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書籍詳細

海女の島 舳倉島 [新版]

海女の島 舳倉島 [新版]

定価:本体1,800円+税

ISBN:978-4-624-93441-5

発行日:2013年9月24日

元版年:1964

判型:四六判並製

ページ:164

Cコード:C0339

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フォスコ・マライーニ
牧野文子
岡田温司 解説

シリーズ : 転換期を読む

〔転換期を読む21〕
日本の文化に深い関心を寄せたイタリアの人類学者フォスコ・マライーニ。
1950年代に記録映画撮影のため日本各地を訪れた著者にとって、舳倉島の人びとの生活は「詩的」であり「偽善とタブー」から解放してくれるものだった。
口絵写真32点収録。

「海女たちの裸体は大変に美しく、だが普通日常のことで、ごく自然で、周りの風景の一部分として、岩や木の裸形と同じものとして見られるようになった。そして、そのとき、海に散らばる島に生きている女たち、男たち、子どもら、ここの人たちのきびしい、けれども詩的な生活の労苦をその光のなかで知るようになり、理解もし、高い評価もして、わたしは学びとることができたのであった。もし、日本の読者のみなさんが、特に海女の古くからの無心さと幸福とを、この本のページを繰り、その写真で見て下されば、わたしはほんとうに幸いである。」(本文「日本語版序文」より)

目次

  日本語版への序文

1 腕、頭、脚、包み、子ども、袋、お尻、靴などの大洪水
2 《ヒツジ雲》の空は、《ウロコ雲》の空
3 海の子、海女
4 ほんものの海女を探し求めて
5 うさん臭さを、見て見ないふり
6 黒く険阻で、不気味な七つ島
7 土地を耕すですって? なんて恥ずかしいことだろう!
8 岩の筏に乗ってる人間と神様
9 灰色の石ころ道
10 《島の王さま》の家で
11 タイが海士、海女の心をやわらげる
12 イロリのそばに坐って
13 海底で、海女たちと
14 わずかな撮影にたいした苦労
15 一握りの土で、深淵を満たす
16 大鍋での入浴
17 ミコシは、神さまのおぼしめしで踊る
18 死者たちは海へ帰る
19 美人、妙子の岩礁、御厨島
20 儀礼的なあいさつと心からのあいさつ

  訳者あとがき
  解説 イタリア人の見た日本のヴィーナスたち(岡田温司)

著者略歴

【著者略歴】
フォスコ・マライーニ(Fosco Maraini)
1912年イタリア・フィレンツェ生まれ。写真家、登山家、人類学者、東洋学者。2004年逝去。
1930年代後半に日本に留学。北海道大学医学部に所属し、アイヌの信仰やイクパスイについて研究した。1946年イタリアに帰国、1953年再来日、日本各地をまわり記録映画を撮影した。京都帝国大学(現京都大学)でイタリア語を、フィレンツェ大学では日本文学を教えた。1987年~88年、京都の国際日本文化研究センター客員教授。1986年に国際交流基金賞受賞。
著書『ヒマラヤの真珠』(1943年、精華房)『チベット――そこに秘められたもの』(1958年、理論社)『ガッシャブルム4――カラコルムの峻峰登頂記録』(1962年、理論社)『海女の島《舳倉島》』(1964年、未來社)『JAPAN』(1971年、講談社)『随筆日本――イタリア人の見た昭和の日本』(2009年、松籟社)ほか。

【訳者略歴】
牧野文子(まきの ふみこ)
1904年大阪市生まれ。神戸女学院卒業。「東京時事新報」記者を経て詩人として活動、翻訳なども手がける。1984年死去。
詩集『かぜくさのうた』(1953年、塔影詩社)『土の笛』(1964年)『白夜』(1971年)『こもれび』(1978年、以上理論社)。著書にイタリア紀行三部作『イタリアは青い空』(1968年)『知らなかった美しいイタリア』(1973年)『イタリアへの郷愁』(1976年、以上理論社)、訳書に『ヒマラヤの真珠』(1943年、精華房)『チベット――そこに秘められたもの』(1958年、理論社)『ガッシャブルム4――カラコルムの峻峰登頂記録』(1962年、同)『海女の島《舳倉島》』(本書、以上すべてフォスコ・マライーニ著)、編著に多田等観『チベット滞在記』(1984年、白水社)などがある。