HOME >> 自由・権力・民主的計画
自由・権力・民主的計画
定価:本体5,000円+税
ISBN:978-4-624-40036-1
ISBN[10桁]:4-624-40036-4
発行日:2000年5月25日
元版年:1971
判型:A5
ページ:532
Cコード:C0036
カール・マンハイム 著
池田秀男 訳
H・ガースとE・ブラムシュテッドによって整理された著者の遺稿集。社会学・政治学・歴史学・教育学等、多岐にわたる思索の体系的総括。
序 A.ローウェ
マンハイムの著作に関する覚え書き E.K.ブラムシュテッド/H.ガーデス
原著者序
第一部 状況の診断
第一章 危機の主要な徴候
一 少数者支配を助長する新しい社会的技術
二 新しい技術と権力複合体
三 地域共同体的経済から自由競争を経て独占まで
四 自己規制的小集団の転置
五 伝統的な集団統制の解体
六 大規模な整合化の失敗
七 協同的統制の解体
八 階級対立の破壊的効果
九 パースナリティの解体
一〇 合意と宗教的紐帯の解体
第二章 状況に対する反応の選択
一 全体主義的反応
二 ファシズムの悲観主義的見方
三 マルクス主義のユートピア的な希望
四 民主的計画をめざして
五 新型式の出現
第二部 民主的計画と制度の変化
第三章 権力論―政治社会学に対する一章
一 自由と社会秩序
二 民主的権力論をめざして
三 権力の三つの基本形式
四 権力と人格的諸関係
五 権力機能の集中化
六 有益な教訓
七 権力集団の集中化
八 共同体感情の本質と権力
九 機能的権力と共同体的権力の疎隔
一〇 現代の基の長所
四 民主主義過程
第三部 新しい人間―新しい価値
第七章 慣習から社会科学へ
一 社会的教育の概念
二 人間行動の新しい科学
三 人格的関係、第一次集団、およびそれらの教育的意義
四 組織集団とその教育的衝撃
五 若干の社会制度とその教育的衝撃
六 若干の社会的機制とその教育的衝撃―競争と協同
第八章 民主的行動型式
一 統合的行動の概念
二 責任性の主観的局面
三 責任性の客観的側面
四 旧制度の瓦解
第九章 民主的パースナリティ型式
一 性格発達の歴史的型式
二 民主的パースナリティと行動の理想
三 民主主義哲学に反映されている民主的パースナリティ論
四 野蛮へ逆行する脅威
五 民主的人格主義の二重の側面
第一〇章 基礎作業としての教育
一 広い学校の概念とその課題
二 変化のための教育
三 生活の民主的解釈
四 教育計画の連続性
五 成人教育の新しい課題
六 民衆大学の課題
七 大学改革の必要性
八 民主主義教育の若干の再配分的局面
第一一章 労働と余暇
一 労働の誘因と満足
二 余暇の追求
三 余暇の再配分的