的言説からこのふたつの概念〔シニフィアンとシニフィエ〕をゆっくりともぎ離そうとすることになろう。》(p. 68、拙訳)→「読み書き日録」。

日録2017/8/16(水)

掲載日:2017年8月17日

*イマニュエル・カント『道徳形而上学原論』(岩波文庫) の第二章「通俗的な道徳哲学から道徳形而上学への移り行き」のつづき。意志を規定する実践的命法――《君自身の人格ならびに他のすべての人の人格に例外なく存するところの人間性を、いつでもまたいかなる場合にも同等に目的として使用し決して単なる手段として使用してはならない。》(103ページ)→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*加藤尚武著作集第1巻の単行本未収録論文「ヘーゲル論理学の形成と変容」の最終仮ゲラ印刷23ページ。つづけて「ヘーゲル」の仮ゲラ印刷+通読+ファイル修正をはじめる。「1 生命という構造」12ページ分、スミ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。~加藤さんにtel、のち行く。仮ゲラ通読分などを届けに寄る。
*萩原印刷の中山君にE-mailで『東北おんば訳 石川啄木のうた』の音源を送付。~のち、届いていないことがわかり、重すぎるらしいので、3回にわけて送り直し。~音声データの確認。QRコードの準備もしておいてもらう。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*『ホモ・コントリビューエンス』の原稿通読、つづける。宮坂純一「貢献意欲、インセンティブそしてビジネスエシックス」読む。このまま入校へ。天野さんに渡す。→「読み書き日録」「twitter.com/miraishajp」。~天野さんにここまでの原稿一覧を作成してもらう。「『ホモ・コントリビューエンス』収録予定論文一覧.xls」としてデータに情報追加。~ホモコントリビューエンス研究所の菊池さんにE-11ail添付で送付。
*みずほeビジネスサイトにアクセス。きょうまでの入出金を確認&印刷。取次入金ほか。
*きのうのジュンク堂で「[新版]日本の民話」シリーズが3冊(累計1771冊)、など。アマゾンでハーバーマス『公共性の構造転換』が2冊、など。
*ビデオで韓流ドラマ「オクニョ」第19回を見る。
*『さよなら鮎川信夫 (特装版・現代詩読本)』で代表詩63篇の読み直しのつづき。→「読み書き日録」。
*佐々木力さんよりE-mailで高木仁三郎文撰の候補作全14点のファイルをファイル宅配便で送ってくる。~ダウンロード。さらにE-mail2便で「中国論11」原稿のファイル、写真など。すべてダウンロード。~佐々木さんに返信E-mailですべて受取りのお礼。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。

日録2017/8/15(火=社休日)

掲載日:2017年8月16日

*『ホモ・コントリビューエンス』の原稿通読、つづける。小林朋道「動物行動学から見た人間の貢献心」、大谷卓史「匿名的コミュニケーション環境での協力行動――ウィキペディアとパソコン遠隔操作事件」読む。→「読み書き日録」「twitter.com/miraishajp」。
*柄谷行人『世界史の構造』(岩波現代文庫) の「第二部 世界=帝国」の「第三章 世界帝国」の2節~3節。《彼〔ソクラテス〕はプラトンがいう哲学者=王とは無縁であった。ソクラテスを受け継いだ弟子は、プラトンではなく、むしろ犬儒派ディオゲネスに代表される外国人らであった。そして、後者は、ポリスが滅んだのちのコスモポリスにふさわしい哲学をもたらしたのである。》(188ページ)《外に対しては帝国主義的収奪、内に対しては民主主義と福祉政策というのが、アテネの民主主義であり、それゆえ、今日の国家の範例たりうるのである。》(189ページ)柄谷はアテネやスパルタではなく、イオニア諸都市にあった〈イソノミア〉という、部族やポリスを超えた世界に成立する原理を評価する。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*きのうのジュンク堂で仲宗根勇・仲里効編『沖縄思想のラディックス』が今月2冊目売れ(累計45冊)、「[新版]日本の民話」シリーズが4冊(累計1768冊)、など。アマゾンでマーク・マゾワー『暗黒の大陸――ヨーロッパの20世紀』が1冊目(累計188冊)、ほかに川満信一・仲里効編『琉球共和社会憲法の潜勢力――群島・アジア・越境の思想』、沖縄写真家シリーズ〈琉球烈像〉が5冊、ポパー『開かれた社会とその敵』が3冊、アガンベン『例外状態』が2冊、[私の日本地図]シリーズが2冊、シュミット本が2冊、など。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*Jacques Derrida: De la Grammatologie 第1部/第2章/Le dehors et le dedansのつづき~終り。《ソシュールがあからさまにエクリチュールについてはもはや取り扱わず、この問題についてはカッコを閉じたと信じたまさにそのときに、かれはグラマトロジー一般の領野を解放したのである。》(p. 64、拙訳)→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。

日録2017/8/14(月=社休日)

掲載日:2017年8月15日

*『ホモ・コントリビューエンス』の原稿通読、つづける。塩尻和子「イスラーム倫理思想における利他心」の(4)~終り。→「読み書き日録」「twitter.com/miraishajp」。
*加藤尚武著作集第1巻の単行本未収録論文「ヘーゲル」のテキスト処理(小活字化、ルビ、注のタグ付け)のつづき~終り。これで仮ゲラ印刷+通読の準備が終わる。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*イマニュエル・カント『道徳形而上学原論』(岩波文庫) の第二章「通俗的な道徳哲学から道徳形而上学への移り行き」のつづき~。《格律は、主観がそれに従って_¨行為する¨_ところの原則にほかならない。これに反して法則は、すべての理性的存在者に例外なく妥当する客観的原理であり、また主観が_¨行為¨_にさいして則るべき原則すなわち命法である。》(85ページ)ここから唯一の定言的命法としてつぎの命題が導かれる。《君は、君の格律が普遍的法則となることを、当の格律によって同時に欲し得るような格律に従ってのみ行為せよ。》(85ページ、すべて傍点)となり、さらにそこから「義務の普遍的命法」とは《君の行為の格律が君の意志によって、あたかも普遍的自然法則となるかのように行為せよ。》(86ページ、すべて傍点)という定式が得られる。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*柄谷行人『世界史の構造』(岩波現代文庫) の「第二部 世界=帝国」の「第二章 世界貨幣」の6節、「第三章 世界帝国」の1節。《ロシアや中国における社会主義革命は、世界=経済(世界資本主義)の中で、それを拒否する世界システム(非利得的な交換にもとづく経済圏)を確立させた。》(517ページの注)→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*きのうのジュンク堂で中島吉弘『梯明秀の物質哲学――全自然史の思想と戦時下抵抗の研究』が今月2冊目売れ(累計6冊)、「[新版]日本の民話」シリーズが7冊(累計1764冊)、ほかに[私の日本地図]シリーズが2冊、仲里効『眼は巡歴する――沖縄とまなざしのポリティーク』など。アマゾンでジャック・デリダ『嘘の歴史 序説』が3冊目(累計125冊)、『信と知――たんなる理性の限界における「宗教」の二源泉』が2冊目(累計94冊)、『中国山地 過疎50年』が2冊目(累計173冊)、『Hiromi Nagakura 長倉洋海写真集』が1冊目(累計22冊)、『越後の民話 第一集』が1冊(「[新版]日本の民話」シリーズ累計631冊)、ほかにポパー『開かれた社会とその敵』が3冊、丸山眞男『[新版]現代政治の思想と行動』が2冊、など。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。

日録2017/8/13(日)

掲載日:2017年8月14日

*イマニュエル・カント『道徳形而上学原論』(岩波文庫) の第二章「通俗的な道徳哲学から道徳形而上学への移り行き」のつづき~。《客観的原理の表象は、その原理が意志にとって強制的である限り、命令(理性の)と呼ばれる、そしてかかる命令の方式が_¨命法¨_〔Imperativ〕である。》(65-66ページ)《もし行為が何か_¨或る別のものを得るための¨_手段としてのみ善であるならば、その命法は_¨仮言的¨_〔hypothetischer〕である。ところでもし行為がそれ自体善であるとして提示されるならば、すなわちそれ自体理性に従うような意志において必然的であるとして――要するにかかる意志の原理として提示されるならば、その命法は_¨定言的¨_〔kategorischer=断言的〕である。》(69-70ページ)《定言的命法は、いかなる条件によっても制限されない、そして実践的-必然的ではあるが、しかしまた絶対的-必然的であるから、これこそ本来の命令と呼ばれてよい。》(75ページ)このあたりはカント的語法がよくわかる。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*根津真介詩集『不無非未』通読。〈無〉を主語として延々と展開される変奏曲。ときに哲学的に、ときに無をいたぶるように(「無が無を釣っている状態を太公望というらしい」「無は後ろ指をさされたくてたまらない」)。おもしろいが、やや単調なのが惜しい。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*きのうのジュンク堂で『中国山地 過疎50年』が今月1冊目売れ(累計101冊)、ジャック・ラングほか『ミケランジェロ』が1冊目(累計11冊)、ほかにスタニスラフスキー『俳優の仕事』が2冊、など。
*Jacques Derrida: De la Grammatologie の第一部/第2章/Le dehors et le dedansのつづき。デリダはいよいよここで《(ソシュールの)_¨一般¨_言語学の企てが、_¨言語一般の内的システム一般¨_にかかわりながら、エクリチュールという_¨特殊な¨_システムを――それがいかに重要であり、_¨事実上¨_普遍的であるとしても――_¨外部性一般¨_として排除しつつ、その分野の限界を描き出そうとするのはなにゆえであるか》(p. 58、拙訳)という問いを立てている。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*加藤尚武著作集第1巻の単行本未収録論文「ヘーゲル」のテキスト処理(加藤尚武マクロによる一括処理、見出しタグ付け、改行チェック、引用、小活字化、ルビ、注のタグ付け)の途中まで。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*『ホモ・コントリビューエンス』の原稿通読、つづける。塩尻和子「イスラーム倫理思想における利他心」の(1)~(3)読む。→「読み書き日録」「twitter.com/miraishajp」。
*『石川啄木全集 第二巻 詩集』の「詩稿より他」の「詩稿より」の部の途中~「日記より」「書簡より」「作歌ノートより」「唱歌」「その他」。「詩稿より他」スミ。さらに「参考資料」も読む。これで残るは解説と解題のみ。→「読み書き日読み書き日録録」「twitter.com/nstn49」。

日録2017/8/12(土)

掲載日:2017年8月13日

*柄谷行人『世界史の構造』(岩波現代文庫) の「第二部 世界=帝国」の「第一章 国家」の4節~6節、読む。この章も終り。《王権(国家)は共同体の内部からではなく、その外部から来る。だが、同時に、それは共同体の内部から来たかのように、つまり、共同体の延長としてあるかのようにみえなければならない。さもなければ、王権(国家)は確立されないのである。》(113ページ)《マルクスは、アジア的な共同体を「全般的隷従制」と呼んだ。それは奴隷制でも農奴制でもない。各人は自治的な共同体の一員である。だが、その共同体全体が王の所有である。王は共同体に介入する必要はない。人々は共同体の一員であることによって拘束される。ゆえに、共同体の自治を通じて、国家は共同体を支配することができる。》(119ページ)→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*新井高子さんよりE-mailでマイポケットファイル共有ページで『東北おんば訳 石川啄木のうた』の音源を送ってくる。会場がうるさかったので、宿泊のホテルに移動して採った由。45首とのこと。また別E-mailで日本現代詩歌文学館の豊泉さんが宣伝してくれるとのことで、コンタクトをとってほしいとの連絡も。~音源をダウンロード。朗読も確認。~新井さんに返信E-mailでこれで進められると返事。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*きのうのジュンク堂でジャック・デリダ『信と知――たんなる理性の限界における「宗教」の二源泉』が今月1冊目売れ(累計80冊)、など。アマゾンで木村友祐『イサの氾濫』が7冊目(累計614冊)、ほかに[転換期を読む]シリーズが2冊、ポパー『開かれた社会とその敵』、『シランフーナー(知らんふり)の暴力──知念ウシ政治発言集』など。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*加藤尚武著作集第1巻の単行本未収録論文「ヘーゲル論理学の形成と変容」の仮ゲラ印刷23ページ+通読+ファイル修正、スミ。ヘーゲル論理学にかんしては、《『大論理学』で完成、「小論理学」はその講義用の要約版であるという見方を否定することが重要である》と結論づけられている。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*岡田哲也詩集『花もやい』通読。どことなく懐かしい詩情が全篇にあふれている。〈あのほくろがあそこにあるから/あのひとだと わたしは わかる//だれもきづかない かたすみのものにも/おおきないみは あるものです。〉(「かたすみのうた」)――同世代の開き直りを感じさせる意気は好ましい。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*イマニュエル・カント『道徳形而上学原論』(岩波文庫) 弟二章「通俗的な道徳哲学から道徳形而上学への移り行き」のつづき~。《我々の遣り方は……道徳的法則は理性的存在者一般に例外なく妥当すべきであるとする建前から、これらの法則を理性的存在者一般という普遍的概念から導来するのである。》(63ページ)いかにもカント的だ。→「読み書き日録」。

日録2017/8/11(金=山の日で休み)

掲載日:2017年8月12日

*柄谷行人『世界史の構造』(岩波現代文庫) の「第二部 世界=帝国」の「第一章 国家」の1節~3節を読む。《一つの国家が存在するならば、その周辺の共同体はその国家に服属するか、ないしは、自ら国家となるほかない。したがって、たとえ共同体がそのまま内部から国家に転化したようにみえても、その背後に必ず他の国家との関係が存在するのである。》(112ページ)→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*テレビで大リーグ、ドジャース対ダイヤモンドバックス戦を途中から観戦。ダルビッシュが先発。5回2失点ながら10奪三振で移籍後2連勝、8勝目。
*きのうのジュンク堂で『佐渡の民話 第一集』が1冊売れ(「[新版]日本の民話」シリーズ累計1757冊)、ほかに丸山眞男『[新版]現代政治の思想と行動』が2冊、[私の日本地図]シリーズが2冊、など。アマゾンでポパー『開かれた社会とその敵』が3冊、[転換期を読む]シリーズが2冊、シュミット本が3冊、スタニスラフスキー『俳優の仕事』が4冊、など。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*藤井貞和詩集『美しい小弓を持って』通読。「落ち込みからの快復期の所産」(謝辞)と述べられているように、東日本大震災以後の作品を集めたもので、藤井の詩としてはあまり上出来ではないが、こういうことばの危機の乗り越えを詩で果たそうとするところに、藤井の詩人ならではの矜持がうかがわれる。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*Jacques Derrida: De la Grammatologie の第一部/第2章/Le dehors et le dedansのつづき。ソシュールはエクリチュールにたいしてvicieuse(欠陥がある)として厳しく排斥しようとしているが、それにたいするデリダの批判――《われわれが思うに、ソシュールの諸論拠は悪くない(bonnes)ものであり、ソシュールが言っているレベルで、このようなアクセントをこめてかれが言っていることの真理を問題にしないことである。》(p. 58、拙訳)は、ソシュールの論点をずらすことにある。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*イマニュエル・カント『道徳形而上学原論』(岩波文庫) の第一章「道徳に関する普通の理性認識から哲学的な理性認識への移り行き」のつづき~弟二章「通俗的な道徳哲学から道徳形而上学への移り行き」の途中。意志の唯一の原理としての普遍的合法則性=《_¨私の格律が普遍的法則になるべきことを私もまた欲し得る¨_ように行動し、それ以外の行動を決してとるべきでない、ということ》(42ページ)とカントは規定する。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*加藤尚武著作集第1巻の単行本未収録論文「ヘーゲル論理学の形成と変容」のテキスト処理(加藤尚武マクロの大幅追加修正と一括処理、見出しタグ付け、小活字化タグ付け、表記統一など)スミ。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。

日録2017/8/10(木)

掲載日:2017年8月11日

*イマニュエル・カント『道徳形而上学原論』(岩波文庫) 読みはじめる。序言~第一章の途中。カントは本書の意図を《およそ経験的であって人間学の一部と見なされるようないっさいのものをすっかり除き去った純粋な道徳哲学》(11ページ)と明示している。あとでも《_¨道徳の最高原理¨_の探求と確立》(20ページ)とも言っている。《道徳的に善であるべき事柄においては、それが_¨道徳的法則に適合している¨_というだけでは十分でない。それはまた_¨道徳的法則の為に¨_なされたものでなければならないのである。》(14ページ)なるほど確かに。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*手形・小切手の支払い=各社。
*東京都民銀行ビジネスダイレクトにアクセス。きょうの出金(手形決済)を確認。~みずほeビジネスサイトにアクセス。きょうの出金(住民税、源泉徴収税)を確認&印刷。
*『ホモ・コントリビューエンス』の原稿通読、つづける。シュタイネック羅慈「キリスト教神秘主義と日本仏教における貢献する気持ち」の3節~終り。~このままゲラにするので、天野さんに渡す。→「読み書き日録」「twitter.com/miraishajp」。
*加藤尚武著作集第1巻の単行本未収録論文「へーゲル論理思想の背景――無限性をめぐって」の仮ゲラ通読+ファイル修正、スミ。最終仮ゲラ印刷19ページ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*未來社流通センターよりE-mailで「66期取次入金票.xls」とどく。~「取次入金一覧.ods」最新版、作成&印刷。
*きのうのジュンク堂で佐々木力『反原子力の自然哲学』が今月1冊目売れ(累計47冊)、『大阪の民話』が1冊(「[新版]日本の民話」シリーズ累計1756冊)、など。アマゾンで「[新版]日本の民話」シリーズが4冊(累計630冊)、など。~「新刊売上げ一覧.ods」最新版、作成&印刷。

日録2017/8/9(水)

掲載日:2017年8月10日

*加藤尚武著作集第1巻の単行本未収録論文「ドイツ観念論の文化的背景」の仮ゲラ通読+ファイル修正、スミ。修正版仮ゲラ印刷11ページ。さらに「へーゲル論理思想の背景――無限性をめぐって」のテキスト処理(加藤尚武マクロの大幅追加・修正と一括処理、見出しタグ付け、小活字化タグ付け、表記統一など)と仮ゲラ印刷19ページ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*『ホモ・コントリビューエンス』の原稿通読、つづける。シュタイネック羅慈「キリスト教神秘主義と日本仏教における貢献する気持ち」の2節まで読む。→「読み書き日録」「twitter.com/miraishajp」。
*フランス著作権事務所の後藤さんよりE-mailで『人間という仕事――フッサール、ブロック、オーウェルの抵抗のモラル』の献本がきていないとのこと。~横山さんから7冊送ってもらう。
*きのうのジュンク堂で仲宗根勇・仲里効編『沖縄思想のラディックス』が今月1冊目売れ(累計44冊)、中島吉弘『梯明秀の物質哲学――全自然史の思想と戦時下抵抗の研究』が1冊目(累計5冊)、など。アマゾンでジャック・デリダ『赦すこと――赦し得ぬものと時効にかかり得ぬもの』が3冊目(累計306冊)、木村友祐『イサの氾濫』が6冊目(累計613冊)、ポパー『開かれた社会とその敵』が1セット、など。
*e-Taxソフトで7月分の源泉徴収税の申告書(給与分、原稿料・編集料分)を作成=申告・申請等の一覧から選択~帳票編集で作成~保存(別名保存)~「作成完了」~「送信」ボタンで送信。さらに「メッセージボックス」の帳票を選択して10日付けで「ダイレクト納付」。

日録2017/8/8(火)

掲載日:2017年8月9日

*「UP」8月号に目を通す。→「読み書き日録」。
*横山さんから10日支払いのリスト受取り。~「66期月別支払い表.xls」7月末版、作成&印刷。
*『ホモ・コントリビューエンス』の原稿通読、つづける。栗原隆「犠牲と承認――ヘーゲルの人倫的共同論とその背景」読む。ちょっと学術論文的すぎるかな。→「読み書き日録」「twitter.com/miraishajp」。
*ACELINK Navi記帳くんで振替伝票の起票。リース料、7月買掛金・未払金、10日支払いの支払手形・小切手、源泉徴収税、ほか。出納帳(振替貯金)に記帳。
*加藤尚武著作集第1巻の「カントとドイツ観念論」の本文14ページ、注3ページ、第3巻の『ヘーゲルの「法」哲学』の本文208ページ、注17ページの仮ゲラ印刷。~加藤さんにtel。すぐ家へ行く。印刷した仮ゲラ渡し。著作集第1巻の単行本未収録論文の残り4件で不明分を確認。紙媒体の不足分を本で受取り。~第1巻の単行本未収録論文「ドイツ観念論の文化的背景」のテキスト処理(加藤尚武マクロの修正と一括処理、見出しタグ付け、引用タグ付け、小活字化タグ付け、表記統一など)と仮ゲラ印刷11ページ。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*野家啓一さんより返信ハガキで加藤尚武著作集推薦文引き受けの返事。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*柄谷行人『世界史の構造』(岩波現代文庫) の「第一部 ミニ世界システム」の「第一章 定住革命」~「第二章 贈与と呪術」の1節まで読む。《互酬原理が階級の出現、国家の形成を妨げる。その意味で、定住がただちに国家をもたらしたのではない。それは逆に、階級社会や国家を拒むシステムをもたらしたのである。》(p. 72) 首長は存在するが、互酬原理によって富を喪失し権力者になることができない。→「読み書き日録」。
*きのうのジュンク堂で『薩摩・大隅の民話』』が1冊売れ(「[新版]日本の民話」シリーズ累計1755冊)、など。おととい、きのうのアマゾンで木村友祐『イサの氾濫』が今月5冊目(累計612冊)、[転換期を読む]シリーズが2冊、など。
*思潮社より「粟津則雄先生卒寿お祝いの会」のお知らせ。

日録2017/8/7(月)

掲載日:2017年8月8日

*きょうは出社せず。
*加藤尚武著作集第1巻の単行本未収録論文の「カントとドイツ観念論」のテキスト処理(加藤尚武マクロの修正と一括処理、見出しタグ付け、表記統一など)~通読とさらなるファイル修正、スミ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*柄谷行人『世界史の構造』(岩波現代文庫) の序説「交換様式論」の7節~「第一部 ミニ世界システム」の「序論 氏族社会への移行」読む。《私がここで書こうとするのは、歴史学者が扱うような世界史ではない。私が目指すのは、複数の基礎的な交換様式の連関を超越論的に解明することである。》《世界共和国への移行に関する手がかりを見出すことである》(47ページ)としている。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*きのうのジュンク堂で『沖縄の民話』が1冊(「[新版]日本の民話」シリーズ累計1754冊)、ほかにシュミット本が2冊、など。アマゾンはまた未更新。
*佐々木力さんより同送E-mailで高木仁三郎精選著作集候補論文の件で返事。
*TRCよりE-mailで7月分の売上げデータ、とどく。~「TRC201707実績.xls」として取り込む。受注で『ミケランジェロ』『みちのくの長者たち』がトップ。納品で『みちのくの百姓たち』『みちのくの和尚たち』がトップ。

日録2017/8/6(日)

掲載日:2017年8月7日

*『ホモ・コントリビューエンス』の原稿通読、つづける。森一郎「メメント・モリ、または先駆的決意性」のつづき~終り。故渡邉二郎氏の死をまえにした壮絶な仕事がハイデガーの〈先駆的決意性〉をめぐる考察と結びつけられて説得力があった。→「読み書き日録」「twitter.com/miraishajp」。
*添田馨詩集『非=戦 (非族)』読了。ひさしぶりに添田の詩を読んだ。とくに後半の「非=戦」は1000行の書き下ろしですこしまだるっこいところはあるが、なかなかの力作。現政権および現代政治への批判が存分にこめられている。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*高木久仁子さんより同送E-mail(2便)で高木仁三郎精選著作集候補論文リストとファイルとどく。
*柄谷行人『世界史の構造』(岩波現代文庫) の序説「交換様式論」の3節~6節。マルクスにはエコロジー的視点がすでに見られたことを知る。《ヨーロッパがギリシア・ローマ文化を受け継いだのは、イスラム圏を通してである。その意味で、ギリシア・ローマからゲルマンへ、というヘーゲル的な継起的発展は、西洋中心主義的な虚構にすぎない。》(40ページ)まったくその通りだ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*『石川啄木全集 第二巻 詩集』の「詩稿ノート」の「残花帳」の部のつづき。《一度読んだものを忘れるやうでは一人前の仕事が出来るものにあらず、そんな人は一生復習許りして、辞書に成つて墓穴に這入るにや……》(「閑天地(十二)」)と啄木は書いている。どきりとさせられる言葉だ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。。
*Jacques Derrida: De la Grammatologie の第一部/第2章/Le dehors et le dedansのつづき。《エクリチュールの原初的な暴力があるというのは、言語とは、徐々に明らかにされてくるだろうある意味において、まずなによりもエクリチュールだからである。》(p. 55 拙訳)そのまえに《エクリチュールとは……忘却を意味する》ということばもあり、当然ながらプラトンの『パイドロス』が参照されているが、エクリチュールはパロールの忘却のあとにやってくる(survenir)ものだからである。ここでソシュールにおいて言語とはパロールと同義であるから、エクリチュールとは暴力的出現となるわけである。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*きのうのジュンク堂でスタニスラフスキー『俳優の仕事』が2冊、など。アマゾンでジャック・デリダ『嘘の歴史 序説』が2冊目(累計124冊)、ジャック・ラングほか『ミケランジェロ』が1冊目(累計5冊)、木村友祐『イサの氾濫』が2冊目(累計609冊)、『奈良の民話』が1冊(「[新版]日本の民話」シリーズ累計626冊)、ほかにポパー『開かれた社会とその敵』1セット、など。
*加藤尚武著作集第1巻の単行本未収録論文のうち「カントとドイツ観念論」のマクロ処理。マクロ記述にいろいろミスが発見され、既成マクロの修正とともに「加藤尚武マクロ.mac」を大幅増補。相当に強力になったはずだが、イレギュラーなものがまだまだかなりありそう。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。

日録2017/8/5(土)

掲載日:2017年8月6日

*テレビで大リーグ、ドジャース対メッツ戦を観戦。ダルビッシュが移籍後の初登板。7回無失点3安打10奪三振で7勝目。
*柄谷行人『世界史の構造』(岩波現代文庫) の序文のつづき~序説「交換様式論」の2節。柄谷は交換様式の発展として互酬性=贈与(A)~略取と再分配=支配と保護(B)~商品交換=貨幣(C)~Aの高次元の回復=社会主義、共産主義、アナーキズムなどに類するが命名しないほうがいいもの(X)としている。このA~Dに対応する社会構成体としてネーション~国家~資本~Xとしている。それぞれが他の交換様式をふくむが、あくまでも時代のドミナントとして取り出すことのできるものと考えられている。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*きのうのジュンク堂でジャック・デリダ『赦すこと――赦し得ぬものと時効にかかり得ぬもの』が今月2冊目売れ(累計241冊)などポイエーシス叢書が3冊、など。アマゾンでジャック・デリダ『信と知――たんなる理性の限界における「宗教」の二源泉』が1冊目(累計93冊)ほかポイエーシス叢書が2冊、など。
*加藤尚武著作集第3巻の『へーゲルの「法」哲学』の仮ゲラ通読+ファイル修正をつづける。「12章 国家――結晶と流出」と「あとがき」、「増補新版にむけて」読む。「関連著作目録」は大幅なファイル修正。これで『へーゲルの「法」哲学』も終了。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。

日録2017/8/4(金)

掲載日:2017年8月5日

*加藤尚武著作集第3巻の『へーゲルの「法」哲学』の仮ゲラ印刷+通読+ファイル修正をつづける。「11章 権利と市民社会」読む。残りの12章、あとがき、増補新版にむけて、関連著作目録の仮ゲラを印刷。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*加藤尚武著作集第1巻の単行本未収録論文のファイルの確認。Word原稿のあるもの4本、テキストデータだけのもの1本。~印刷物の原本があったほうがいいので、加藤さんにtel。とりあえずそろえてもらうことに。~のち、加藤さんが散歩がてらコピーを持参してくれる。1本がダブリ、1本が欠。~夕方、telしてみるが、まだ未帰還。電話嫌いとのことなので、用件をE-mailで伝える。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*きのうのジュンク堂で『宮本常一著作集』をふくめ宮本常一本が4冊。きのう、おとといのアマゾンで木村友祐『イサの氾濫』が今月1冊目売れ(累計608冊)、『中国山地 過疎50年』が1冊目(累計172冊)、『茨城の民話 第一集』『茨城の民話 第二集』が各1冊(「[新版]日本の民話」シリーズ累計625冊)、ほかにシュミット本が4冊、[転換期を読む]シリーズが3冊、『ブレヒト戯曲全集』が2冊、[私の日本地図]シリーズが2冊、など。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*『ホモ・コントリビューエンス』の原稿通読、つづける。森一郎「メメント・モリ、または先駆的決意性」の途中まで。故渡邉二郎氏の死をまえにした壮絶な学者魂について。→「読み書き日録」「twitter.com/miraishajp」。
*柄谷行人『世界史の構造』(岩波現代文庫) 読みはじめる。ヘーゲル『歴史哲学講義』を読んだので、その関連でひさしぶりに柄谷を読む。この本では《私の課題は、ある意味で、マルクスによるヘーゲルの批判をやりなおすことであった。》(序文、ixページ)と宣言されている。確かめてみよう。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。

日録2017/8/3(木)

掲載日:2017年8月4日

*早寝の結果、3時ごろ目が覚める。大リーグ、ヤンキース対タイガース戦をInternetでチェック。田中将大が先発。6回2失点ながら援護なしで10敗目。
*「みすず」8月号に目を通す。アラブ諸国の情報いろいろ。アラブの若者の意識も相当ひどいことになっているらしい。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*『ホモ・コントリビューエンス』の原稿通読、つづける。田島卓「マルティン・ブーバーにおける貢献心」つづき~終り。このまま入校していいので、天野さんに渡す。→「読み書き日録」「twitter.com/miraishajp」。
*きのうのジュンク堂でジャック・デリダ『嘘の歴史 序説』が今月1冊目売れ(累計86冊)、『赦すこと――赦し得ぬものと時効にかかり得ぬもの』が1冊目(累計240冊)などポイエーシス叢書が3冊、ほかにシュミット本が2冊、など。おとといのアマゾンで『嘘の歴史 序説』が1冊目(累計123冊)、『赦すこと――赦し得ぬものと時効にかかり得ぬもの』が1冊目(累計304冊)などポイエーシス叢書が3冊、『京都の民話』が1冊(「[新版]日本の民話」シリーズ累計623冊)、ほかにハーバーマス『公共性の構造転換』が2冊、[転換期を読む]シリーズのストラヴィンスキー本が3冊、など。きのう分はまた未更新。とにかくアマゾンはデータ処理が遅すぎる! こんなので料金を取っていいのだろうか。アマゾンはこういうクレームをすべてチェックしているらしいから、すぐ対応してもらいたい。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*加藤尚武著作集第3巻の『へーゲルの「法」哲学』の仮ゲラ印刷+通読+ファイル修正をつづける。「10章 トポスとしての家」読む。ヘーゲルの『法の哲学』に遺言についてこんな一節がある。《遺言する権利の原理に、故人のたんなる直接的な恣意を置くことはできない。それが家族の実体的な権利と対立するときにはとくにそうである。故人の恣意をその死後にも尊重しようとするのは、なんと言っても、家族のかつての成員にたいする愛と尊敬だけしかない。反対に、そのような恣意には家族の権利以上に尊重されなければならないものはなにもない。最後の意志による裁定が効力をもつのは、他の人びとがそれを恣意的に承認した場合だけであろう。このような効力は、承認の権限をにぎる家族関係が縁遠く、無効である場合に限ってしか容認できない。家族関係が現にあるのに、それを無効にすることは人倫にそむく。》(一八〇節注解)と。加藤さんはこう注釈する。《故人の意志は、そのままで有効なのではなくて、遺族の承認によって有効となる。したがって故人の意志に反したとしても、遺族の決定を無効とすることはできない。》世の中の遺言書の有効性にしがみつく者には決定的な宣告であろう。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*榎本櫻湖詩集『Ro``ntgen、それは沈める植木鉢』読了。とても難解で読みづらい詩集だが、読んでいてわかってきたことは、ことばがひとつの像を構成していくというのではなく、ひとつながりの断片を連想的あるいは連辞的に結合させていく手法なので、意味を求めても意味がないのだということがわかれば、難語を駆使しつつことばと戯れていく詩人の遊びに乗っかればいいとわかる。ただそれはやはりとてもしんどい。《……このように、このような、おなじことばかりを述べたててしまうのは、もはやくちのなかで粘ついた思想の不自由さがもたらすのだと、いっこうに、羽搏いたり、舞いあがったりもしない、鈍重なそれを、不用意に、無辺の島島のあつまりにむやみに膠着させようとしているので、はっきりといっておくべきかもしれないが、これはもうまったくほんとうのことなのだが、ああ、この土地にはもう、随分と永いあいだ、それらがあったという痕跡のすべてが、きれいさっぱり消し去られてしまっているので、もちろんわたしたちはそれを黙ってしずかに看すごすことしかできなかったのだし、あなたがたはそういうわたしたちをやたらに咎めだてることで、埋没してしまうことをまぬかれようとしたのだろうが、結末にはなにも、それとわかるようななにかが用意されているわけではなかったのだから、自分たちの手で、不毛な営みに、朧げな蓋をかぶせておくしかないのだった、……》(104-105ページ)というわけなのだ。ある意味ではとても自省的な、それでいて挑発的な詩なのだと言えるだろう。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*萩原誠君、来社。近況いろいろ。15日に遠野に行く由。花火大会もあり。
*G・W・F・ヘーゲル『歴史哲学講義(下)』(岩波文庫) の第四部「ゲルマン世界」の「第三篇 近代」の「第三章 啓蒙思想とフランス革命」のつづき~終り(読了)。へーゲルはここでヨーロッパ主要国の国民性やさまざまな政治形態などについて論究し、本当かどうかは別にして、おもしろい特徴づけをしている。たとえばイギリスでは、《すべての市町村やすべての下部組織や下部団体が、独立してみずから運営にあたります。そういうやりかたで全体の問題が具体的に解決され、特殊な問題も知と意思の対象とされる。特殊な利害がかかわることに、全体の組織が口出しするということがない。したがって、抽象的な一般原理はイギリス人の心を動かすことなく、むなしく耳を通りすぎるのです。》(370ページ)とか、《イギリス人は、自分の票を売ったり、議席を買ったりできることすらも、自由の名で呼ぶのです。》(371ページ)といった具合でおもしろいが割愛する。へーゲルはこの歴史講義を《自由の原理を実現していく主要な精神の形態》(373ページ)と要約しているが、精神主義的歴史解釈の典型と言えようか。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*『石川啄木全集 第二巻 詩集』の「詩稿ノート」の「残花帳」の部のつづき。《……躊躇する事勿れ、顧慮する事勿れ、敵たるを敵とせよ、我が最強の味方は我なりと知れ、心眼をひらいて自家胸中の宇宙を仔細に観よ、……》(「閑天地(六)」)と断言している。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。

日録2017/8/2(水)

掲載日:2017年8月3日

*「図書」8月号に目を通す。熊野純彦氏が対談で、自分は読書に追われた経験がないと言ってそれはほかに趣味がないから、と二度も言っているのがおかしい。わかるけど、ゲラ読みの場合は必ずしもそうはいかない。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*Sergei TcherkasskiさんにE-mailで『スタニスラフスキーとヨーガ』の年間売れ行き部数の報告。
*加藤尚武著作集内容見本の推薦文原稿依頼書を作成し、ふたりの依頼者に仮内容見本、「季刊 未来」夏号、返信ハガキを同封して送付。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*天野さんより加藤尚武著作集第10巻の『二十一世紀のエチカ』の修正ずみ仮ゲラを受取り。つづきとして『形の哲学』を渡す。最新の加藤尚武マクロも。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*『ホモ・コントリビューエンス』の原稿通読、つづける。田島卓「マルティン・ブーバーにおける貢献心」の途中まで。→「読み書き日録」「twitter.com/miraishajp」。
*きのうのジュンク堂で『みちのくの百姓たち』が1冊(「[新版]日本の民話」シリーズ累計1753冊)、ほかに、[私の日本地図]シリーズが2冊、など。アマゾンはまたも未更新。
*加藤尚武著作集第3巻の『へーゲルの「法」哲学』の仮ゲラ印刷+通読+ファイル修正をつづける。加藤尚武マクロの追加も。「9章 習慣という怪物の背中で」読む。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*未來社流通センターから届いた21日以降の売上げ伝票のチェック。~「66期月別売上げ台帳.xls」7月、8月最新版、作成&印刷。
*新井高子さんより返信E-mailで『東北おんば訳 石川啄木のうた』のこちらの修正案はすべてOK。追加したところがあるとのことで、ダウンロード。

日録2017/8/1(火)

掲載日:2017年8月2日

*大江健三郎『沖縄ノート』(岩波新書) 読了。この本の最終章「『本土』は実在しない」で大江は、沖縄戦において住民に集団自決を強要した渡嘉敷島元守備隊長の20数年後の「帰還」に対する沖縄人の拒否について異様なほどの筆力で記録している。これがのちに右翼からの大江・岩波裁判のきっかけとなるものだ。そこではさらに、日本軍から追われ米軍に投降を強いられたある老女が米軍の前で沖縄民謡「唐船どうい」トーシンドーイを舞い狂う姿を描いている。大江は書く。《日本軍に戦火のなかで見捨てられ、そしてついに異様に強大な敵軍のまえに投降しなければならぬ、その絶体絶命の場所で、歌いつつ_¨舞い狂う¨_老女は、そのまま日本軍、米軍をともに拒絶しながら、沖縄の民衆としての自己表現に、すべての情念を燃やしている人間である》とし、そこからさらに《沖縄のこの無名の老女と、われわれの間には、容易にこえがたい裂け目が開いているのであり、その深い裂け目の向うで舞い狂っている老女によって、まずわれわれはしたたかに拒絶されていると認めるべきであろう》(217-218ページ)と。この本との出会いが遅かったそのぶん、ここでの一貫した大江の思想的闘いを継承していかなければならないと強く思う。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*新井高子さんより返信E-mailできのう送った『東北おんば訳 石川啄木のうた』のはじめに、おんば訳の魅力、おわりにの修正案のとりあえずのお礼。あとでゆっくり見る由。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*萩原印刷・中山君よりE-mailで依頼した加藤尚武著作集収録予定分の『進歩の思想・成熟の思想』OCRテキストとどく。~データの取り込み。のち、原本ももどる。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*加藤尚武著作集第3巻の『へーゲルの「法」哲学』の仮ゲラ印刷+通読+ファイル修正をつづける。加藤尚武マクロの追加も。「8章 エゴイズムと正義の錬金術」読む。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*加藤尚武さんにtel。著作集全巻の確定をしたいので、午後から家へ行くことに。~「加藤尚武著作集(全15巻)内容見本」を修正して印刷。~2時40分ごろ、加藤さん宅へ。すでに仮ゲラ化してある『ヘーゲル哲学の形成と原理』『バイオエシックスとは何か』を持参。著作集の巻別構成と内容のチェック。400ページ+解題を原則とするが、450ページぐらいまで可とする。原稿量の多い巻はできるだけ削除をすることに。第一回配本は第1巻『ヘーゲル哲学のなりたち』とする。内容見本の推薦文を依頼することにし、候補者2人に頼むことにする。収録内容が確定次第、各出版社に収録依頼状を出す予定も。4時半すぎまで。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*きのうのジュンク堂で『中国山地 過疎50年』が7月8冊目売れ(累計100冊)、ジャック・デリダ『赦すこと――赦し得ぬものと時効にかかり得ぬもの』が3冊目(累計239冊)、ジャック・ラングほか『ミケランジェロ』が1冊目(累計9冊)、ほかにシュミット『政治神学』が2冊、など。アマゾンでジャック・デリダ『嘘の歴史 序説』が7冊目(累計122冊)、『最後のユダヤ人』が3冊目(累計66冊)、『福島の民話 第一集』『長崎の民話』が各1冊(「[新版]日本の民話」シリーズ累計622冊)、ほかにハーバーマス『公共性の構造転換』が2冊、[私の日本地図]シリーズが2冊、など。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。