HOME >> 西谷社長日録

西谷社長日録

日録2024年7月

バックナンバー:

●日録2024/7/26(金)

掲載日:2024年7月26日

*萩原印刷・池田さんよりtel。23日に送った大岡信『思考することば』の広告ページに件でいろいろ確認。~最初の1折分=要念校分をPDF化し、池田さんにE-mailで送付。~池田さんよりE-mailで大岡信『思考することば』の解説、著者略歴・奥付・広告頁の初校PDFとどく。~とりあえず印刷まで。

●日録2024/7/24(水)

掲載日:2024年7月24日

*萩原印刷・池田さんより返信E-mailで大岡信『思考することば』の入校分データ受取り、初校校正ゲラ、入校分の原稿は受取り便を手配したとの連絡。~渡す準備。
*大岡信『思考することば』の「新刊案内解説」原稿を作成。とりあえず社内LANにコピー。~高橋君に連絡。書店用新刊案内の作成をたのむ。

●日録2024/7/23(火)

掲載日:2024年7月24日

*大岡信『思考することば』の赤字をファイル修正と最後の手入れ。著者略歴、奥付、広告ページを作成&印刷。さらに「[解説]詩人の責任と使命」の仮ゲラを読みなおす。とくに修正の必要がないほどうまく書けているのを確認。これらのページのPDFを作成し、原稿のデータとともに萩原印刷・池田さんにE-mailで送付、入校。

●日録2024/7/22(月)

掲載日:2024年7月23日

*大岡信『思考することば』の解説原稿を読みなおしと若干の加筆修正。タイトルを「[解説]詩人の責任と使命」とする。44字×18行で仮ゲラ印刷。11ページに収まる。

●日録2024/7/21(日)

掲載日:2024年7月22日

*きのう書いた大岡信『思考することば』の解説原稿を読みなおし、加筆と修正。さらに。9枚半ほど書いてとりあえず書き終える。22枚弱になる。ここまで印刷。

●日録2024/7/20(土)

掲載日:2024年7月21日

*大岡信『思考することば』の解説原稿を書きはじめる。引用が多いので、一気に12枚ほど書く。とりあえずここまで印刷。書く元気がもどってきた。

●日録2024/7/19(金)

掲載日:2024年7月19日

*倉橋健一さんより『中原中也――その重きメルヘン』の初校校正ゲラもどる。4枚ほどのあとがき原稿「卒寿に立って」とメッセージもとどく。
*東京弘報社よりとどいた『図書新聞』7月27日号の「2024年上半期読書アンケート」で郷原宏さんが『詩的原理の再構築――萩原朔太郎と吉本隆明を超えて』をとりあげ、《萩原朔太郎『詩の原理』と吉本隆明『言語にとって美とはなにか』を徹底的に読み解くことによって、その不備と矛盾を明らかにし、詩的言語の本質は創造的隠喩性にあるという従来からの辞論を補強しつつ、斬新で魅力的な詩の原理を提示する。吉本の「自己表出」「指示表出」という意識主体的な表出論の矛盾点を指摘し、その「ハダカの王様」ぶりを暴露した章は圧巻。野沢啓はついに吉本隆明を超えた》とまで書いてくれる。ほかに何人か本を送ってあるが、言及なし。そもそも読めないかその気のないようなひとには送ってもむだか。

●日録2024/7/18(木)

掲載日:2024年7月18日

*大岡信『思考することば』の初校ゲラ通読のつづき。「感受性の祝祭の時代」のつづき~「言葉のエネルギー恒存原理」を読む。これで読みなおし、終り。いよいよ解説を書かなければならなくなった。

●日録2024/7/17(水)

掲載日:2024年7月18日

*朝、未來社流通センターへ。出版VANシステムで売上実績日計表をきょうの分まで抽出。7月1日分、4日分はやり直し。月末と8月15日の入金予定表を確認。中央社の請求書を遅れて発送。
*『イリプスIIIrd』8号8冊とどく。詩「不眠の快楽」と評論「大岡信の批評精神」掲載。ほかに倉田比羽子さんによる『詩的原理の再構築――萩原朔太郎と吉本隆明を超えて』の書評も。倉田さんはしっかりポイントを押さえてくれているが、どことなく距離が感じられる。
*『詩的原理の再構築――萩原朔太郎と吉本隆明を超えて』について「猫町」さんがアマゾンでレヴューを書いているのを発見。《野沢氏が本書においておこなった朔太郎『詩の原理』の批判的よみなおしそのものには評者はべつだん異論はありません。もとより野沢氏は、『詩の原理』にあって評価すべきところは評価するという批評態度で朔太郎の詩論を論じています。》としたうえで朔太郎の『詩の原理』についての詩史論的評価の重要性を説いている。しかし、前半の《(『詩の原理』を)読みはじめると、どこまでいっても単純きわまりない二分法的図式が出てくるため、最後まで読むのが苦痛なほどです。読んで興味索然、というばかりか得るところきわめて少ない詩論といわざるをえません。単調にして退屈、そういう内容のもの》という否定的な見解と詩史論的評価とのあいだにかなりの飛躍がある。それと吉本隆明『言語にとって美とはなにか』へのわたしの批判にはなんの言及もないのも不思議だ。朔太郎研究者的発想か。

●日録2024/7/14(日)

掲載日:2024年7月15日

*大岡信『思考することば』の初校ゲラ通読のつづき。「われは聖代の狂生ぞ」~「詩の『広がり』と『深み』――博識否定が語るもの」~「詩の『鑑賞』の重要性――一語の読み方が語るもの(抄)」~「感受性の祝祭の時代」の途中を読む。

●日録2024/7/13(土)

掲載日:2024年7月13日

*大岡信『思考することば』の初校ゲラ通読のつづき。「言葉の出現(抄)」~「言葉の力」~「詩とことば」~「現代芸術の中心と辺境(抄)」~「序にかえて――『うたげと弧心』まで」を読む。

●日録2024/7/12(金)

掲載日:2024年7月12日

*倉橋健一さんにtel。『中原中也――その重きメルヘン』のゲラは届いている由。陶原葵さんからの問合せがあったことを伝え、「あとがき」も参照したいとの希望を伝える。倉橋さんから陶原さんに連絡してみるとのこと。
*大岡信『思考することば』の初校ゲラ通読のつづき。「新しい抒情詩の問題」のつづき~「言葉の問題」~「言葉の現象と本質――はじめに言葉ありき(抄)」~「『現代芸術の言葉』あとがき(抄)」を読む。

●日録2024/7/11(木)

掲載日:2024年7月12日

*久我山病院でリハビリ治療のあと、未來社流通センターへ。『追憶の政治哲学――ベンヤミンの歴史的唯物論』の入庫部数設定(在庫処理)。~トーハン、日販、楽天BNの請求書、請求明細書を印刷してそれぞれに送付。Eco Deliverにアクセスしてトーハン、日販、楽天BNの入金予定表をダウンロードして印刷。
*仲里効さんよりE-mailできのう、きょうの『沖縄タイムス』での川満信一追悼評論2回分の記事PDFとどく。
*陶原葵さんよりE-mailで倉橋健一『中原中也――その重きメルヘン』の件で問合せいろいろ。~返信E-mailで矢立出版版はいちおう市場には出たらしいこと、倉橋さんに早めにあとがきを書いてもらうよう伝えること、など。

●日録2024/7/10(水)

掲載日:2024年7月10日

*大岡信『思考することば』の初校ゲラ通読をようやく始める。
*未來社ホームページで内村博信『追憶の政治哲学――ベンヤミンの歴史的唯物論』を「注目の本」のトップに移動。以下、「好評既刊」まで順次繰り下げ。

●日録2024/7/7(日)

掲載日:2024年7月7日

*きのうゲラのチェックをすませた倉橋健一『中原中也――その重きメルヘン』のゲラを手紙と詩「骨の認識(仮題=未定稿)」を同封してレターパックプラスで倉橋さんに送付。解説予定の陶原葵さんにも手紙をつけてレターパックプラスで送付。
*内村博信さんよりE-mailで7月1日の日録で『図書新聞』の書評が『政治と美学――ベンヤミンの唯物論的批評』ではなく『追憶の政治哲学――ベンヤミンの歴史的唯物論』となっている間違いの指摘。その結果、まだ読まれるはずのない『追憶の政治哲学』でレヴューに転用されているとの指摘。「「思考のポイエーシス・日録篇」ブログと日録を修正。アマゾンのレヴューにはこういうインチキが多い。

●日録2024/7/6(土)

掲載日:2024年7月6日

*倉橋健一『中原中也――その重きメルヘン』初校のチェックと書き込みを一気にすませる。あす倉橋さんと解説の陶原葵さんに送る予定。

●日録2024/7/5(金)

掲載日:2024年7月5日

*未來社流通センターへ。9時15分ごろ着。内村博信『追憶の政治哲学――ベンヤミンの歴史的唯物論』入荷。商品マスター登録。トーハン+国会図書館分、日販の新刊見本の納品伝票を作成し、レターパックプラスと宅急便で送付。~楽天BNには「搬入受付票」を作成し、E-mailで送付。内村さん宅に24部、宅急便で送付。著者寄贈分は高橋君からきょうじゅうに送ってもらう。~内村さん宅にtel。夫人に本ができたこと、すべて送ったことを伝える。
*きのう夜の仲里効さんからのE-mailにつづいて、高良勉さんよりE-mailできのうの川満信一さん葬儀の詳細報告。わたしの弔電のことも触れている。盛大な葬儀だったらしい。

●日録2024/7/3(水)

掲載日:2024年7月3日

*DMAILにアクセスし、川満信一さんの弔電の準備。7月4日午前、浦添いなんせ会館着。喪主は川満美恵子さん。メッセージは《川満信一さんの霊魂へ/川満さん あなたは戦後沖縄の思想と文学の復興に全身全霊で貢献されました。とりわけ「琉球共和社会憲法」のご提案は琉球ばかりか現在の世界の破滅的状況にたいする根源的な異和の表明として歴史的かつ哲学的な意義をもっています。あとを生きる者への偉大な励ましとして不滅の功績です。安らかにお休みください。》

●日録2024/7/1(月)

掲載日:2024年7月1日

*萩原印刷・池田さんよりE-mailで『政治と美学――ベンヤミンの唯物論的批評』のカバー修正画像とどく。~JPROホームページにアクセスし、きのう仮登録した『追憶の政治哲学』のデータに画像を追加して「完結」のフラグを立てる。
*きょう届いた『図書新聞』7月6日号に内村博信『追憶の政治哲学――ベンヤミンの歴史的唯物論』の書評(浅井健介氏評)掲載。長大な内村の論考を丹念に読み取っている好意的な書評。