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書籍詳細

浦上の原爆の語り

永井隆からローマ教皇へ

浦上の原爆の語り

定価:本体2,500円+税

ISBN:978-4-624-41101-5

発行日:2015年8月10日

判型:四六判並製

ページ:236

Cコード:C0036

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四條知恵

ジャンル : 歴史 >> 日本現代史

ジャンル : 宗教 >> キリスト教

失われたものの痕跡を辿る旅

長崎・浦上に投下された原爆は、はたして戦後どのように捉えられ、語られてきたのか。戦後70年のいま、実証的に明らかにすることで見えてきたものはなにか。

「浦上のカトリック教徒が、この70年間、どのように原爆を語ってきたのかを辿ることは、吹き荒れた暴力のあとで、どのように人びとが生きる意味を見出してきたかの軌跡でもある。」(本文より)

目次

第一章 歴史の語りを繙く
 歴史叙述についての先行研究
 歴史の物語論に対する批判
 原爆被害についての先行研究
 浦上の原爆の語り

第二章 浦上と永井隆
 一 「浦上」
  浦上の歴史と原爆被害/浦上と差別
 二 永井隆の燔祭説
  永井隆の足跡/永井隆の燔祭説
 三 永井隆の燔祭説をめぐる論争
  一九五〇年代から七〇年代/一九八〇年代以降/燔祭説をめぐる論争の問題点

第三章 焦点化する永井隆
 一 占領期の長崎における原爆の語り
  原爆投下後から占領軍による検閲開始までの変遷/永井隆の登場/「ピース・フロム・ナガサキ」の発祥と国際文化都市建設の礎論/朝鮮戦争の勃発による反動
 二 焦点化する永井隆
  占領軍との親和性/占領期の長崎における燔祭説の位置

第四章 永井隆からローマ教皇へ――純心女子学園をめぐる原爆の語り
 一 純心の沿革と学校の被害
 二 純心女子学園をめぐる原爆の語り
  一九四五(昭和二〇)年から一九六一(昭和三六)年まで/一九六一(昭和三六)年以降/ローマ教皇ヨハネ・パウロ二世の来日と恵の丘長崎原爆ホーム/一九八一(昭和五六)年以降の純心女子学園における原爆の語り
 三 二つの語りが意味するもの

第五章 浦上の原爆の語り
 一 占領期
 二 ローマ教皇庁と日本のカトリック教会の動向
 三 浦上のひび
 四 長崎における原爆被害をめぐる行政と市民活動の流れ
 五 原水爆禁止運動とカトリック教界
 六 カトリック地域共同体の変容
 七 ローマ教皇ヨハネ・パウロ二世の来訪
 八 カトリック教界への波紋
  日本のカトリック教界/長崎のカトリック教界

結 び

著者略歴

四條知恵(しじょうちえ)
広島県広島市生まれ。早稲田大学第一文学部史学科卒業。財団法人広島平和文化センター広島平和記念資料館学芸員として勤務。九州大学大学院比較社会文化学府博士課程修了。博士(比較社会文化)。現在、長崎大学核兵器廃絶研究センター客員研究員。