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西谷社長日録

日録2017年10月

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日録2017/10/31(火)

掲載日:2017年10月31日

*「季刊びーぐる 詩の海へ」37号、読みはじめる。添田馨が詩論時評で第二次「走都」創刊号の鮎川信夫論について1ページ以上言及してくれる。わたしの問いに答えようとしている。詩誌時評の松本秀文も「現代詩手帖」の藤原安紀子も対応していない。若いひとにはわたしの論はわからないのかも。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*みずほeビジネスサイトにアクセス。きょうの入出金を確認&印刷。取次入金、ほか。住民税一括納付の手続き。三菱東京UFJダイレクト、東京都民銀行インターネットバンキングにアクセス、ゆうちょダイレクトにアクセスして振込み。厚生年金9月分の支払い用小切手を作成し、後納代支払いとともに横山さんにゆうちょ銀行小石川支店にまわってもらう。
*ACELINK Navi記帳くんで振替伝票の起票&印刷。現金引出し、直販売上げ、保険料、リース料、書店売上げ、ほか。、
*1時、岸顯樹郎さん、来社。『ホモ・コントリビューエンス』のツキモノ原稿持参。加藤尚武著作集の装幀プランを見せてもらい、色指定、用紙選定などいろいろ。途中で萩原印刷の生方さん、藤野さん、来社。『ホモ・コントリビューエンス』のツキモノデータ渡し、きのう作成した第1巻の著者略歴、奥付、広告ページの原稿、索引の組見本を渡す。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。~のち、藤野さんにE-mailで略歴、広告のデータを送る。~藤野さんから返信E-mailで受取りのお礼。その後、組指定書と原稿指定に間違いがあるとのこと。~返信E-mailで指定書にしたがってほしいと返事。
*売上伝票のチェック。「66期月別売上げ台帳.xls」で9月最新版、作成&印刷。さらに「67期月別売上げ台帳.xls」で10月最新版、作成&印刷。
*加藤尚武さんよりE-mailで『ホモ・コントリビューエンス』の略歴に受賞歴の追加を依頼される。~返信E-mailで了解。白焼きで直す予定。著作集のほうはゲラで直すことに。
*きのう時間切れで書き切れなかった「現代詩手帖」年鑑詩集評のつづきを書く。印刷して手を入れる。いちおう完成。タイトルはとりあえず「詩のことばはどこに根ざすのか――年鑑詩集評」とする。25枚ぐらいになってしまったが許されるかな。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。

日録2017/10/30(月)

掲載日:2017年10月31日

*アリストテレス『弁論術』(岩波文庫) 第二巻第七章「親切と不親切」~第八章「憐れみ」~第九章「義憤」読む。→「読み書き日録」。
*加藤尚武さんよりFAXで『ホモ・コントリビューエンス』あとがきの校正とどく。E-mailでとどいているまとまった差し替え分は確認して必要な段落2箇所をファイルにして天野さん経由で責了に。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*『ホモ・コントリビューエンス』の滝久雄さんの「本書に寄せて」と略歴のゲラPDFをホモコントリビューエンス研究所の菊池さんにE-mailで送付。あすまでに校正を依頼。~菊池さんより返信E-mail。まえがきにさらにすこし手が入りそう、とのこと。
*岸顯樹郎さんよりFAXできのう渡した『ホモ・コントリビューエンス』のオビのデザインとどく。telもあり。確認して進めてもらう。~のち、岸さんよりtel。あす1時に『ホモ・コントリビューエンス』のツキモノ原稿持参。加藤尚武著作集の打合せもあり。
*加藤尚武著作集第1巻の単行本未収録論文4本をつなぎ、中扉を付けて入校用の「単行本未収録論文」を作成。「目次+扉」と「ヘーゲル青年期論文のページ数対照表 (Nohl Konkordanz)」をあらたに印刷。組指定書もつけて萩原印刷に入校する予定に。原稿データはE-mailで藤野さんに送付。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。~藤野さんから返信E-mail。~のち、生方さん、藤野さん、来社。入校。索引があるので、予定より1日ずれそう。~奥付、著者略歴、広告ページの原稿を作成。
*加藤尚武さんにtel。『ホモ・コントリビューエンス』の処理はスミ。著作集第1巻の原稿も印刷所にこれから入校の予定。索引を付けるかどうかの確認。いちおう付けようということで、初校が出てから項目を作成する予定に。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*春秋社・吉岡さんより返信E-mail。「人文会ニュース」の校正のお礼。
*萩原印刷・萩原誠君、来社。近況いろいろ。
*出版デジタル機構より8月分の売上げ報告。「[新版]日本の民話」シリーズが10冊。
*ACELINK Navi記帳くんで振替伝票の起票&印刷。営業雑費、取次入金、リース料、通信費、書店売上げ、ほか。出納帳(現金、振替貯金)に記帳。
*「現代詩手帖」11月号を読みはじめるが、あまり進まず。→「読み書き日録」。
*思潮社・藤井さんより「現代詩手帖」12月号の原稿の件でE-mail。
*「現代詩手帖」年鑑詩集評の対象候補詩集の読書記録データを集める。とりあえず15点にしぼる。きのうのつづきを書く。いろいろ引用しているうちに19枚ぐらいになってしまった。もうすこし書きたいことが残っているのに。藤井さんに嫌がられるだろうな。きょうは時間切れでここまで。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。

日録2017/10/29(日)

掲載日:2017年10月30日

*『ホモ・コントリビューエンス』のオビ表とオビ背の文案を作成。表を《「貢献心は本能である」(滝久雄)というテーゼをめぐって/国内外の人文科学、社会科学、自然科学の/専門家21人が寄稿した24論考による/初めての学際的研究の綜合成果。》とし、オビ背を《「貢献心」とは何か》とする。~FLEX渡邊さんにE-mailで送付。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。~さらに加藤尚武著作集第1巻のつきもの原稿も進めるが、こちらは未完。~渡邊さんから受取りの返信E-mail。岸顯樹郎さんからは確認のtel。2行目が長いので4行分かち書きにすることに。
*「水の呪文」48号、通読。富沢智個人誌。農業をやりながらの資料館運営、そして詩人。よくやるなあ。これも「家が建てられるくらいの収入がなければ職業とは言えない」から詩人とは「所詮生き方」というのはほんとうだ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*Jacques Derrida: De la Grammatologie の第1部/第3章/L'alge`bre: arcanum et transparenceのはじめ~。ここでは西欧におけるエクリチュールの歴史が検討される。アタナシウス・キルヒャー、ジョン・ウィルキンス、ライプニッツらの漢字にたいする関心が論じられる。《彼〔ライプニッツ〕の目には声から中国語表記=漢字を解放するものは、同時に、恣意と発明の人為によって歴史からエクリチュールをもぎ離し、それを哲学に固有のものとするのである。》(p. 113、拙訳)→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*「現代詩手帖」12月号の年鑑詩集評の原稿を書きはじめる。詩論的部分を書いてもよいということだったので、とりあえず前書き的に6枚ほど書く。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*テレビで韓流ドラマ「オクニョ」第30回を見る。チョン・ナンジョンが逮捕される。
*成田昭男『鮎川信夫――薄氷をわたるエロス』の「II 戦中篇」の「〈書く〉ことと歴史」のIIIを読む。「II 戦中篇」読了。《鮎川が二十五歳をむかえんとしていた年に、『戦中手記』をしたためたのも不思議ではない。それは、彼の引き裂かれてしまった青春の総決算であり、戦後への出発の精神的拠点であった。》(111ページ)鮎川がモダニズム詩を捨て、戦争という歴史体験を経て、みずからの存在の現実とのつながりをもとめて意味の回復をめざした事情がくわしく書かれていて参考になる。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*『世界の名著35/へーゲル』で『法の哲学』「第三部 倫理」の「第三章 国家」の§257~§260。《普遍的なものは実現されていなくてはならないが、他方、主体性も完全かつ活発に発展させられなくてはならない。この両契機が力強く存続することによってのみ、国家は分節されているとともに真に組織された国家とみなされうるのである。》(§260)ヘーゲルの国家理念はこうした理想的概念として提示されたものであることは銘記すべきだろう。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*加藤尚武さんよりE-mailで『ホモ・コントリビューエンス』あとがきの修正、とどく。E-mailに貼付。あす確認。

日録2017/10/28(土)

掲載日:2017年10月29日

*テレビで大リーグのワールドシリーズ第3戦、ドジャース対アストロズ戦を観戦。ダルビッシュが先発。2回にKOされ、敗戦投手に。
*成田昭男『鮎川信夫――薄氷をわたるエロス』の「II 戦中篇」の「〈書く〉ことと歴史」のII。ここでは「戦中手記」が論じられている。ほぼ妥当な解釈だ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*『加藤尚武著作集第1巻 ヘーゲル哲学のなりたち』の仮ゲラの赤字修正ほか、つづける。『ヘーゲル哲学の形成と原理』の第八章~第十章、あとがき、単行本未収録論文「ドイツ観念論の文化的背景」、「カントとドイツ観念論」、「へーゲル」、「ヘーゲル論理学の形成と変容」もスミ。著者解題もスミ。追加分の「ヘーゲル青年期論文のページ数対照表」(Nohl Konkordanz) をテキスト処理とファイル整備。さらに目次+扉+凡例の作成。これで30日に入校の準備できる。→「読み書き日録」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*アリストテレス『弁論術』(岩波文庫) 第二巻第三章「穏和」~第四章「友愛と憎しみ」読む。《怒りは時がたつにつれ癒されるが、憎しみのほうは癒すことができない。》(184ページ)これには心当たりがある。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*おととい、きのうのアマゾンで新井高子編著『東北おんば訳 石川啄木のうた』が今月30冊目売れ(累計33冊)、ジャック・デリダ『嘘の歴史 序説』が8冊目(累計136冊)、『信と知――たんなる理性の限界における「宗教」の二源泉』が4冊目(累計102冊)などポイエーシス叢書が4冊、『出羽の民話』が1冊(「[新版]日本の民話」シリーズ累計676冊)、ほかにハーバーマス『公共性の構造転換』が2冊、ショル『白バラは散らず』が4冊、『ブレヒト戯曲全集』が2冊、など。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*『世界の名著35/へーゲル』で『法の哲学』「第三部 倫理」の「第二章 市民社会」の§235~§256。第三部第二章、読了。つぎはいよいよ国家論。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。

日録2017/10/27(金)

掲載日:2017年10月28日

*加藤尚武さんよりE-mailで加藤尚武著作集第4巻収録予定の単行本未収録論文「タブラ・ラサとア・プリオリ」の最終ファイルが見つかったとのことで添付でとどく。→「twitter.com/miraishajp」。
*『加藤尚武著作集第1巻 ヘーゲル哲学のなりたち』の仮ゲラの赤字修正はじめる。途中で加藤尚武さんにtelして確認。こちらの対案は原則的にすべてOK。日本語とドイツ語表記が並ぶ場合は()に入れて小活字化、文献の省略表記の場合はつぎのページ表記とのあいだは半角スペースにする。けっこうおおごとなのできょうじゅうの入校は無理。月曜に入校することに。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。~『ヘーゲル哲学の形成と原理』の第五章まで、スミ。これで全体の半分弱か。~夜、家でつづき。第七章まで、スミ。
*ホモコントリビューエンス研究所の菊池さんより返信E-mailで著作権表示は「ホモコントリビューエンス研究所」でいいとのこと。17日に『ホモ・コントリビューエンス』ができるので、取りに来るとのこと。またホモコントリビューエンス研究会(11月19日)への招待の案内E-mail。19日(日)11時半~16時、「新ばし 金田中」にて。
*春秋社の吉岡さんよりE-mailで「人文会ニュース128号の「考えるとはどういうことか――加藤尚武著作集刊行の意義」再校とどく。~PDFを確認。吉岡さんにこれでOKの返信E-mail。PDFは印刷してあとで加藤尚武さんに渡す。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「ttwitter.com/miraishajp」。
*『ホモ・コントリビューエンス』のあとがき、略歴、奥付、広告の初校出校。あとがきは10ページだが、すこし削って9ページにしてもらう。略歴は6ページ。結局、560ページとなる。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*岸顯樹郎さんよりtel。『ホモ・コントリビューエンス』のオビをやはり作ることにし、休み中にFLEXへデータを送ることに。
*加藤尚武さんにtel、8時半ごろ、家へ行き、『ホモ・コントリビューエンス』のあとがき、略歴を渡し、著作集第1巻の解題の仮ゲラ校正を受取り。あとがきは月曜に戻してもらう。

日録2017/10/26(木)

掲載日:2017年10月27日

*成田昭男『鮎川信夫――薄氷をわたるエロス』「I 戦前篇」の途中~終り。成田は戦前の都市への出郷者の精神構造を鮎川の父・上村藤若のなかに見出し、父との葛藤を軸に鮎川のエディプス的意識を探っており、いわば社会史的外挿をもって鮎川を理解しようとしている。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*加藤尚武さんよりE-mailで著作集第1巻の解題原稿とどく。~きのうの夜中に届いた『ホモ・コントリビューエンス』あとがき原稿もあわせて取り込む。~加藤尚武さんにtel。原稿2本受取りのお礼ときょうの仮ゲラ受渡しの予定。原稿2本の処理を終えてから午後2時すぎをめざしてお宅へ伺うことに。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*『ホモ・コントリビューエンス』の加藤尚武さんのあとがき原稿を印刷して赤字を入れながら通読。20枚以上もあり、論文にちかいあとがきになっているのはさすが。Word原稿をテキストファイル化して天野さんに渡す。最新の加藤尚武マクロも渡して、テキスト処理をしてもらい、入稿へ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*加藤尚武著作集第1巻解題原稿を印刷。加藤尚武マクロによるテキスト一括処理+通読+ファイル修正。なんと60枚ぐらいあり、手間取るがなんとかスミ。仮ゲラ印刷24ページ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*八戸まちづくり文化産業信用組合推進室の森佳正さん、八戸ブックセンターの佐藤正樹さん、来社。天野さんとの話のあと、挨拶。主として森さんと30分ほど話。『東北おんば訳 石川啄木のうた』の話もいろいろ。おおいに関心をもってくれる。
*3時まえ、歩きで加藤尚武さん宅へ。著作集第1巻の仮ゲラ校正、受取り。解題原稿の仮ゲラのほか、第9巻の残りの仮ゲラ一式、ほかに単行本未収録論文4本の仮ゲラを渡す。『ホモ・コントリビューエンス』と著作集第1巻のスケジュールの確認。著作集はあす入稿して11月2日に初校出校、その日にゲラを届けて6日に責了の予定。最速で21日見本の予定。~5時、帰社。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。~加藤さんよりE-mailで校正の差し替え分、第1巻追加分のNohl Konkordanzの原稿とどく。
*斉藤史朗さんよりtel。『日本社会学における家理論の形成と展開』の原稿持参と打合せに11月1日(木)17時に来社。
*きのうのアマゾンで新井高子編著『東北おんば訳 石川啄木のうた』が今月28冊目売れ(累計31冊)、『茨城の民話 第二集』が1冊(「[新版]日本の民話」シリーズ累計675冊)、ほかにポパー『開かれた社会とその敵』が2冊、など。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*『ホモ・コントリビューエンス――滝久雄・貢献する気持ちの研究』初校の総合チェック、目次照合、ノンブル通しなど。あとがきの前まで543ページ分を責了であす戻す。残りはあとがき、略歴、奥付で10ページちょっとか。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*新井高子さんよりE-mailで『東北おんば訳 石川啄木のうた』について読売新聞の待田記者のインタビューを受けた由。写真入りの大きな記事になりそうとのこと。予定は11月5日。大船渡の「東海新報」では読者プレゼントもしてくれるとのことで、中村祥子さんの仕掛け。戻ってきた本を中村さんに送ってほしいとのこと。
*ホモコントリビューエンス研究所の菊池さんよりE-mailで『ホモ・コントリビューエンス』の本体価格は5800円に、との連絡。~菊池さんに了解の返信E-mail。著作権表示の件を問合せ。11月17日に見本ができるので、19日のための送り先の問合せも。
*アリストテレス『弁論術』(岩波文庫) 第一巻第一四章「より大きな不正行為」~第一五章「弁論術に本来属さぬ説得」読む。これで第一巻、読了。ここまでは法廷弁論のための準備のようなもの。→「読み書き日録」。

日録2017/10/25(水)

掲載日:2017年10月26日

*アリストテレス『弁論術』(岩波文庫) 第一巻第一二章「不正をなす者と蒙る者」、第一三章「不正行為の分類」読む。→「読み書き日録」。
*加藤尚武さんにtel。著作集第1巻の解題原稿がまだできていないので、もう一日ほしいとのことで了解。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*加藤尚武著作集第4巻収録予定の単行本未収録論文「ヘーゲル哲学と懐疑主義」の仮ゲラ通読+ファイル修正、2節~8節。18ページ分。この論文もスミ。修正仮ゲラ印刷23ページ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*加藤尚武著作集転載許可願い2通もどる。中央公論新社、PHP研究所。
*未來社流通センターよりE-mailで決算用在庫データとどく。
*22日~きのうまでのアマゾンのデータ調べ。新井高子編著『東北おんば訳 石川啄木のうた』が今月27冊目売れ(累計30冊)、ジャック・デリダ『嘘の歴史 序説』が7冊目(累計135冊)などポイエーシス叢書が4冊、マーク・マゾワー『暗黒の大陸――ヨーロッパの20世紀』が6冊目(累計198冊)、「[新版]日本の民話」シリーズが4冊(累計674冊)、木村友祐『イサの氾濫』が6冊目(累計628冊)、ほかに『ブレヒト戯曲全集』が2冊、シュミット本が2冊、など。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*ホモコントリビューエンス研究所の菊池さんからE-mailで『ホモ・コントリビューエンス』の滝久雄氏のまえがきの修正原稿とどく。あわせて略歴・著作一覧の原稿もとどく。~天野さんに渡して入稿へ。ほかの執筆者の略歴原稿も見せてもらい、チェック。~菊池さんにtel。滝さんの略歴は長いが全部いかしてほしいということを確認。11月19日に研究会があり、主要メンバーが集まるのでその日までにできないかと注文。~萩原印刷・木村君にtel。11月17日(金)に見本50部を作ってほしいと依頼。のち、telあり。31日までに責了になれば、7日印刷で17日朝、見本50部は可能、ということに。大半は先に責了にできるので、先渡しする予定に。~加藤尚武さんにtel。『ホモ・コントリビューエンス』の状況報告。あとがきはあす朝までにE-mailで送ってくれることに。著作集第1巻のゲラと解題原稿もきょうじゅうに完成。あす受取りと9巻の仮ゲラほか渡しの予定に。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。~夜中、加藤さんよりE-mailであとがき原稿とどく。11月19日の会に西谷を招待するよう菊池さんに伝えた由。
*阿部嘉昭詩集『橋が言う』通読。8行詩が84篇。どうしてこんなに形式的に書けるのか、よくわからない。それにオビに「減喩」を駆使した、とあるのもわからない。ふつうの短詩にしか読めないのだが。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*『世界の名著35/へーゲル』で『法の哲学』「第三部 倫理」の「第二章 市民社会」の§213~§221。《私の意志は理性的意志であり、また妥当するものである。そしてこの妥当は、他人によって承認されなければならない。だからこの場合、私の主観性も他人の主観性も消え失せなくてはならず、意志は確実性と不動性と客体性を得なければならないのである。そして意志がこれらを得るのはただ形式によってのみ可能なのである。》(§217)《法律の形式をとって現存在するに至った法は、対自的であり、法について_¨特殊的な意志¨_や_¨意見をもつこと¨_に対して、自主的に対立するものである。だからこの法は、おのれを普遍的なものとして貫かなくてはならない。》(§219)ここでは法(と裁判)の形式的手続きの正当性が主張されている。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*『鮎川信夫全集II 評論I』で「現代詩とは何か」再読。VI節の途中~。《古いものと新しいもの、可視的なものと不可視的なもの、それらを意識的に結びつけることも、一つの調和の発見であろう。僕は敢えて調和の発見といったが、方法論的に言うならば発明というべきかも知れない。なぜなら詩の調和とは、決して自然そのものの調和ではなく、極めて意識的な努力と未知の世界を作ろうとする詩人の作像的意志とを要するからである。》(117ページ)ここで〈発明〉とか〈作像的意志〉と呼ばれているものこそ隠喩なのである。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。

日録2017/10/24(火)

掲載日:2017年10月25日

*成田昭男『鮎川信夫――薄氷をわたるエロス』読みはじめる。長年書きためてきた鮎川論。まじめな研究だ。鮎川のモダニズム時代の詩的青春の挫折を西脇への一時的傾倒と関連づけているのは正しい。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*ダーチャ・マライーニ/望月紀子訳『ある女の子のための犬のお話』見本できる。
*きのう通読の終わった加藤尚武著作集第3巻収録予定の単行本未収録論文「絶対的な理念」の仮ゲラ印刷63ページ。
*岸顯樹郎さんにtel。『ホモ・コントリビューエンス』の書名に中黒を入れる件の連絡。オビはどうするか。~岸さんより加藤尚武著作集の資材等とどく。
*19日~21日までのアマゾンのデータ調べ。新井高子編著『東北おんば訳 石川啄木のうた』が今月25冊目売れ(累計28冊)、ジャック・デリダ『嘘の歴史 序説』が5冊目(累計133冊)、『信と知――たんなる理性の限界における「宗教」の二源泉』が3冊目(累計101冊)などポイエーシス叢書が3冊、『中国山地 過疎50年』が3冊目(累計182冊)、マーク・マゾワー『暗黒の大陸――ヨーロッパの20世紀』が4冊目(累計196冊)、「[新版]日本の民話」シリーズが4冊(累計670冊)、木村友祐『イサの氾濫』が4冊目(累計626冊)、ほかに丸山眞男本が2冊、シュミット本が3冊、スタニスラフスキー『俳優の仕事』が2冊、など。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*加藤尚武さんにtel。著作集第1巻の校正は終わったが、解題原稿はきょうじゅうに書く予定。あす取りに行くことに。『21世紀の知的戦略』のなかのデカルト論を復活させたいとのこと。『ホモ・コントリビューエンス』のまえがき原稿もできたので、あわせて「あとがき」原稿ももらうことに。シュタイネックさんのゲラは返事がないので、そのまま進めることに。著作集収録のNHK出版『技術と人間の倫理』でテレビが使用料を請求しようとしている件は、原稿を書いて放送しているのでNHKに権利などないはずとのこと。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。~のち、古いCD-ROMから「デカルト中心史観の吟味――ポスト・モダニズムへの疑問」のデータを取り出し、12巻フォルダに取り込む。
*世界思想社教学社より加藤尚武著作集への転載許可証がとどく。
*みずほeビジネスサイトにアクセス。きょうの入出金を確認&印刷。
*ACELINK Navi記帳くんで振替伝票の起票&印刷。保険料、厚生年金、書店売上げ、現金引出し。出納帳(現金、振替貯金)に記帳。
*加藤尚武著作集第4巻収録予定の単行本未収録論文「タブラ・ラサとア・プリオリ」の加藤尚武マクロによるテキスト一括処理~変動が多そうなので仮ゲラ印刷をすこしずつしながら通読+ファイル修正、途中でファイルが印刷物とまったく一致しないことがわかり、中断。OCRの必要あり。しょうがないのでつぎの単行本未収録論文「ヘーゲル哲学と懐疑主義」の加藤尚武マクロによるテキスト一括処理+仮ゲラ印刷21ページ+通読+ファイル修正。はじめ~1節。5ページ分、スミ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*甘里君香詩集『ロンリーアマテラス』通読。家庭崩壊のなかに子どもと生きる女の生きざまなどを赤裸に描き、それでいてけっこう楽天的なのか、詩のことばの力を考えさせる。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*Jacques Derrida: De la Grammatologie 第1部/chapitre 3: de la grammatologie comme science positiveのはじめ。エクリチュールはいつ、どこで始まるのか、という根源的な問いが立てられる。→「読み書き日録」。
*ホモ・コントリビューエンス研究所の菊池さんから返信E-mailで、きのう入稿した滝久雄氏のまえがきに修正が入るので、待ってくれとのこと(もう入校してしまったはず)。略歴と著作目録も添付。
*『世界の名著35/へーゲル』で『法の哲学』「第三部 倫理」の「第二章 市民社会」の§205~§212。《_¨即自的に¨_法であるところのものがその客観的現存在において_¨定立される¨_と、すなわち思想によって意識に対して規定され、法であるとともに効力をもつところのものとして_¨周知される¨_と、それが_¨法律¨_である。そして法はこうした規定によって_¨実定¨_法一般なのである。》(§211)要するに、法そのものは法思想(法哲学)となり、効力をもつものとして認識されると法律という実定法となるということ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。

日録2017/10/23(月)

掲載日:2017年10月24日

*きょうは出社せず。
*アリストテレス『弁論術』(岩波文庫) 第一巻第一〇章「法廷弁論」の途中~第一一章「快楽」読む。→「読み書き日録」。
*用賀の中川整形外科へ。レントゲンの結果、左手首の炎症は腱鞘炎ではなく、関節炎か偽痛風とのこと。ギプスまで作られる。採血と採尿も。
*加藤尚武著作集第3巻収録予定の単行本未収録論文「絶対的な理念」の仮ゲラ印刷をしながら通読+ファイル修正つづき。7節~10節+注、28ページ分。これでこの論文もスミ。《主観と客観の統一が主観的な理念である。無限と有限の統一が無限的な理念である。これがヘーゲル的観念論の中心的な意味である。》《病気は臓器や細胞の犯罪なのである。ある細胞が自分は全体の部分であるという有限性の自覚をもたないで勝手に自己増殖すると、まるで自分が独立した個体であるかのようにエゴイスティックに振る舞うことになる。これにたいする治療薬が観念論である。観念論は有限者に有限性の自覚を与える。》《その〔『精神現象学』の〕中心的な観念は、多様から統一へ収斂し、統一から多様へ放散するという息づかいのなかに絶対的な理念が生きているということである。不思議なのは、そのあらゆる段階が、それぞれの特質的な関係のありかたと無関係に「対立の総合」という杓子定規の形式で語られていることである。そのために論述はその実質的な豊かさとはうらはらに難解をきわめている。》→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*広瀬大志詩集『魔笛』通読。ここで広瀬はいつも以上に言語的な実験を試みている。〈詩想はあるがままに望むところへと疾走せよ。〉で始まる「Hurricane」など、詩の自己言及的展開も新しい境地かもしれない。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*新井高子さんよりE-mailで『東北おんば訳 石川啄木のうた』紹介が「岩手日報」に掲載されたとのことで、紙面も。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*春秋社・吉岡さんより返信E-mailで「人文会ニュース」128号の「考えるとはどういうことか――加藤尚武著作集刊行の意義」初校ゲラ校正受取りのお礼と加藤尚武さんの写真の組み込みの予定。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*ホモ・コントリビューエンス研究所の菊池さんよりE-mailで『ホモ・コントリビューエンス』の滝久雄氏のまえがき原稿「本書に寄せて」とどく。~印刷してテキスト処理。~菊池さんにお礼と滝久雄著作目録の原稿催促のE-mail。加藤尚武さんにも転送E-mail。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。

日録2017/10/22(日)

掲載日:2017年10月23日

*テレビでアメリカンリーグ優勝決定シリーズ第7戦、ヤンキース対アストロズ戦を観戦。アストロズか完勝してリーグ優勝。
*午後、衆議院選挙の投票に行く。立憲民主党が大幅に伸びたが、自公が大勝。日本の政治は悪化する一方だ。
*「角」44号(岡﨑純追悼特集号)の弔辞などのほか、送ってくれた金田久璋の島尾敏雄論を読む。→「twitter.com/nstn49」。
*加藤尚武著作集第3巻収録予定の単行本未収録論文「絶対的な理念」の仮ゲラ印刷をしながら通読+ファイル修正つづき。4節の途中~6節。12ページ分、スミ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*『世界の名著35/へーゲル』で『法の哲学』「第三部 倫理」の「第二章 市民社会」の§185~§195。→「読み書き日録」。
*テレビで韓流ドラマ「オクニョ」第29回を見る。
*アリストテレス『弁論術』(岩波文庫) 第一巻第一〇章「法廷弁論」のはじめ~途中まで読む。→「読み書き日録」。

日録2017/10/21(土)

掲載日:2017年10月22日

*テレビでアメリカンリーグ優勝決定シリーズ第6戦、ヤンキース対アストロズ戦を観戦。アストロズが勝ち、あす最終戦へ。
*『世界の名著35/へーゲル』で『法の哲学』「第三部 倫理」の「第一章 家族」の§180~「家族から市民社会への移行」の§181~「第二章 市民社会」の§182~§184。《市民社会においては、各人が自分にとって目的であり、その他いっさいのものは彼にとって無である。しかし各人は、他の人々と関連することなくしては、おのれの諸目的の全範囲を達成することはできない。だからこれらの他人は、特殊者の目的のための手段である。ところが特殊的目的は、他の人々との関連を通じておのれに普遍性の形式を与えるのであり、自分の福祉と同時に他人の福祉をいっしょに満足させることによっておのれを満足させるのである。》(§182)→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*橋本シオン詩集『これがわたしのふつうです』通読。若い感性がふるえているような、病んだ精神をひたすら鼓舞するために書かれたと思われる日常と願望のすきまに生きることの必死さがうかがえる。母との微妙な関係をなかばフィクション化した長篇「鉄塔の真下、のいちごのカクテル」は読み応えがある。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*Jacques Derrida: De la Grammatologie 第1部/第2章/La brisureのつづき~終り。これで第2章も終り。《シニフィエが根源的に本質的に(そして有限な創造された精神にとってばかりでなく)痕跡であること、それが_¨いつもすでにシニフィアンの地位にあること¨_、――これが無垢な外観をもつ命題であるが、そこではロゴスの、現前の、意識の形而上学はエクリチュールをみずからの死もしくは手段=資源(ressource)として反省しなければならないのである。》(p. 108、拙訳、強調は原文イタリック)→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*加藤尚武著作集第3巻収録予定の単行本未収録論文「絶対的な理念」の仮ゲラ印刷をしながら通読+ファイル修正つづき。1節の途中~4節の途中。16ページ分、スミ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*夕方ごろから左手首が腱鞘炎っぽくなり、だんだんひどくなる。
*近藤久也詩集『リバーサイド』通読。なんと手作りの詩集。栞で中上哲夫が書いているように、近藤の詩はテンションが低い。その低さがひとつの主張になっているのかは判然としないが、こんな手作り詩集を出すのだから本気なのだろう。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*アリストテレス『弁論術』(岩波文庫) 第一巻第八章「国制」、第九章「演説的弁論」読む。→「読み書き日録」。

日録2017/10/20(金)

掲載日:2017年10月21日

*朝、柴田皮膚科クリニックへ。
*加藤尚武著作集転載許可願い1通もどる。有斐閣。
*みずほeビジネスサイトにアクセス。きょうの入出金を確認&印刷。取引先に振込み。~東京都民銀行インターネットバンキングにアクセス。取引先に振込み。~東京都民銀行ビジネスダイレクトにアクセス。きょうの出金(長期借入金返済)を確認。~三菱東京UFJダイレクトにアクセス。取引先に振込み。~ゆうちょダイレクトにアクセス。取引先に振込み。
*ACELINK Navi記帳くんで振替伝票の起票。長期借入金返済。出納帳(振替貯金)に記帳。
*加藤尚武さんにtel。著作集第1巻の校正はまだ半ば。週明けになりそう。「中央公論」に一年連載した倫理学の原稿が見つかった由。1回4ページ分。これをどうするか。『ホモコントリビューエンス』は中黒を入れることに。滝久雄さんの「まえがき」の件は未確認。
*ホモコントリビューエンス研究所の菊池さんにtel(留守電)。『ホモ・コントリビューエンス』の滝久雄さんの「まえがき」と著作目録の件、どうなったかの打診。
*Raji Steineckさんに『ホモ・コントリビューエンス』校正にかんし前回のメールを再送。あらたに略歴の原稿の依頼も。
*新井高子さんからE-mail。読売新聞から取材予定、日曜朝刊の書評面で「著者来店」という著者インタビューの欄に掲載されることになりそう、と。
*加藤尚武著作集第3巻収録予定の単行本未収録論文「絶対的な理念」の加藤尚武マクロによるテキスト一括処理。長いのとイレギュラーな箇所が多いので仮ゲラ印刷をしながら通読+ファイル修正6ページ分、スミ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn499」「twitter.com/miraishajp」。
*高見沢隆詩集『ネオ・リリシズム宣言』通読。思弁的な傾向の強い詩だ。〈ただ漠然とした水のようなものがあるから/漠然とした私が存在する〉(「漠然とした水」)といった具合だ。ネオ・リリシズムとはよく言ったものだ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。

日録2017/10/19(木)

掲載日:2017年10月20日

*朝、テレビでアメリカンリーグ優勝決定シリーズ第5戦、ヤンキース対アストロズ戦を途中まで観戦。田中将大が先発、7回無失点で勝ち投手に。ヤンキースが逆王手。
*加藤尚武著作集転載許可願い6通もどる。NHK出版、講談社、情況出版、人文書院、清流出版、丸善出版。
*「資金振替.xls」10月版、作成&印刷。
*きのうのアマゾンでシュミット『政治的なものの概念』が2冊、豊里友行写真集『オキナワンブルー――抗う海と集魂の唄』など。
*加藤尚武著作集第3巻収録予定の単行本未収録論文「歴史哲学の過去・現在・未来――進歩から定常化への世界像の転換」の仮ゲラ通読+ファイル修正つづける。三節~五節まで14ページ分。この論文もスミ。修正仮ゲラを印刷25ページ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*FFFTPで萩原印刷FTPサイトにアクセスし、Epub版「[新版]日本の民話」シリーズ東北地方篇をダウンロード。中身も確認。

日録2017/10/18(水)

掲載日:2017年10月19日

*環境経済・政策学会事務局より返信E-mailで加藤尚武著作集転載収録の了承。~お礼の返信E-mail。
*講談社のアリモトさんにtel。先日、加藤尚武著作集転載収録の件で電話をもらったので。書名の間違いと収録本のタイトルが副題になっていたことが判明。問題解決。
*東北大学出版会よりtel。加藤尚武著作集転載収録の件で書名に間違いがふたつあり、指摘される。あとは問題なし、とのこと。
*加藤尚武著作集転載許可願い4通もどる。インデックス出版、九州大学出版会、昭和堂、、筑摩書房。
*加藤尚武さんにtel。著作集第1巻の校正状況を聞く。解題は勘違いして『ホモコントリビューエンス』用に40~50枚分も書いたらしく、著作集用はこれからの由。パソコンが壊れて大変だったとのこと。こんどバックアップツールを入れさせてもらうことに。転載許可が続々と戻ってきていることを伝える。不明の初出の件で確認。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*ACELINK Navi記帳くんで振替伝票の起票&印刷。小口売掛金、直販売上げ、水道光熱費、健康保険、ほか。出納帳(振替貯金)に記帳。
*世界思想社よりE-mailで加藤尚武著作集の『災害論』収録巻の刊行予定時期の問合せ。~返信E-mailで未定だが、早くて来年後半になりそう、と返事。
*きのうのアマゾンで新井高子編著『東北おんば訳 石川啄木のうた』が今月24冊目売れ(累計27冊)、ジャック・デリダ『嘘の歴史 序説』が4冊目(累計132冊)、『信と知――たんなる理性の限界における「宗教」の二源泉』が2冊目(累計100冊)、『中国山地 過疎50年』が2冊目(累計181冊)、ほかに丸山眞男『現代政治の思想と行動』が2冊、など。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*加藤尚武著作集第3巻収録予定の単行本未収録論文「歴史哲学の過去・現在・未来――進歩から定常化への世界像の転換」の加藤尚武マクロによるテキスト一括処理~仮ゲラ印刷25ページ分+通読+ファイル修正。一節~二節まで11ページ分、スミ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*春秋社・吉岡さんからE-mailで届いていた「人文会ニュース」128号の「考えるとはどういうことか――加藤尚武著作集刊行の意義」のゲラPDFを印刷して読み直す。指摘のあった補足をふくめ若干の修正。原稿ファイルも修正しておく。~吉岡さんにE-mailで修正箇所を連絡。加藤さんの写真データも添付。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*横山さんから日本放送協会関連事業局からの転送E-mailで加藤尚武著作集にかんして規定の書式での転載許可の提出と使用料の算出の話。
*アリストテレス『弁論術』(岩波文庫) の第一巻第二章「弁論術の定義」の途中~第三章「弁論術の種類」。弁論術の三種類――審議的(勧奨と制止)、法廷的(告訴と弁明)、演説的(称讃と非難)。→「読み書き日録」。

日録2017/10/17(火)

掲載日:2017年10月18日

*「春秋」10月号の信田さよ子というひとの連載ほかを読む。「デジャヴュ」(既視)を「デジャブ」と言うのだけはやめてほしい。boire(呑む)じゃなくてvoir(視る)なのだから。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*NHK出版よりtel。加藤尚武著作集の転載許諾願いについて問題はないが、NHKテレビにも許諾をとってほしいとのことで、連絡先を教えてもらう。~「加藤尚武著作集転載許可願い」を作成してNHKテレビに送付。
*新井高子さんより『東北おんば訳 石川啄木のうた』のチラシとどく。水谷君に渡す。あすから人文会研修旅行で東北へ行くので、持って行ってもらう。~のち、E-mailでも「毎日新聞」10月31日夕刊の「憂楽帳」コラムも。~未來社ホームページの「TOPICS」ページにアップ。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*加藤尚武著作集転載許可書8通もどる。岩波書店、東京大学出版会、法政大学出版局、理想社、創風社、以文社、弘文堂、みすず書房。
*加藤尚武著作集の単行本未収録論文のタイトルの次に初出情報を追加することにし、すでに通読の終わったものもふくめて追加。第1巻の4本、第9巻の3本(うち1本は不明)。さらに土曜以降に終わった第9巻の「人間の尊厳アプローチの吟味」24ページ、第2巻の「ヘーゲル『概念論』のなかの自己関係性」17ページを印刷。
*「大学出版」112号の小柳学の〆切り論を読む。編集者の思いがこもっていて、おもしろい。「一冊入魂!――編集の愉楽」という特集テーマ。こんなテーマなら依頼があってもよかったのに(これは冗談)。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*転載許可依頼のみすず書房、東京大学出版会の分に捺印して返送。
*環境経済・政策学会事務局にtel。加藤尚武著作集の転載許諾の件。文面をひとまずE-mailで送ってほしいとのこと。~転載許諾依頼の文面をメールに貼付して送付。
*きのうのアマゾンで新井高子編著『東北おんば訳 石川啄木のうた』が今月23冊目売れ(累計26冊)、ジャック・デリダ『嘘の歴史 序説』が3冊目(累計131冊)などポイエーシス叢書が2冊、『岡山の民話』が1冊(「[新版]日本の民話」シリーズ累計666冊)、ほかに[私の日本地図]シリーズが2冊、シュミット『政治的なものの概念』が3冊、小林康夫本が2冊、中平卓馬写真集『沖縄・奄美・吐カ喇1974-1978』など。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*春秋社の吉岡さんからE-mailで「人文会ニュース」128号の「考えるとはどういうことか――加藤尚武著作集刊行の意義」の初校PDF6ページとどく。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*加藤尚武著作集第4巻収録予定の単行本未収録論文「ブランダムのプラグマティズム」の仮ゲラ通読+ファイル修正のつづき。4節~5節まで7ページ分でこの論文もスミ。修正仮ゲラ印刷21ページ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*谷合吉重詩集『姉【シーコ】の海』通読。なかば自伝的な長篇詩。不幸な死をとげた姉を悼むとともに、東京と難波田という故郷(といっても東京近郊らしい)の往還を織りまぜながら微妙な屈託を展開する。カタカナまじり表記に独特のものがあり、その意図は不明。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*栗原隆さんにtel(留守電)。『ホモコントリビューエンス』の収録論文の校正もどしの催促。
*「65期月別売上げ台帳.xls」2016年5月以降~「66期月別売上げ台帳.xls」2017年6月のデータ最終版を作成&印刷。

日録2017/10/16(月)

掲載日:2017年10月17日

*テレビでナショナルリーグ優勝決定シリーズ第2戦、ドジャース対カブス戦を途中から観戦。~途中まで。結局、ドジャースがサヨナラ勝ちで連勝。
*アリストテレス『弁論術』(岩波文庫) 読みはじめる。第一巻第一章「序論――従来の弁論術と技術としての弁論術」読む。《それ〔弁論術〕本来の仕事が説得をなしとげることそのことにあるのではなく、それぞれの問題にふさわしい説得の方法を見つけ出すことだ、ということも明らかである。……これに加えて、真実の説得方法と見せかけの説得方法とをはっきり見究めることも、明らかに、同じ弁論術の仕事である。》(29-30ページ)→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*萩原印刷の木村君からtel。先日受け取った「[新版]日本の民話」シリーズの東北地方篇EpubデータはKinoppy用とアマゾン用とがいっしょになっていたこと、Kinoppy単体では150MB以下とのことで容量的に問題なしということがわかる。~のち、E-mailで全体の奥付を追加したデータをアップロードしたとの連絡。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*昼まえ、府中の運転試験場へ。運転免許の更新。1時間の講習を受ける。これで5年免許になる。
*4時に柴田皮膚科クリニックへ。腋の下の切開した傷口のチェック。今度は木金あたりに来るように、と。
*宇京賴三さんよりE-mailで「季刊 未来」「走都」の感想とともに、翻訳原稿エンツォ・トラベルソ『炎と血――ヨーロッパの内戦1914-1945』の提案。
*谷内修三『誤読――嵯峨信之「時刻表」を読む』通読。これを詩集と言っていいのかむずかしい。ブログ「詩はどこにあるか」を加筆修正した、とある。《批評なのか、批評を装った詩なのか。》とも書いている。嵯峨信之の詩集を谷内流の積極的「誤読」を試みたもの。たとえば《ことばで生み出した「現実」を詩という。》とか《論理的ではないのだが「必然」を感じる。「必然」が詩である。》といった具合である。これも谷内の詩と呼んでいいだろう。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*アマゾンの2段階認証の手続きをしてVendor Centralが見られるようになる。おととい、きのうのアマゾンで新井高子編著『東北おんば訳 石川啄木のうた』が今月22冊目売れ(累計25冊)、ジャック・デリダ『赦すこと――赦し得ぬものと時効にかかり得ぬもの』が4冊目(累計314冊)、木村友祐『イサの氾濫』が3冊目(累計625冊)、ほかに[私の日本地図]シリーズが4冊、[転換期を読む]シリーズが2冊、シュミット本が3冊、など。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*加藤尚武著作集第4巻収録予定の単行本未収録論文「ブランダムのプラグマティズム」の加藤尚武マクロによるテキスト一括処理~仮ゲラ印刷+通読+ファイル修正。はじめ~3節まで12ページ分。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。

日録2017/10/15(日)

掲載日:2017年10月16日

*テレビでアメリカンリーグ優勝決定シリーズ第2戦、ヤンキース対アストロズ戦を途中から観戦。アストロズがサヨナラ勝ち。~ナショナルリーグ優勝決定シリーズ第1戦、ドジャース対カブス戦を途中から観戦。前田がリリーフ登板して勝ち投手になる。
*『鮎川信夫全集II 評論I』で「現代詩とは何か」III節を再読。《戦争は僕たちにいろいろな教訓をもたらした。東洋と西洋の文化が混交して、一種独得の形で進展した近代日本の異端的文明に対して、第二次大戦の結果はまさに全世界によって下された審判であった。それは日本の前近代的な社会の弱点を暴露すると共に、われわれの文化が伝統の力を全く持っていないことを明かにした。日本に於て伝統と考えられていたものは、すべて封建的な遺制に過ぎず、因習が心理的に固定化したものに過ぎないことが明瞭となった。》(82-83ページ)この鮎川の近代日本観=前近代、封建遺制、という視点は鮎川の近代を考えるうえで出発点になる。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*加藤尚武著作集第2巻収録予定の単行本未収録論文「ヘーゲル『概念論』のなかの自己関係性」の加藤尚武マクロによるテキスト一括処理~仮ゲラ印刷+通読+ファイル修正。16ページ分、スミ。《判断力というのは、状況証拠から犯人を探す仕方である。カントは判断還元主義者であるくせに、「状況証拠は採用しない」というのだ。○1耳が長い、○2後足が大きい、○3跳ぶようにして動く、○4体長が五〇センチ程度である、○5目が大きい――これだけ状況証拠がそろえば「兎だ」と判断していいではないか。それでもカントは「あたかも兎のごとく思われる」と言うべきだという。頑固というべきか、馬鹿というべきか。》なんとも笑える。→「読み書き日録読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*根津真介詩集『生老病死』通読。70歳を過ぎてから2~3か月に1冊というペースで詩集を出しはじめた驚異の老詩人の7冊目。前の詩集もそうだが、変幻自在のことばの繰り出しかたは恐れ入るが、ややワンパターンなのが惜しい。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*Jacques Derrida: De la Grammatologie 第1部/第2章/La brisureのつづき~。→「読み書き日録」。
*「河口から」IIIに目を通す。季村敏夫編輯。→「読み書き日録読み書き日録」。
*「弘前詩塾」30号=休刊記念号に目を通す。藤田晴央編集。地方で14年間にわたって詩の講座をベースに参加者たちで継続してきた詩誌。いろいろ大変だったようだ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*テレビで韓流ドラマ「オクニョ」第28回を見る。
*『世界の名著35/へーゲル』で『法の哲学』「第三部 倫理」の「第一章 家族」の§165~§169。→「読み書き日録」。

日録2017/10/14(土)

掲載日:2017年10月15日

*テレビでアメリカンリーグ優勝決定シリーズ第1戦、ヤンキース対アストロズ戦を観戦。田中将大が先発。6回2失点ながら援護なしで負け投手に。
*『鮎川信夫全集II 評論I』で「現代詩とは何か」再読。I節~II節。《僕等の詩人としての敗北性については疑問の余地がない。そんなことは僕たちには戦前から明らかなことなのである。今日、一部のコミュニスティクな詩人たちが僕等を攻撃しているが、みんな見当違いも甚だしい。彼等の攻撃によって僕等が敗北的なのではなく、僕等の自覚によって敗北的なのである。》(75ページ)これは有名なことばだが、実は過剰に自己劇化しているだけで、詩は定義上、敗北するようなものではない。敗北するとすれば詩人の生にたいする詩人自身の問題にすぎない。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*昼すぎ、近くの柴田皮膚科へ。
*加藤尚武著作集第9巻収録予定の単行本未収録論文「人間の尊厳アプローチの吟味」の仮ゲラ通読+ファイル修正。24ページ分、スミ。これで第9巻収録予定分、すべて終わる。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*古賀大助詩集『汽水』通読。相当な詩的技倆の持ち主だが、定年後の23年ぶりの詩集とか。過去の記憶を復元しようとするなかにも部分部分の映像がクリアに描き出されている。事実かどうかよりことばとして屹立するものがあることが重要だ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*『続・財部鳥子詩集』(現代詩文庫) 未読の散文、作品論・詩人論5篇を読む。詩集はすべて既読。財部鳥子の世界の豊かさがあらためて見えてくる。詩人論執筆者のひとり渡辺めぐみさんから送ってもらったもの。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*『世界の名著35/へーゲル』で『法の哲学』「第三部 倫理」の「第一章 家族」の§158~§164。《愛においては、私は私だけで孤立しているのではなく、私は私の自己意識を、私だけの孤立存在を放棄するはたらきとしてのみ獲得するのであり、しかも私の他者との一体性、他者の私との一体性を知るという意味で私を知ることによって、獲得するのである。》《愛における第一の契機は、私が私だけの独立的人格であることを欲しないということ、もし私がかかるものであるとすれば、私はおのれが欠けたものであり、不完全なものであると感じるだろうということである。》(§158)→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。

日録2017/10/13(金)

掲載日:2017年10月14日

*脇の下の腫れ物の件で近くの柴田皮膚科へ行き、診察してもらった結果、粉瘤というものだということになり、簡単な切開手術をしてもらう。あすもういちど行くことに。
*「図書」10月号に目を通す。ゴリラは胃腸の調子が悪いときにほかのゴリラのうんちを食べて、その菌で胃腸を整える話はおもしろい。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*「週刊読書人」10月13日号に佐々木力『反原子力の自然哲学』の書評(樋口騰迪氏評)掲載される。音楽学者のようだが、《(著者の)思考体系が、「原子力」という焦眉の問題を前にして噴出し、凝集されてゆく迫力》を覚える、と。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*みすず書房より上村忠男『ヴィーコ論集成』への収録許可願いとどく。
*上村忠男さんよりE-mailで「季刊 未来」の「独学の思想」第一回目、うまく行けば冬号に間に合いそうとの連絡。行数と締切を教えてほしいとのこと。『言説の異他なる反場所から』もよろしく、と。~telするがお留守なので、E-mailで返事。隠喩論にかんすることなども。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。~上村さんより返信E-mail。なんとか間に合わせたい、と、1回目は「フッサール『危機』書からの再出発」の予定とのこと。
*加藤尚武著作集第9巻収録予定の単行本未収録論文「方法としての『人格』」の仮ゲラ通読+ファイル修正つづける。5節~7節、8ページ分。この論文、スミ。修正仮ゲラ印刷15ページ。つづいて「人間の尊厳アプローチの吟味」の加藤尚武マクロによるテキスト一括処理~仮ゲラ印刷24ページ分。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*岩波書店総務部、メディカルアートからtel。加藤尚武著作集転載収録依頼の件で。
*きのうのアマゾンで笠原賢介『ドイツ啓蒙と非ヨーロッパ世界』が今月1冊目売れ(累計9冊)、『中国山地 過疎50年』が1冊目(累計180冊)、木村友祐『イサの氾濫』が2冊目(累計624冊)、ほかにポパー『開かれた社会とその敵』が2冊、など。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*紀伊國屋書店電子書籍営業部・名越さんにtel。Epub版「[新版]日本の民話」東北地方篇を試作してみたが、500MBあるので、搭載可能かどうかの打診。通常は256MBまでなので検証の段階で無理となるかもしれない由。
*ACELINK Navi記帳くんで振替伝票の起票&印刷。営業雑費、取次入金、手数料、直販売上げ、通信費、ガス代、賃借料、編集費、原稿料、顧問料、荷造運賃、ほか。出納帳(現金、振替貯金)に記帳。
*「取次入金一覧.ods」で67期分のシートを作成&印刷。
*新井高子さんからE-mailできょうの毎日新聞夕刊に『東北おんば訳 石川啄木のうた』の紹介記事掲載、これを使った宣伝のことなどいろいろ。

日録2017/10/12(木)

掲載日:2017年10月13日

*「UP」10月号に目を通す。瀧川裕英「思想に日付はあるか」というタイトルに惹かれて読んでみたが、やはりデリダについての言及ぐらいはしてほしかった。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*加藤尚武著作集の転載収録許可願いを28社分、作成&印刷。横山さんから発送してもらう。→「twitter.com/miraishajp」。
*「人文会ニュース」の「編集者が語るこの叢書・このシリーズ」のための原稿をさらに読み直し、加筆。タイトルを「考えるとはどういうことか――加藤尚武著作集刊行の意義」とする。28字×159行(11. 2枚)+著作集概要となる。コピーを水谷君に渡す。担当の春秋社・吉岡さんにE-mailで送付。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。~吉岡さんからE-mailで原稿のお礼と感想。
*きのうのアマゾンで『アフリカの民話集 しあわせのなる木』予約1冊目、ほかにハーバーマス『公共性の構造転換』が2冊、西谷能英『出版のためのテキスト実践技法/総集篇』(累計73冊)など。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*加藤尚武著作集第9巻収録予定の単行本未収録論文「方法としての『人格』」の加藤尚武マクロによるテキスト一括処理~仮ゲラ印刷+通読+ファイル修正7ページ分。時間不足で4節まで。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*未來社流通センターよりE-mailで16日の入金予定表など、とどく。
*新井高子さんよりE-mailで大船渡の中村さんから『東北おんば訳 石川啄木のうた』がブックボーイ店頭に並んだとの喜びのE-mailの転送。
*萩原印刷・木村さんよりtel。「東北地方別・日本の民話」を作成したので、見てほしいということでFTPでダウンロード。500MB近くあるもの。zipデータを開いて確認。いちおうよくできている。紀伊國屋書店や出版デジタル機構に容量の点で確認する必要あり。内容見本などデザイン系のデータ作成を発注することはできるかを確認。そういう要望が最近は多くなってきており、対応することは問題なし、とのこと。→「twitter.com/miraishajp」。

日録2017/10/11(水)

掲載日:2017年10月12日

*「みすず」10月号、読みつぐ。加藤典洋の日本哲学会ワークショップの話題を読む。論理的な世界市民的思想と身体実感的な「ただの人」的感情との二階建て構造が護憲論を構成しているという発想はおもしろいけど、いかにも文学的情念的ではないか。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*横山さんに『東北おんば訳 石川啄木のうた』を「河北新報」に寄贈するよう伝える。また中島吉弘さんに本10冊といっしょに送った請求書の件で確認。~中島さんに返信E-mailで返事。代送戻りの件2つも連絡。~中島さんより返信E-mailで請求書を確認した由。
*新井高子さんよりE-mailでhontoの訂正のお礼。~新井さんに返信E-mailで入金のお礼、榎本了壱さんの請求書がらみの件、献本戻り5件の連絡。~その後、新井さんから毎日新聞のインタビュー掲載が13日(金)の予定と大船渡ほかの書店への配本の件でいろいろ注文してくる。
*『アフリカの民話集 しあわせのなる木』の「アフリカの民話を楽しく読むために」(島岡由美子)初校通読。pp. 173-222. これでこの本のゲラも読了。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*四元康祐詩集『単調にぽたぽたと、がさつで粗暴に』途中まで読む。p. 108まで。アイデア豊富な器用な詩人だ。長くてシチュエーションのあるものが概しておもしろい。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*加藤尚武著作集第9巻収録予定の単行本未収録論文「日本での生命倫理学のはじまり」の仮ゲラ通読+ファイル修正+印刷15ページ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*4時、紀伊國屋書店営業総本部学術情報販売促進本部書籍営業部の松野次長、一戸氏、来社。加藤尚武著作集の販売促進のための情報をいろいろ。どちらも哲学科出身のひとで、一戸さんは東北大。「人文会ニュース」用の原稿を転載したいとのことでコピーを渡す。2時間ほど。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*きのうのアマゾンで新井高子編著『東北おんば訳 石川啄木のうた』が今月20冊目売れ(累計23冊)、ほかにポイエーシス叢書が2冊、など。

日録2017/10/10(火)

掲載日:2017年10月11日

*「みすず」10月号、読みはじめる。今福龍太のゴイティソーロ論は熱い。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*手形・小切手・現金渡し、各社。
*李萍さん、朱坤容さんの『ホモコントリビューエンス』用の略歴情報を天野さんにE-mailで転送。
*新井高子さんからのhontoの著者情報の間違いの連絡E-mailを水谷君に転送。
*岸顯樹郎さんから『ホモコントリビューエンス』のツキモノの出力プリントとどく。
*花伝社から『ホモコントリビューエンス』収録予定の幸津國生さんの文章(一部)の転載許可願いの承諾書、とどく。
*きのうまでにテキスト処理+通読の終わった加藤尚武著作集第9巻収録予定の『脳死・クローン・遺伝子治療――バイオエシックスの練習問題』と単行本未収録論文「エンハンスメントの倫理問題」の仮ゲラ印刷。『脳死』は本文142ページ+注2ページ。「エンハンスメント」は7ページ。→「twitter.com/miraishajp」。
*加藤尚武著作集の各巻内容の修正。不要ファイルの削除。~未來社ホームページの「TOPICS」の関連記事も修正。
*きのう書いた「人文会ニュース」の「編集者が語るこの叢書・このシリーズ」のための加藤尚武著作集についての原稿を読み直し、加筆。タイトルを「考えることのすすめ――加藤尚武著作集刊行の意義」とする。28字×157行でとりあえず完成。コピーを水谷君に渡す。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*9月20日以降の売上げ伝票のチェック。
*編集会議+全体会議(4時すぎ~5時半すぎ)。
*加藤尚武さんにtel。著作集第一巻の校正は進めているが、とりあえず解題原稿もふくめて20日をメドに受け取ることに。『ホモコントリビューエンス』のあとがきもあらかじめこれから書いておくとのこと。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*東京都民銀行ビジネスダイレクトにアクセス。きょうの出金(手形決済)を確認&印刷。~みずほeビジネスサイトにアクセス。きょうの入出金を確認&印刷。
*加藤尚武著作集第9巻収録予定の単行本未収録論文「日本での生命倫理学のはじまり」の加藤尚武マクロによるテキスト一括処理~仮ゲラ印刷15ページ。→「twitter.com/miraishajp」。
*『世界の名著35/へーゲル』で『法の哲学』「第二部 道徳」の第三章「善と良心」の「道徳から倫理への移行」~「第三部 倫理」の途中まで。§141~§148。《倫理とは生きている善としての_¨自由の理念¨_である。》(第三部の冒頭、§142)このテーゼはへーゲル的自由の理念と〈倫理〉を結びつけるものである。→「読み書き日録」。

日録2017/10/9(月=体育の日で休み)

掲載日:2017年10月10日

*テレビで大リーグアメリカンリーグ地区シリーズ、ヤンキース対インディアンス戦第3戦を観戦。田中将大が好投して、1対0でしのぎ勝つ。
*加藤尚武著作集第9巻収録予定の単行本未収録論文「エンハンスメントの倫理問題」のテキスト一括処理~仮ゲラ印刷7ページ+通読しながら(一括処理をふくむ)ファイル修正、スミ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*深沢レナ詩集『痛くないかもしれません。』通読。未知の若い詩人だが、ホラーというかナンセンスというか、とにかく読ませる構築力とどことなく暴力的なユーモアがあっておもしろい。「マンボウの皮膚」「空腹」などがとくに傑作だ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*「人文会ニュース」の「編集者が語るこの叢書・このシリーズ」のための加藤尚武著作集についての原稿「加藤尚武著作集刊行の意義」(仮)の第一稿をとりあえず書く。28字×152行。~印刷してさらに加筆。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*新井高子さんよりE-mailでhontoの『東北おんば訳 石川啄木のうた』情報の著者が石川啄木になっていて、著者紹介も啄木になっているとのことで訂正を依頼される。
*『世界の名著35/へーゲル』で『法の哲学』「第二部 道徳」の第三章「善と良心」のつづき~終り。§140の途中~終り。→「読み書き日録」。
*おととい、きのうのアマゾンでジャック・デリダ『赦すこと――赦し得ぬものと時効にかかり得ぬもの』が今月3冊目(累計313冊)などポイエーシス叢書が2冊、マーク・マゾワー『暗黒の大陸――ヨーロッパの20世紀』が5冊目(累計197冊)、など。

日録2017/10/8(日)

掲載日:2017年10月9日

*加藤尚武著作集第9巻収録予定の『脳死・クローン・遺伝子治療――バイオエシックスの練習問題』の仮ゲラ印刷+通読しながら(一括処理をふくむ)ファイル修正。第四章「患者の権利」の2節~4節。第四章、スミ。さらに第五章「遺伝子治療と人類の未来」の1節~2節。第五章もスミ。あとがきもスミ。これでこの本も一気に終了。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*金子光晴『マレーの感傷――金子光晴初期紀行拾遺』(中公文庫) のIII部のつづき~終り。略年譜、鈴村和成の解説も読んで読了。とにかく金子光晴の世界を股にかけた放浪と波乱の人生はおもしろい。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*黒岩隆詩集『青蚊帳』通読。詩人の追悼詩もふくめてみずからの死の想念をやや諧謔的に書いた「折り鶴」のような作品に世代的な共感をもてる。タイトルポエムなどもノスタルジックだ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*菊田守詩集『蛙』通読。タイトルからいつものように小動物づくしかと思いきや記憶のなかの人間たちがいろいろ出てくる。寒いからビールを暖めて出してくれる伯母さんやコロッケを買ってから倒れて死んでしまった弟など、心に沁みるひとたちが今回は主役だ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*朱坤容(Zhu, Kun-rong)さんより返信E-mailで『ホモコントリビューエンス』用の執筆者略歴原稿とどく。~受取りとお礼の返信E-mail。
*テレビで韓流ドラマ「オクニョ」第27回を見る。

日録2017/10/7(土)

掲載日:2017年10月8日

*テレビで大リーグアメリカンリーグ地区シリーズ、ヤンキース対インディアンス戦第2戦を途中から観戦。ヤンキースは延長戦で逆転サヨナラ負け。
*金子光晴『マレーの感傷――金子光晴初期紀行拾遺』(中公文庫) のII部のつづき~III部の途中。→「読み書き日録」。
*1時まえ、東京外語大学へ。本部管理棟忠会議室にて国際シンポジウム《『メタヒストリー』の射程で考える歴史叙述と記憶の問題系》に参加。上村忠男夫人と挨拶。岩崎稔さんの開会挨拶のあと、林志弦(韓国)氏と上村忠男さんの報告と質疑応答。休憩のあいだに上村さんに挨拶。近況いろいろ聞く。「季刊 未来」での連載はできれば春号からにしたいとのこと。矢野久美子さん、岩崎さん、本橋哲也さんと挨拶。第二部として成田龍一さんの司会で岡本充弘、長谷川貴彦、Stefan Tanakaのの各氏の報告と全体におよぶ質疑応答。5時半すぎ、終了。懇親会はパスして帰宅。→「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*佐藤透氏よりE-mailで『ホモコントリビューエンス』収録論文のページ確定ができていたら教えてほしいとの依頼。
*李萍さんより返信E-mailで略歴の連絡。~お礼の返信E-mail。
*丸田麻保子詩集『あかるい時間に』読了。新井豊美の詩の教室出身らしい。若くして死んだらしい姉のことや家族とのからみが出てくる。秘められた屈折が書くことのモチベーションになっているようだ。→「読み書き日録」。
*きのうのアマゾンでスタニスラフスキー『俳優の仕事』が6冊、ハーバーマス『コミュニケイション的行為の理論』が3冊、シュミット『政治的なものの概念』が2冊、など。

日録2017/10/6(金)

掲載日:2017年10月7日

*金子光晴『マレーの感傷――金子光晴初期紀行拾遺』(中公文庫) pp. 95-116. II部の「フランドル遊記」のつづき。→「読み書き日録」。
*ACELINK Navi記帳くんで振替伝票の起票&印刷。現金引出し・預入、預金振替、直販売上げ、取次売掛金、9月末買掛金・未払金、10日支払手形・小切手支払い、源泉徴収税、20日みずほ振込み分、ほか。出納帳(現金、振替貯金)に記帳。~約束手形、小切手を作成。これに関連して、社内LANの「66期小口売掛金.xls」と「67期小口売掛金.xls」に修正と削除。「原稿料・印税支払い総括.xls」7月以降分を増補。
*新井高子さんよりE-mailで『東北おんば訳 石川啄木のうた』がきょうの「東海新報」(大船渡市の新聞)に大きく取り上げられたとのことで写真とどく。活字がぼけてしまい読めないが、Internetで読むことができる。印刷して社内に配布。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*博達著作権代理有限公司の陳星谷さんよりE-mailで『忘れられた日本人』中国簡体字版について、新經典文化より電子書籍のオファーがきたとのこと。
*日本現代詩歌文学館の豊泉さんよりE-mailで『東北おんば訳 石川啄木のうた』5冊が届いたとのことで、有効に活用してくれる由。
*上村忠男さんにtel(留守電)。~上村さんよりE-mailであすの東京外国語大学での国際シンポジウム《『メタヒストリー』の射程で考える歴史叙述と記憶の問題系》は東京外国語大学本部管理棟、中会議室で13時~17時半。懇親会もある由。
*朱坤容さん、李萍さんにE-mailで『ホモコントリビューエンス』用の略歴原稿の依頼。
*e-Taxソフトで9月分の源泉徴収税の申告書(給与分、原稿料分、8月の海外版権料分)を作成=申告・申請等の一覧から選択~帳票編集で作成~保存(別名保存)~「作成完了」~「送信」ボタンで送信。さらに「メッセージボックス」の帳票を選択して10日付けで「ダイレクト納付」。
*きのうのアマゾンで新井高子編著『東北おんば訳 石川啄木のうた』が今月18冊目売れ(累計21冊)、マーク・マゾワー『暗黒の大陸――ヨーロッパの20世紀』が4冊目(累計196冊)、など。
*加藤尚武著作集第9巻収録予定の『脳死・クローン・遺伝子治療――バイオエシックスの練習問題』の仮ゲラ印刷+通読しながら(一括処理をふくむ)ファイル修正。第四章「患者の権利」の1節、スミ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*菊池俊彦さんより返信E-mailで『ホモコントリビューエンス』の目次が届いたので、滝久雄さんと連絡してくれることに。

日録2017/10/5(木)

掲載日:2017年10月6日

*金子光晴『マレーの感傷――金子光晴初期紀行拾遺』(中公文庫) 読みはじめる。フランドルでの古きつきあいの家族との別れに哀愁がこもる。そして森三千代とのすさまじい葛藤。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*国会図書館収集第一係より『ある軌跡 未來社30年の記録』の納入依頼。なんでいまごろ36年も前のものを。横山さんに3階で見つけてもらって送付。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*東洋英和女学院より深井智朗さんが院長に就任したとのお知らせ状。いよいよ院長ですね。→「twitter.com/miraishajp」。
*ランドル・ショートさんよりtel。『ホモコントリビューエンス』の収録論文の校正の件で。おとといゲラは返送したが、7月に加藤尚武さんに頼まれて書き換えた原稿でなく、旧ヴァージョンの原稿がゲラになっていた由。修正はそれほどでもないとのこと。傍注、略歴の件などの確認も。→「twitter.com/miraishajp」。~その後、校正ゲラもどる。
*岸顯樹郎さんより『ホモコントリビューエンス』のツキモノ一式のプランとどく。~天野さんから返事。
*新井高子さんより返信E-mailでいろいろ注文。~日本現代詩歌文学館の豊泉さんにtel。宣伝用に5部送ることに。岩手日報、書店その他に宣伝してくれる。文学館での販売も可能なので、直取引については担当者と相談のうえ。おんば訳の音源を文学館でもアクセスできるようにしてもらうプランなど。~新井さんにtel。豊泉さんとのやりとりを伝える。啄木文学館でも本が置けるのではないかとのことで、豊泉さんルートで可能らしい。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*昼食をかねてゆうちょ銀行小石川支店へ。現金引出し。~みずほeビジネスサイトにアクセス。きょうの出金を確認。きょう付けで西谷の普通預金口座に都民当座10日用に380万円を振替。~みずほダイレクトにアクセス。入金を確認。あす付けで都民当座に振込み。
*横山さんから加藤尚武著作集収録一覧の出版社別シートを追加した「加藤尚武著作集収録依頼用一覧.xls」のデータを受取り。28社と件数は多いが、一件あたりは思ったより少ないので別紙にする必要はないことがわかる。
*加藤尚武著作集第9巻収録予定の『脳死・クローン・遺伝子治療――バイオエシックスの練習問題』の仮ゲラ印刷+通読しながら(一括処理をふくむ)ファイル修正。第三章「クローン人間の練習問題」の3節~6節。第三章もスミ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*横山さんより10日支払い表の整理分、受取り。~「66期月別支払い表.xls」9月末版、作成&印刷。
*中島吉弘さんよりE-mailで『梯明秀の物質哲学』10冊の追加注文と近況いろいろ。~横山さんから発送。~返信E-mailで発送の連絡。
*ジュンク堂のデータが今月から見られなくなったのは月額が3000円から10000円に急激にアップしたので、更新しなかったためとわかる。紀伊國屋書店と同じだ。これからはアマゾンだけになる。きのうのアマゾンで新井高子編著『東北おんば訳 石川啄木のうた』が今月17冊目売れ(累計20冊)、など。おんば本が大ブレークの予感。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*『世界の名著35/へーゲル』で『法の哲学』「第二部 道徳」の第三章「善と良心」のつづき~。§138~§139。《自然的意志はそれ自身において矛盾である。すなわち、おのれをおのれ自身と区別するという矛盾、対自的かつ内面的であるという矛盾である。》《ひとが人間のことを論じるときは、子供ではなくて自己意識的、自覚的な人間のことを言っているのであり、善について論じるときは、善の知のことを言っているのである。》《人間は悪を欲しうる、しかし必然的に悪を欲せずにいられないのではない、というのが悪の本性なのである。》(いずれも§139)ここでは悪の本質についてすごいことが言われている。→「読み書き日録」。
*『鮎川信夫全集II 評論I』で「近代詩における『近代』の運命」再読。短いけれど検討すべき問題を孕んでいる。《事実上、戦後詩は、戦前の詩的意識と全く断絶したところから始まったにもかかわらず、「荒地」はモダニズム詩派の、「列島」はプロレタリア詩派の役割を引きついだと見られる部分があったのである。》(313ページ)ここで鮎川の批判する「近代」の意味があらためて問われねばならない。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。

日録2017/10/4(水)

掲載日:2017年10月5日

*大岡信『うたげと孤心』(岩波文庫) の岩波同時代ライブラリー版あとがき「この本が私を書いていた」(pp. 367-378) を読む。《閉鎖性、排他性を本質的にもつ同質社会の幻想に強くひたり、巨大な車座を組んでいるともいえるこの日本において、自分の中に頑強に根づいている孤心というものをどのようにしたら枯渇させることなく生きのびさせてゆけるか、という課題に対する、長い年月をかけての実践的解答というようなものであった。》(371ページ)《相反する要素の共存に耐えることが、私にとっては必要だった。それを簡単に一方に統一することは、私自身の「孤心」を掃除器にかけ、さばさばした顔つきで「うたげ」の世界に埋没することを、たぶん意味していて、これほど気色の悪いことはないのだった。》(373ページ)これは大岡信が病気で倒れるすこしまえに書いたものと思われる。さらに三浦雅士の解説 (pp. 379-413)も読む。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*ACELINK Navi記帳くんで振替伝票の起票&印刷。地代、リース料、直販売上げ、ほか。出納帳(振替貯金)に記帳。
*『アフリカの民話集 しあわせのなる木』初校通読はじめる。p. 172まで。民話20篇を読了。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*深井智朗さんよりE-mailで京大生協の書評誌が『ドイツ的大学論』を紹介してくれたとの連絡。「綴葉」10月号のPDFとどく。
*新井高子さんにE-mailで『東北おんば訳 石川啄木のうた』の本送りの件で164冊送りずみ。残りはどうするのかの確認。~新井さんから返信E-mailで36冊を自宅へ送ってほしいとのこと。
*ジュンク堂はやはりログインできない。きのうのアマゾンで新井高子編著『東北おんば訳 石川啄木のうた』が今月7冊目売れ(累計10冊)、ジャック・デリダ『嘘の歴史 序説』が2冊目(累計130冊)、『信と知――たんなる理性の限界における「宗教」の二源泉』が1冊目(累計99冊)などポイエーシス叢書が5冊、マーク・マゾワー『暗黒の大陸――ヨーロッパの20世紀』が3冊目(累計195冊)、ほかに丸山眞男『[新版]現代政治の思想と行動』が2冊、シュミット本が3冊、など。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*加藤尚武著作集第9巻収録予定の『脳死・クローン・遺伝子治療――バイオエシックスの練習問題』の仮ゲラ印刷+通読しながら(一括処理をふくむ)ファイル修正。第二章「性と生殖の倫理」の3節、スミ。第二章、終り。つづけて第三章「クローン人間の練習問題」の1節~2節。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*きのう届いた「ミて」140号に目を通す。『東北おんば訳 石川啄木のうた』の編集協力者ふたりの詩も掲載され、新井高子の詩もすっかりおんば調になっているところがおかしい。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*『世界の文学43/フォークナー』の「サンクチュアリ」読了。→「読み書き日録」。

日録2017/10/3(火)

掲載日:2017年10月4日

*三角みづ紀エッセイ集『とりとめなく庭が』通読。初のエッセイ集ということだが、フレッシュで繊細な感覚の持ち主が、詩人として日々ことばを生きていこうとする姿勢がよく出ていて好感をもてる。三角の詩のことばの出どころがわかるような気がする。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*加藤尚武著作集の収録先一覧のチェックと増補。~一覧のデータ修正を横山さんに頼む。~修正版をチェックして印刷。~加藤さんにtel。『ホモコントリビューエンス』収録論文の校正はできているが、著作集第1巻のゲラ校正はまだ。『ホモコントリビューエンス』の目次ができたので、研究所の菊池さんに送ってくれとのこと。帰りにゲラの受け渡しに行くことに。~ホモコントリビューエンス研究所の菊池さんに目次ゲラを送り、E-mailですでに送ってあるゲラを目次に従って並べたものを滝久雄氏に渡してまえがきをお願いしてほしいこと、滝久雄著作目録も依頼。→「twitter.com/miraishajp」。
*加藤尚武著作集第9巻収録予定の『脳死・クローン・遺伝子治療――バイオエシックスの練習問題』の仮ゲラ印刷+通読しながら(一括処理をふくむ)ファイル修正。第一章「脳死と臓器移植」の3節。この章、スミ。つづけて「第二章 性と生殖の倫理」の1節~2節、スミ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*萩原印刷・木村君からtel。のち、生方さん、中山君とともに新任担当の藤野幸宏さんを伴って来社。挨拶。~そのときに言われた「[新版]日本の民話」シリーズのテキストデータを社内LANから取り出し、修正のうえ添付で送付。~木村君から返信E-mailで、これで民話の東北地方別版をテストで作成してみる由。
*ジュンク堂はやはりログインできない。きのうのアマゾンで新井高子編著『東北おんば訳 石川啄木のうた』が今月2冊目売れ(累計5冊)、ジャック・デリダ『嘘の歴史 序説』が1冊目(累計129冊)、「[新版]日本の民話」シリーズが2冊(累計665冊)、ほかにハーバーマス『公共性の構造転換』が2冊、シュミット『政治的なものの概念』が2冊、など。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*ACELINK Navi記帳くんで66期分の振替伝票の修正。67期分への残高再移送をおこなう。~「67期みずほ当座残高表.xls」最新版、作成&印刷。
*新井高子さんから『東北おんば訳 石川啄木のうた』のチラシ入りで「ミて」140号とどく。
*『世界の名著35/へーゲル』で『法の哲学』の「第二部 道徳」の第三章「善と良心」のはじめ~途中。§129~§137。《善は特殊的意志の真理である。だが意志とは、意志がそれをめざしておのれを定立する当のものにほかならない。すなわち、意志は生来はじめから善いのではなくて、ただおのれの労働【はたらき】をとおしてのみ、おのれの真のすがたになることができるのである。》(§131)《真実の良心は、_¨即自かつ対自的に¨_善であるところのものを意志する心がけである。》(§137)→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*『鮎川信夫全集IV 評論III』再読つづける。「精神・言葉・表現」を読む。鮎川の言語論は、時代的制約を措くとしても、相当に初歩的で通り一遍だということがわかってガッカリさせられる。→「読み書き日録」。

日録2017/10/2(月)

掲載日:2017年10月3日

*「現代詩手帖」10月号(特集:詩と料理)をひととおり読む。もうちょっと現代詩の方向性を主導する理論的な評論が必要じゃないかな。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*みずほeビジネスサイトにアクセス。きょうの入出金を確認&印刷。取次入金、ほか。~ゆうちょダイレクトにアクセス。アマゾンに振込み。
*きょうの厚生年金8月分の支払い用小切手を作成。横山さんにゆうちょ銀行小石川支店へ回ってもらい、支払い。
*ACELINK Navi記帳くんで振替伝票の起票&印刷。固定資産税、書店売上げ、厚生年金基金、リース料、長期借入金返済、ほか。
*新井高子さんよりE-mail。いろいろお礼と感想文が届いているとのこと。
*ジュンク堂はやはりログインできない。きのうのアマゾンで新井高子編著『東北おんば訳 石川啄木のうた』が今月1冊目売れ(累計4冊)、マーク・マゾワー『暗黒の大陸――ヨーロッパの20世紀』が2冊目(累計194冊)、ジャック・デリダ『赦すこと――赦し得ぬものと時効にかかり得ぬもの』が今月2冊目売れ(累計312冊)などポイエーシス叢書が6冊、木村友祐『イサの氾濫』が1冊目(累計623冊)、「[新版]日本の民話」シリーズが4冊(累計663冊)、ほかに丸山眞男『現代政治の思想と行動』が2冊、ハーバーマス本が4冊、シュミット本が10冊、『宮本常一著作集』が3冊、スタニスラフスキー『俳優の仕事』が4冊、大城弘明写真集が2冊、[私の日本地図]シリーズが2冊、など。アマゾンの仕組みがわかりにくくなった。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*TRCよりE-mailで9月分売上げ報告。~「TRC201709実績.xls」として取り込む。
*加藤尚武著作集第9巻収録予定の『脳死・クローン・遺伝子治療――バイオエシックスの練習問題』の仮ゲラ印刷+通読しながら(一括処理をふくむ)ファイル修正。第一章「脳死と臓器移植」の2節、スミ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*『世界の名著35/へーゲル』で『法の哲学』の「第二部 道徳」の第二章「意図と福祉」読む。§119~§128。とてもわかりにくい章。→「読み書き日録」。
*『世界の文学43/フォークナー』pp. 241-262.「サンクチュアリ」26節~27節、読む。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。

日録2017/10/1(日)

掲載日:2017年10月2日

*加藤尚武著作集第9巻収録予定の『脳死・クローン・遺伝子治療――バイオエシックスの練習問題』の仮ゲラ印刷+通読しながら(一括処理をふくむ)ファイル修正。序章「バイオエシックスとは何か」の3節~4節。序章、スミ。つづけて第一章「脳死と臓器移植」の1節までスミ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*『世界の名著35/へーゲル』で『法の哲学』の「第二部 道徳」のはじめ~第一章「企図と責任」まで読む。§105~§118。《人間が自己自身を絶対的なものと知り、かつ自己を規定するという、このことがまさに人間の高い価値なのである。……教養のある、内面的となりつつある人間は、自分の為すところのどんなもののうちにも自分みずからがいることを欲するのである。》(§107)→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*Kun-rong ZHU(朱坤容)氏より返信E-mail。『ホモコントリビューエンス』収録論文の校正の件。修正は1箇所。所属の変更の依頼。
*四元康祐詩集『小説』通読。詩によって小説と詩人を表象する試み。多様な素材と多彩なアイデアで読ませる。〈思想は彼の貞淑な正妻であり/比喩は我儘な愛人だった〉(「水曜日の詩人」)なんてフレーズが随処にちりばめられている。「旅の詩学」は自身の詩人としてのスタンスを伝えている(ような気がする)。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*ジュンク堂はなぜかログインできなくなった。きのうのアマゾンで木村友祐『イサの氾濫』が9月7冊目売れ(累計623冊)、ほかに『宮本常一著作集』が3冊、大城弘明写真集が2冊、など。