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書籍詳細

思想学事始め

戦後社会科学形成史の一断面

思想学事始め

定価:本体3,500円+税

ISBN:978-4-624-30104-0

ISBN[10桁]:4-624-30104-8

発行日:2006年10月10日

判型:四六上製

ページ:430

Cコード:C0031

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田中浩

ジャンル : 政治・法 >> 日本政治思想史

ジャンル : 政治・法 >> 政治哲学・西洋政治思想史

ジャンル : 社会 >> 社会学・社会理論

ホッブズ、カール・シュミット、長谷川如是閑を軸に西欧と日本の政治思想を縦横に研究し、翻訳もふくめて膨大な業績を残してきた著者の、半世紀を超える思想史研究者としての知的自伝。幼年期から陸軍経理学校を経て大学教師、政治思想史家となり、筑波大学闘争をはじめ、丸山眞男、藤田省三ら社会科学系の多数の著名学者との出会い、研究会等をつうじての学問交流、交遊を記録した、戦後思想のユニークな裏面史。

目次

はじめに──「世界の歴史」と「自分の歴史」(如是閑)

第一部 敗戦から「哲学」専攻を目ざすまで──「玉音放送」・「東亜連盟」・「旧制高校時代」
  一、敗戦の日から帰郷まで
     玉音放送   午前十時、作法室にて   異質の人間の発見   残るべきか帰るべきか
     七人の侍   先の見えない不安な日々
  二、「東亜連盟」運動から「旧制佐高」(文科乙類)入学まで
     真夜中の焼跡   父の教え 元山にて   内地、佐賀中学へ、劣等生経験
     敗者復活戦と劣等生のメリット   三人の親友   エリート籾井塾   佐中生の集会場
     伯父一家の帰国   政治とのかかわり   石原莞爾を知る   三上卓、古賀清志現わる
     小磯国昭・荒木貞夫への手紙   板垣征四郎、山下奉文   ソ連参戦への誘い
     鷲崎研太とは何者か   高校受験の失敗   緊急避難、東京へ   陸海軍の試験風景
     海機の試験風景   陸経の面接   入校直前の風景   陸軍経理学校の友人たち
     貧乏生活のはじまり   「東亜連盟」への誘い   石原莞爾と酵素肥料
     敗戦直後の銀座の風景   ブズは、絶対君主の擁護者か
     歴史研究の重要性   大塚史学と社会思想史学とマルクス主義史学
     ホッブズはなぜ「人間の分析」からはじめたのか   エピクロスの注目
     ベイリとハースのエピクロス研究   同時代人たちとのネットワーク
     福田歓一さんとの出会い   京都へ、卒論執筆   京大学食と「大文字祭り」
     陸経の同級生と出会う   京大の三人の大先生にお会いする   天理市訪問
     卒業後の進路   政治学科助手に採用される

第二部 近代政治思想研究の歩み──ホッブズ・シュミット・如是閑
  はじめに
  一、研究の時代区分(総論)
     四つの研究分野   イギリスとドイツの比較   日本と外国の比較研究
     研究領域を広げていくことの条件   ホッブズ、シュミット、如是閑、現代史研究の選定について
     如是閑とリベラリズム研究の必要性   現代史研究の意味
  二、トマス・ホッブズ研究について
     ホッブズ政治論のエピクロス的性格   ホッブズと「ピューリタン革命」
     ホッブズの「主権論」   政治的な「主権分割論」   宗教的な「主権分割味方」論はマルクス主義の「階級闘争論」を裏返したもの
     シュミット翻訳の契機   シュミット著作集の刊行企画   翻訳の進行
     シュミット研究以外の研究成果   退官記念号と歴代学部長補佐   研究集団を立ちあげる
     研究グループ結成の目的と構成   西欧と日本の思想研究のアプローチのちがい   研究組織の構成
     研究成果の余禄、丸山先生に呼ばれる
     研究ネットワークの拡大1 立教大学政治学研究会   研究ネットワークの拡大2 東京女子大学へ
     研究ネットワークの拡大3 早稲田大学法学部   研究ネットワークの拡大4 中央大学法学部
     中央大学ゼミ「浩然会」   日本政治学会の理事となる   政治学会での活動
     日本政治学会の組織・運営について   日本イギリス哲学会とのかかわり
     「東京政治研究会」と「全国政治研究会」   私的西洋政治思想史研究会
     シュミット研究をめぐる問題点   シュミット思想の免罪は正しいか
     初期シュミットは保守支配層のイデオローグ   『政治的なものの概念』   『政治神学』と「主権者」
     「非合リット   如是閑研究へ取り組む   カナダ研究
     マクファースン教授との出会い   マクレー教授との出会い   ジョン・セイベル教授との出会い
     カナダ遊学時の友人たち   戦後日本の政治・思想研究の二潮流   リベラリズムの歴史的位相
     「リベラリズム」研究のもう一つの理由   如是閑研究の思想史的意義
     如是閑研究の前史1 社会民主主義研究会   如是閑研究の前史2 「日本におけるホッブズ研究」の執筆
     如是閑研究の前史3 「明治国家形成過程の研究」   長谷川如是閑に標的を定めるまで
     『我等』・『批判』時代の如是閑の抵抗   如是閑は戦時中に転向したか   戦時下の如是閑の闘争
     敗戦後の如是閑   日本思想史研究の層の薄さ
     戦前のばあい日本政治思想史研究はジャーナリストの思想を追え
     研究組織の拡大と『近代日本のジャーナリスト』   田口卯吉と陸羯南の研究に取り組む
     芸は身を助く   如是閑著作・目録作成の経緯について   「朝日学術奨励金」受章
     シェフィールド大学の国際会議について   グレン・フック君との出会い

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