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書籍詳細

ヨーロッパの内戦――炎と血の時代一九一四―一九四五年

ヨーロッパの内戦――炎と血の時代一九一四―一九四五年

定価:本体3,500円+税

ISBN:978-4-624-11207-3

発行日:2018年7月25日

判型:四六判/岸顯樹郎

ページ:338

Cコード:C0022

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エンツォ・トラヴェルソ
宇京賴三

ジャンル : 哲学・思想 >> 社会思想・社会思想史

ジャンル : 歴史 >> ヨーロッパ諸地域史

一九一四―一九四五年という二十世紀前半のヨーロッパの激動の三〇年間を、「ヨーロッパの内戦」という概念を媒介にして、イタリア系知識人である著者が思想的・歴史的に分析・考察したものが本書である。二つの世界戦争、スペイン内戦をはさんでアウシュヴィッツ、ヒロシマ・ナガサキの被爆まで、ナチズム、ファシズム、スターリニズム等をめぐる文字通り「炎と血」の三十年間を論じ、そこから現代の「移民」問題にまでつながる壮大なヨーロッパ現代史となっている。

目次

序章

   第1部 行為への移行

第1章 序 曲
    解 釈
    先 例
    循 環
    連続性
第2章 内戦の解剖学
    アノミー(無秩序)
    パルチザン
    熱い暴力
    冷たい暴力
    独 裁
第3章 市民にたいする戦争
    全滅する
    爆撃する
    根なし草にする
第4章 敵を裁く
    共同管理国Debellatio
    政治裁判
    粛 清
    大 赦


   第2部 戦争文化

第1章 勃 発
    予 兆
    国粋主義的熱病
    戦場と屠殺場
第2章 暴力の想像空間
    恐 怖
    ビヒモス
    青年男子
    女性的アレゴリー
第3章 戦争批判
    戦うミューズ
    合法性と正当性
    「危険な関係」――シュミットとベンヤミン
    倫理的ジレンマ
第4章 反ファシズムの二律背反
    啓蒙思想と反啓蒙思想
    スターリン主義
    ホロコースト

 訳者あとがき

著者略歴

著者
エンツォ・トラヴェルソ(Enzo Traverso)
1957年、イタリアのガヴィに生まれ、ジェノヴァ大学で現代史を修める。1985-89年、フランス政府給費留学生としてパリに滞在。パリの社会科学高等研究院で、ミシェル・レヴィ教授の指導の下に、社会主義とユダヤ人問題に関する論文で博士号を取得。ナンテール―パリ第10大学の国際現代文献資料館研究員となり、サン・ドゥニ―パリ第8大学や社会科学高等研究院で社会学を講ずる。ピカルディ・ジュール・ヴェルヌ大学教授を経て、現在コーネル大学教授。フランス語で著書論文を発表し、各種の新聞・雑誌に寄稿している。日本語訳に『ユダヤ人とドイツ』(宇京頼三訳、法政大学出版局)、『マルクス主義者とユダヤ問題』(宇京訳、人文書院)、『アウシュヴィッツと知識人』(宇京訳、岩波書店)、『全体主義』(柱本元彦訳、平凡社新書)、『左翼のメランコリー――隠された伝統の力 一九世紀~二一世紀』(宇京訳、法政大学出版局)がある。

訳者
宇京頼三(うきょう・らいぞう)
1945年生まれ。三重大学名誉教授。フランス文学・独仏文化論。著書に、『フランス―アメリカ――この〈危険な関係〉』(三元社)、『ストラスブール――ヨーロッパ文明の十字路』(未知谷)、『異形の精神――アンドレ・スュアレス評伝』(岩波書店)、『独仏関係千年紀――ヨーロッパ建設への道』(法政大学出版局)。訳書に、オッフェ『アルザス文学論』(みすず書房)、ルフォール『余分な人間』(未來社)、カストリアディス『迷宮の岐路』(法政大学出版局)、ロレーヌ『フランスのなかのドイツ人』(未來社)、バンダ『知識人の裏切り』(未來社)、トドロフ『極限に面して』(法政大学出版局)、アンテルム『人類』(未來社)、センブルン『ブーヘンヴァルトの日曜日』(紀伊國屋書店)、ボードリヤール/モラン『ハイパーテロルとグローバリゼー-ション』(岩波書店)、ミシュレ『ダッハウ強制収容所自由通り』(未來社)など。