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書籍詳細

ヘテロトピアからのまなざし

ヘテロトピアからのまなざし

定価:本体4,800円+税

ISBN:978-4-624-93282-4

発行日:2018年2月26日

判型:四六判上製

ページ:451

Cコード:C0310

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上村忠男

ジャンル : 哲学・思想 >> 現代思想

ジャンル : 歴史 >> 歴史学・歴史理論

シリーズ : ポイエーシス叢書

〔ポイエーシス叢書72〕

思想史を中心に
欧米の最新の学問的成果を
精力的に紹介しつつ
自身も〈ヘテロトピア〉をキーワードに
新しい歴史学的方法論を構想してきた
著者の最新の批評論集。
ヴィーコに依拠しながら
ヘイドン・ホワイト、エドワード・サイード、
カルロ・ギンズブルグ、ジョルジョ・アガンベン、
G・C・スピヴァク、柄谷行人、マッシモ・カッチャーリ
などを縦横無尽に渉猟し、
同時に沖縄をめぐる諸問題など
現代日本の思想的課題を
徹底的に解明する上村思想史学の集大成。

目次


シラーをサボタージュする――スピヴァクとグローバリゼーションの時代における美的教育
「惑星思考」のその後
ヘテロトピアからのまなざし――エドワード・W・サイードと批評の可能性
ヘテロトピアとしてのアメリカ
ヘイドン・ホワイトの「歴史の詩学」について
ヴァールブルクの鋏
II
アントニオ・ラブリオーラと「不実な」弟子たち――イタリア版「マルクス主義の危機」論争(一八九五―一九〇〇年)
ソレルとマルクス主義
アガンベンと『ティックーン』
所有することなき使用――アガンベンの『いと高き貧しさ』をめぐって
関係の彼方へ
カテコーン再考
III
グラフト国家
転生しつつ交差する〈眼差しの政治〉――仲里効・倉石信乃監修「沖縄写真家シリーズ[琉球烈像]」(未來社)完結によせて
標的の村
川満信一さんへ――「琉球共和社会憲法C私(試)案」をめぐって
困民主義革命
「琉球民族独立」論の陥穽
『越境広場』
イメージが歴史と詩的に交わる場――東松照明『太陽の鉛筆』をめぐって
追悼・中平卓馬
テロルの伝説、あるいは桐山襲『聖なる夜 聖なる穴』をめぐって
IV
介護民俗学への挑戦
関係の絶対性
能面以前
子供が子供であったとき
柄谷行人をめぐる断想
民族衣装を着なかったアイヌ
『サークル村』再訪
怨歌の誕生
内村剛介のラーゲリ体験
棄郷を生きる
「有限性の近代」を生き抜くための処方箋――加藤典洋『人類が永遠に続くのではないとしたら』を読む
「叛史」のこころみ
流砂のなかで
「声ノマ」――吉増剛造の現在
チリの闘い
恋のハレルヤ
中動態の世界
歴史の地震計

ビブリオグラフィティ(二〇一二―二〇一七)――『図書新聞』『週刊読書人』『みすず』読書アンケートへの回答
あとがき

著者略歴

上村忠男(うえむら・ただお)
1941年生まれ。東京外国語大学名誉教授。学問論、思想史専攻。著書に『歴史家と母たち』、『ヘテロトピアの思考』、『超越と横断』、『無調のアンサンブル』(以上、未來社)、『現代イタリアの思想をよむ』(平凡社)、『ヘテロトピア通信』(みすず書房)ほか。訳書にヴィーコ『新しい学』(法政大学出版局)、アガンベン『到来する共同体』(月曜社)、カッチャーリ『死後に生きる者たち』(みすず書房)ほか。