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日録2017年12月
日録2017/12/31(日)
掲載日:2017年12月31日
*Jacques Derrida: De la Grammatologie の第1部/第3章/Le rebus et la complicite+' des originesのつづき~終り。これでようやく第1部「文字以前のエクリチュール」読了。最後は漢字の問題などとの関連が執拗に言及される。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*大岡信『日本の詩歌――その骨組みと素肌』(岩波文庫) 読了。「あとがき」「現代文庫版あとがき」、池澤夏樹の「解説」を読む。《この本は、私の今まで書いてきた本の中でもとりわけ、明快さを持っているのではなかろうかと自負しています》と大岡は書いている。その通りだと思う。池澤の解説は良くない。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*上村忠男『ヘテロトピアからのまなざし』の原稿通読+テキスト処理+ファイル修正、つづける。「I」の「ヴァールブルクの鋏」7ページ分、スミ。これで「I」の部、終了。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*加藤尚武著作集第13巻収録予定の単行本未収録論文「形とエロティシズム――くびれた腰はどうしてセクシュアルなのか」の加藤尚武マクロによるテキスト一括処理。つづけて見出し、「現代思想」の原稿を見ながら改行等の確認。小活字化タグ付け、表記統一、などの一括修正。仮ゲラ印刷15ページ+通読+ファイル追加修正。この論文もスミ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*エドムント・フッサール『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』の第三部「超越論的問題の解明とそれに関連する心理学の機能」の第二十九節~第三十一節。《学一般は普遍的哲学としてのみ可能であり、この普遍的哲学こそあらゆる学のうちにあって唯一の学であり、あらゆる認識の総体としてのみ可能である》(156ページ)。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*『鮎川信夫全集II 評論I』で「詩人と民衆」のV~VI、再読。→「読み書き日録」。
*ココログのブログ「読み書き日録」を来年からは「思考のポイエーシス・日録篇」とヴァージョンアップすることに決め、個人のTweet(nstn49)を廃止し、こちらに統合する。個人的発言も増やす。これを最後の「読み書き日録」で宣言。→「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
日録2017/12/30(土)
掲載日:2017年12月31日
*上村忠男さんよりE-mailで「季刊 未来」冬号の連載「独学の思想」1回目のPDFを送ってほしいとの連絡。
*上村忠男『ヘテロトピアからのまなざし』の原稿通読+テキスト処理+ファイル修正、つづける。「I」の「『ヘイドン・ホワイトの『歴史の詩学』について」39ページ分、スミ。《ヴィーコもまた、〈詩的知恵〉の世界の始源には、まずもっては隠喩的な作用が存在したと言う。しかし、ヴィーコがそう述べるときの隠喩的な作用とは、すでにできあがった言語の世界の内部にあってのものではない。ヴィーコは、当の言語の世界の成立過程そのものを視野のうちにとらえこもうとする。そしてほかでもなく、その言語の創出過程そのもののうちに隠喩的な作用を見てとるのである。》これはガダマーの〈言語意識の基礎的隠喩作用〉との対比で言っている。ガダマーの場合は《あくまでもすでに形成されて秩序を構成している言語の内部においての出来事》であるから、隠喩というより換喩にすぎない。《したがって、ヴィーコが〈詩的知恵〉の世界の始源に措定している隠喩的な作用というのは、ガダマーの「基礎的隠喩作用」におけるような《類似性に表現を与える》ことではない。それは《類似性に表現を与える》以前に、なによりもまず人間の心的世界のなかに事物がそもそも自己同一性をそなえて立ち現われてくるさいの当の事物の自己同一性の原理にほかならないのである。》→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*大岡信『日本の詩歌――その骨組みと素肌』(岩波文庫) の「四 叙景の歌――なぜ日本の詩は主観の表現においてかくも控えめなのか?」~「五 日本の中世歌謡――『明るい虚無』の背景をなすもの」再読。これで本文、読了。残るは2つのあとがきと解説。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*新井高子さんよりE-mailで『東北おんば訳 石川啄木のうた』2刷見本が届いたとのお礼。
*エドムント・フッサール『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』の第三部「超越論的問題の解明とそれに関連する心理学の機能」の第二十八節。生活環境(生活世界)が哲学者にとっても〈_¨存在妥当¨_の領域〉として出発点にあるという自明の前提の確認。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*Jacques Derrida: De la Grammatologie の第1部/第3章/Le rebus et la complicite+' des originesのつづき~。→「読み書き日録」。
日録2017/12/29(金)
掲載日:2017年12月30日
*大岡信『日本の詩歌――その骨組みと素肌』(岩波文庫) の「三 奈良・平安時代の一流女性歌人たち」読む。ここでは笠女郎、和泉式部が主として取り上げられる。→「読み書き日録」。
*Jacques Derrida: De la Grammatologie の第1部/第3章/Le rebus et la complicite+' des originesのつづき~。表音主義、絵文字等についての分析。→「読み書き日録」。
*エドムント・フッサール『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』の第二部「近代における物理学的客観主義と超越論的主観主義との対立の起源の解明」の第二十六節~第二十七節。弟二部、読了。ここではカント的超越論哲学の評価がなされ、これから展開する方法論が提示される。《超越論的哲学こそは、前学問的ならびに学問的な客観主義に対して、_¨あらゆる客観的意味形成と存在妥当の根源的な場としての認識する主観性¨_へと立ち帰り、存在する世界を意味形成体ならびに妥当形成体として理解し、こうして_¨本質的に新たな種類の学問性と哲学¨_とに道を開こうと試みる哲学なのである。》(139ページ)つまり自分の主観性を信じて世界をもういちど見直すことで新しい超越論的哲学が開かれるということか。《カントとカントから出発した超越論的観念論の諸体系が、近代哲学の目的論的意味統一のうちで占める位置を理解し、そうすることによってわれわれ自身の自己理解を進めうるためには、それのもつ学問性の様式を批判的に検討し、それによって、その哲学的思索の徹底性の不足――われわれによって克服される不足――を解明することが必要である。近代の歴史の内部での重要な転回点をなしているカントに立ちどまることは、十分理由のあることである。》(140ページ)→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*加藤尚武著作集第12巻収録予定の単行本未収録論文「技術と権利」の加藤尚武マクロによるテキスト一括処理。つづけて見出し、「現代思想」の原稿を見ながら改行等の確認。小活字化タグ付け、表記統一、などの一括修正。仮ゲラ印刷12ページ+通読+ファイル追加修正。この論文もスミ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*『鮎川信夫全集II 評論I』で「詩人と民衆」のIII~IV、再読。→「読み書き日録」。
*第二次「走都」2号のための鮎川信夫論「鮎川信夫という方法(2)」の「3 〈戦後詩〉と近代」の「3-4」を読み直しと加筆修正。もう一節分、書かないと終われないことを確認。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
日録2017/12/28(木)
掲載日:2017年12月29日
*大岡信『日本の詩歌――その骨組みと素肌』(岩波文庫) の2章の途中~終り。→「読み書き日録」。
*仕事納め。
*きょう支払いの厚生年金11月分の小切手を作成し、後納代支払いをかねて横山さんにゆうちょ銀行小石川支店にまわってもらう。
*みずほeビジネスサイトにアクセス。きょうの入金を確認。~東京都民銀行インターネットバンキングにアクセス。来年1月4日付けで振込み1件。~ゆうちょダイレクトにアクセス。来年1月4日付けで振込み1件。
*ACELINK Navi記帳くんで振替伝票の起票&印刷。住民税、書店売上げ、取次入金、通信費、ほか。出納帳(現金)に記帳。
*年賀状の署名と一筆書き、つづける。~終り
*上村忠男『ヘテロトピアからのまなざし』の原稿通読+テキスト処理+ファイル修正、つづける。「I」の「『惑星思考』のその後」4ページ、「ヘテロトピアからのまなざし――エドワード・W・サイードと批評の可能性」19ページ、「ヘテロトピアとしてのアメリカ」3ページ、スミ。仮ゲラ印刷26ページ分。ここまでの対応する注ページも印刷。76ページまでの分を上村さんに送付。残りは冬休みの宿題。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*「年賀状2016.txt」を流用して個人用の「年賀状2018.txt」を作成。Brotherジャスティオ HL-2270DWでハガキ印刷。
*エドムント・フッサール『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』の第二部「近代における物理学的客観主義と超越論的主観主義との対立の起源の解明」の第二十四節~第二十五節。《われわれにとっていま興味があるのは――形式的、一般的な言い方をすれば――、カントがヒュームの感覚所与の実証主義――カントはヒュームをそう理解したのであるが――に反対して、体系的に建設された、壮大な、しかも_¨新しい¨_仕方での学的な哲学を企図したという点である。そしてこの哲学において、デカルトの試みた意識主観性への転回が、超越論的主観主義という形をとって結実するのである。》(134ページ)フッサールはさらに、カントによるヒューム誤解の結果として、《その虚構主義の立場で学としての哲学を放棄したヒュームの感覚所与の実証主義に対する反動として》カントの《体系的に建設された壮大な学的哲学――_¨超越論的主観¨_主義と呼ばれるべきだが――が現われた》(136ページ)と言うのである。まことに哲学の舞台裏はおもしろい。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
日録2017/12/27(水)
掲載日:2017年12月28日
*「現代思想」2012年3月号(特集:大震災は終わらない)を読みつぐ。加藤尚武論文「核廃棄物の時間と国家の時間」のほか西谷修×山形孝夫対談も読む。以前、修さんから聞いていた対談だ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*加藤尚武さんよりE-mailできのう依頼した加藤尚武著作集第6巻収録予定の単行本未収録論文「核廃棄物の時間と国家の時間」を含む「震災後三部作」というデータを送ってくれる。比べると明らかにこれらしい。データを差し替え。~さっそく加藤尚武マクロによるテキスト一括処理。つづけて見出し、改行等の確認。小活字化タグ付け、表記統一、などの一括修正。仮ゲラ印刷10ページ+通読+ファイル追加修正。この論文もスミ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*萩原印刷より『加藤尚武著作集第9巻 生命倫理学』のツキモノ色校、出校。~岸顯樹郎さん、来社。チェックして責了に。→「twitter.com/miraishajp」。
*みずほeビジネスサイトにアクセス。きょうの出金を確認&印刷。~のち、再アクセス。来年1月10日付けで住民税の一括納付の手続き。ぎりぎり間に合った。
*ACELINK Navi記帳くんで振替伝票の起票&印刷。保険料、リース料、顧問料、保守管理料、租税公課、通信費、水道光熱費、厚生年金、書店売上げ、直販売上げ、ほか。出納帳(現金、振替貯金)に記帳。
*川上明日夫詩集『白骨草』通読。読むのは初めて。〈じっじっと 虫が鳴くように 魂も減ってゆく 秋〉(「子守柿」)――ちょっとさみしい境地だ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*夕方、『加藤尚武著作集第9巻 生命倫理学』本文白焼き、出校。~チェックして責了にする。行がずれた分で索引の修正が必要になる。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*加藤尚武さんにtel。池袋ジュンク堂トークセッションの日取りは来年2月21日(水)19時半~21時、に確定。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*年賀状の署名と一筆書き。とりあえず50通。
*未來社流通センターよりE-mailで月末入金予定(「67期取次入金票.xls」)とどく。
*第二次「走都」2号のための鮎川信夫論「鮎川信夫という方法(2)」の「3 〈戦後詩〉と近代」を読み直し。すこし加筆。さらに「3-4」で主として「近代詩における『近代』の運命」について書く。この項も、スミ。ここまでで36枚半+注となる。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
日録2017/12/26(火)
掲載日:2017年12月27日
*大岡信『日本の詩歌――その骨組みと素肌』(岩波文庫) 読みはじめる。コレージュ・ド・フランスでの講義録で単行本の再読。2章の途中まで。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*「出版ニュース」12月下旬号の「情報区」欄に加藤尚武著作集刊行開始の記事が掲載される。コンパクトによくまとめられている。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*上村忠男『ヘテロトピアからのまなざし』の原稿通読+テキスト処理+ファイル修正、はじめる。まずは「I」の「シラーをサボタージュする――スピヴァクとグローバリゼーションの時代における美的教育」スミ。仮ゲラ印刷43ページ分。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*加藤尚武著作集第6巻収録予定の単行本未収録論文「核廃棄物の時間と国家の時間」の処理を始めようとしてファイルがプリント版よりずいぶん短いことがわかる。どうも完成原稿ではないようだ。~加藤尚武さんにtel。調べてくれることに。
*萩原印刷から誠君、木村君など年末の挨拶に来社。
*24日の東京新聞、中日新聞の「2017私の3冊」で菅啓次郎さんが『東北おんば訳 石川啄木のうた』を取り上げてくれる。~新井さんからもお知らせのE-mail。また朝日新聞岩手版で『東北おんば訳 石川啄木のうた』をテーマにした日本現代詩歌文学館で23日に行なわれた催しの大きな記事が掲載との連絡も。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*佐々木力さんよりE-mailで「季刊 未来」冬号が届いたとの連絡。
*「現代思想」2012年3月号(特集:大震災は終わらない)を読みはじめる。→「読み書き日録」。
日録2017/12/25(月)
掲載日:2017年12月26日
*「図書」2018年1月号に目を通す。広辞苑特集号。→「読み書き日録」。
*加藤尚武さんがきのうポストに入れてくれた『加藤尚武著作集第9巻 生命倫理学』のゲラを確認。~加藤さんにtel入れしてお礼。午後に確認ほかのために行く可能性あり、と伝える。~赤字の確認。出ている分についてはほぼ責了に。いくつか不明箇所あり。~索引、著者略歴、奥付、広告の初校、出校。確認。~3時ごろ、加藤さん宅へ。ゲラ一式、第4巻収録の単行本未収録論文「ヘーゲル入門」の仮ゲラ、「季刊 未来」冬号、持参。確認箇所と修正を入れてもらい、これですべて責了になる。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*岸顯樹郎さん、来社。『加藤尚武著作集第9巻 生命倫理学』のツキモノ原稿とどけてくれる。ちょうど萩原印刷・藤野さんも来社。入稿へ。索引以降のページは午後になるとのこと。
*「季刊 未来」冬号できる。横山さんから各執筆者に送ってもらう。
*上村忠男さんにtel。きのうの成城寺子屋講座の会のことを聞く。『ヘテロトピアからのまなざし』の原稿のことでいろいろ。この形の批評集はこれで最後にしたいとのことで、分割も可能。テキストエディタのことで相談される。~VectorからiText Express3.4をダウンロードして上村さんにE-mailでプログラムファイルを添付で送る。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。~のち、もういちどtel。インストールがうまくできないらしいので、LightWayTextのダウンロードを薦める。
*12日以降の売上げ伝票のチェック。「67期月別売上げ台帳.xls」12月最新版、作成&印刷。
*宗近真一郎『リップヴァンウィンクルの詩学』読了。どこか懐かしい観念的文体的生硬さをかかえた本書は、みずからを「経済グローバリズムの手先であった」と自負しつつ世界的視線で浦島太郎的日本社会(と詩)の問題を論じて鋭い論点を提起しているところに見どころがある。状況論的にはちょっと古証文的な論考も多かったが。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*星野元一詩集『ふろしき讃歌』通読。土の匂いをふんだんに感じさせ、そこに生きる人間の哀感をストレートにユーモラスに語るこの詩人のことばは無類に楽しくほほえましい。棺桶に入れられた死者の気持ち(があるとして)が書かれた「桶の人」など傑作だ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*『鮎川信夫全集II 評論I』で「詩人と民衆」途中まで再読。《戦前のモダニズム詩派は、ダダ、シュール以後の西欧文学の影響下に、そのほとんどが無意味な難解詩をつくり出し、伝達上、はなはだしい不利を招きながら、かえって芸術上の前衛を気負うふうがあった。それは、庶民とも、民衆とも、大衆とも、人民とも、国民とも、まったく無縁の奇妙な文学であって、根無し草である当時のインテリ詩人のよわよわしげな知性と感性を、わずかに反映しているといったものが多かったのである。》(228頁)これは大岡信のモダニズム評価を内部にかかわった者の視点から証言したものである。→「読み書き日録」。
日録2017/12/24(日)
掲載日:2017年12月25日
*加藤尚武さんよりE-mailで『加藤尚武著作集第9巻 生命倫理学』の索引事項の「クルーザン」の項に追加説明。~別E-mailで初校校正ゲラは未來社のポストに入れたとの連絡。
*上村忠男さんよりE-mailで『言説の異他なる反場所から』から『ヘテロトピアからのまなざし』への書名の変更とホワイト論と柄谷論の入替えの指示。ヘイドン・ホワイト論、柄谷行人論の合体した差し替え原稿、、追加原稿1本、目次の修正、あとがき原稿、「ビブリオグラフィティ(2012-2017)」の原稿、などいろいろとどく。これは大変だ。~とりあえず目次部分をテキスト処理して「他の秀丸エディタと内容比較」コマンドで相違を確認。初出一覧も修正。差し替え原稿、追加原稿をひとまず印刷とテキスト処理。「『ヘテロトピアからのまなざし』_本文.txt」に取り込み。あとは読みながら一括ファイル修正をしていくことに。これはとうていあと4日では終わりそうにない。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*エドムント・フッサール『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』の第二部「近代における物理学的客観主義と超越論的主観主義との対立の起源の解明」の第十八節~第二十二節。《近代において、悟性ないし理性の理論、精確な意味での理性批判、超越論的問題と呼ばれているものは、その意味の根源をデカルトの省察のうちにもっている。古代においては、このような問題は知られていなかった。というのは、古代には、デカルト的判断中止やその自我【エゴ】は縁のないものだったからである。こうして、その究極の基礎づけを主観的なもののうちに求める、_¨まったく新しい種類の哲学的探究¨_が、事実上デカルトとともにはじまる。》(114ページ)→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*Jacques Derrida: De la Grammatologie pp. 131-134. 第1部/第3章/Le rebus et la complicite+' des originesのはじめ~。エクリチュールとメラニ-・クラインの精神分析について。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*テレビで韓流ドラマ「オクニョ」第38回を見る。
*第二次「走都」2号のための鮎川信夫論「鮎川信夫という方法(2)」の「3 〈戦後詩〉と近代」を読み直し。すこし加筆。さらに「3-3」でモダニズムと近代意識について書く。この項、スミ。ここまでで27枚ちょっと+注となる。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
日録2017/12/23(土)
掲載日:2017年12月24日
*『鮎川信夫全集II 評論I』で「前衛の場について」「近代詩における『近代』の運命」再読。→「読み書き日録」。
*加藤尚武著作集第4巻収録予定の単行本未収録論文「ヘーゲル入門」の通読12ページ分+ファイル追加修正。一七節~一八節、スミ。《実物は不動、理念が自己展開というのが、ヘーゲル哲学の基本的な図式である。》これでこの長大な連載もスミ。第3回配本予定の第4巻もすべてスミ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*上村忠男さんの『言説の異他なる反場所から』の原稿の印刷のつづき~終り。さらにテキスト変換してファイル連結。「言説の異他なる反場所から_本文.txt」としてひとまずまとめる。注もふくめてポイエーシス18行形式で流し込むと490ページ分もあることがわかる。だいぶ余分なデータもあるから減るとしても400ページ以上になりそう。とりあえず目次部分から「初出一覧」を抽出。さらに文字化けしているところをある程度まで一括修正。まずは加藤尚武マクロでテキスト一括処理。タイトル見出し・中見出しタグ付け。注を「言説の異他なる反場所から_注.txt」として取り出し。注のある文章はあまりないが、それぞれはかなり多い。これで本文をあらためて計算するとやはり468ページもある。小活字化タグ付けのところまで。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
日録2017/12/22(金)
掲載日:2017年12月23日
*宗近真一郎『リップヴァンウィンクルの詩学』pp. 101-119. 宗近の文章には「マルクス主義の牧歌的ターム『収奪』」とか「剰余価値の無根拠」とか、ネオコンの使いそうなタームが出てきて、驚く。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*『加藤尚武著作集第9巻 生命倫理学』のゲラを確認しながらきのう一太郎で作成した人名索引のチェックと注その他の分を追加。すこし抜けたところを発見して追加処理。これでいちおう完成。加藤尚武さんに電話が通じないので、萩原印刷に入稿することに。~藤野さんにE-mail添付で送付。プリントはあとで渡す。さらに目次、各巻の詳細目次のノンブル入れと照合。この部分だけ再校へ。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*加藤尚武さんにtel。ようやくつながる。索引部分で短いコメントを付けてもらうべきものが3件。最新の索引情報をE-mailで送るので、確認してもらい、それに追加してもらうことに。~加藤さんからの返信E-mailで加筆分を取り込む。~萩原印刷・藤野さんにE-mailで再送。これで索引の処理も終了。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*会社から出す年賀状の宛名印刷の2018年用データを2017年データから作成。25日に横山さんに宛名シールを作成してもらう。
*上村忠男さんの『言説の異他なる反場所から』を年末までに仮ゲラ化して上村さんに送る予定にし、上村さん宅にtel。最初は夫人といろいろ話。途中から帰宅された上村さんと話。とりあえず来年2月刊行をめざしてできるところまで年内に仮ゲラを送る予定を伝える。あさっての成城寺小屋講座の会には欠席を伝える。~とりあえず原稿の印刷をはじめる。かなり多そう。→「読み書き日録」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*加藤尚武著作集第4巻収録予定の単行本未収録論文「ヘーゲル入門」の通読再開13ページ分+ファイル追加修正。一五節~一六節、スミ。《「弁証法」は、ヘーゲルの用語法では、すべての発展段階の一部だけの名称である。もしも過程の全体を「正反合」と呼ぶなら「正反合の弁証法」という言い方が、ヘーゲル的な用語法の枠の中で成り立つはずがない。しかしヘーゲルは自分の論理展開を三段階で表現するときでも、「正反合」という表現は絶対に使わないのだから、「へーゲル哲学の基本概念は〈正反合の弁証法〉と言い表わすことができる」などというのは、まったく根も葉もないでっち上げである。》→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*中国新聞社の荒木さんからtel。『中国山地 過疎50年』が3刷になるので。印税分は本でとってくれるとのこと。オビはとくに変更なしで進めることに。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*『鮎川信夫全集II 評論I』で「現代と詩人――異数の世界へおりてゆく者」再読。→「読み書き日録」。
*エドムント・フッサール『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』の第二部「近代における物理学的客観主義と超越論的主観主義との対立の起源の解明」の第十五節~第十七節。《真に哲学者たらんとするものとしては、_¨ある種の徹底的な懐疑的判断中止¨_から出発するのを避けるわけにはいかない。それは彼のもついままでのあらゆる信念の世界を疑問視し、それらの信念を判断として使用することをあらかじめ防ぎ、それが妥当するかしないかについて態度を決めるのを禁ずることである。あらゆる哲学者は、その生涯において一度は、このような態度をとらねばならないのだ。》(106ページ)まことにフッサール的エポケーをみずからに適用する態度決定であろう。《判断中止によってわたしは、_¨絶対に必当然的な前提として、わたしにとって考えられうるあらゆる存在者とその存在領域に原理的に先行する¨_ような存在領域に到達した。……自我、すなわち判断中止を遂行する自我は、唯一絶対に疑いえないもの、あらゆる疑いの可能性を原理的に排除するものなのである。》(109ページ)この立場をフッサールは〈根源的明証性〉と呼び、《すべての学的認識がそこへ還帰せねばならないもの》としている。ここでフッサールはデカルト主義者であるとともに、そのエポケーの絶対化によってデカルトとともに形而上学者になっている。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
日録2017/12/21(木)
掲載日:2017年12月22日
*「人文会ニュース」128号を読みつぐ。~読了。今回は読ませどころが多かった。八戸ブックセンターの情報、新聞書評の作り方の実際、マルクスの偉大さについての論。最後のものに参考文献としてカーの名著『カール・マルクス』、ベンサイドの『時ならぬマルクス――批判的冒険の偉大と逆境(十九―二十世紀)』が落ちているのは大きな見落としだろう。知らないのかな。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*高野一明さん、すでに来社。年末調整の前段階の処理いろいろ。年末調整の金額まで出してもらう。
*岸顯樹郎さんよりFAXで『加藤尚武著作集第9巻 生命倫理学』のカバー表4の修正箇所の確認。~岸さんにtel入れ。25日(月)10時半~11時にデータを持参してくれることに。
*一太郎で「加藤尚武著作集第9巻_本文.txt」を開き、ゲラを見ながら索引づくりのための改頁記号の挿入。いちおう終えるが、索引作成機能が使えず。ジャストシステムに問い合わせたところ、2014ヴァージョン「徹」はWindows10に対応していないと言われる。2015以降は対応している由。自宅のDELL Precision M4700で前回はできたので、家でやってくることに。最悪の場合はヴァージョンアップ版の購入が必要か。~のち、DELL Precision M4700でやろうとするが、最初はうまくいかず。一太郎のメニューの「基本編集」を選択することでできることがわかる。[ツール]~[目次/索引]~[索引オプション]で「索引作成時に項目ファイルを利用する」にチェックを入れ、[項目ファイルを指定]をクリックして、項目ファイルを選択。2回OKを押して、[目次/索引]~[索引作成]を実行~索引作成の位置を聞いてくるのでどこでもいいからクリックすればできる。Windows10でも同様にできることがわかる。~抽出された索引データに各項の説明文をコピー&ペースト。残りは注の部分を追加すること。~できた分を加藤尚武さんにE-mail添付で送付。説明なしの3人の追加、など。→「twitter.com/miraishajp」。
*年賀状印刷できる。各人に必要枚数を配布。西谷分はあとで横山さんにラベル作りをしてもらう必要あり。
*オンデマンドによるカバー重版がきわめてコスト高だということがわかり、デジタル・パブリッシング・サービスの田中さんにtel。以前からこのコストで実費に近いとのこと。他の出版社はあまりやらないことがわかる。ものによっては本体の重版を見越してさきにオフセットでカバー重版をしておく必要があることがわかる。~水谷君と相談。
*『東北おんば訳 石川啄木のうた』2刷の一部抜き、とどく。確認、スミ。
*タトル・モリ・エージェンシーから天野さんあてに届いたコロンビア大学出版局との木村友祐『イサの氾濫』ほかの英語版版権契約書にサインして天野さんから返送してもらう。
*Bardon-Chinese Media AgencyのToikaさんより「中国語簡体字版権の問合せ/Bardon-Chinese Media Agency/〔新装版〕現代政治の思想と行動 /未来社/CN」E-mail。
*エドムント・フッサール『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』の第二部「近代における物理学的客観主義と超越論的主観主義との対立の起源の解明」の第十節~十四節。《世界はそれ自体において、数学ないし数学化された自然からとり出されてきた合理性の新たな意味において、合理的な世界でなければならない。それに対応して、世界の普遍学である哲学も、「_¨幾何学的様式¨_」による統一的な合理的理論として建設されねばならないことになる。》(86ページ)それはどうかな。→「読み書き日録」。
*「森羅」8号、通読。手書き限定100部は貴重だ。→「読み書き日録」。
日録2017/12/20(水)
掲載日:2017年12月21日
*ラディックスの社内LAN工事のつづき。LANケーブルの取り替え、など。無線LANもリセット。SCANフォルダの再登録。
*みずほeビジネスサイトにアクセス。きょうの出金を確認。取引先ほかに振込み。~東京都民銀行ビジネスダイレクトにアクセス。きょうの出金(長期借入金返済)を確認&印刷。~東京都民銀行インターネットバンキングにアクセス。取引先に振込み。~三菱東京UFJダイレクトにアクセス。取引先に振込み。
*岸顯樹郎さんからFAXで『加藤尚武著作集第9巻 生命倫理学』のオビ校正、用紙等指定書とどく。~確認して岸さんに修正なしを連絡。総ページ数は暫定的に448ページで。~のち、ゲラが出た結果472ページで確定と伝える。
*加藤尚武さんにtel。『加藤尚武著作集第9巻 生命倫理学』の索引項目原稿の確認と追加の件。きょう夕方に初校出校予定、夜には届けに行くことを伝える。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。~加藤さんよりE-mailで索引項目の修正とどく。ただし2件ほどコメント情報を入れてくれていないのでtelするが、留守。E-mailで連絡。
*「原稿料印税支払い総括.xls」2017年最終版、作成&印刷。
*『加藤尚武著作集第9巻 生命倫理学』の書店用新刊案内原稿を作成。天野さんに渡す。
*加藤尚武著作集第4巻収録予定の単行本未収録論文「ヘーゲル入門」の通読19ページ分+ファイル追加修正。一二節~一四節、スミ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*5時すぎ、『加藤尚武著作集第9巻 生命倫理学』初校、出校。索引以下が別で予想以上の456ページになる。改ページなどページが増える要因が多かった。ざっと確認してすこし手直し。~加藤さんにtelしてこれから家へ持参。→「読み書き日録」「twitter.com/miraishajp」。~7時10分すぎ、加藤尚武さん宅へ。ゲラを届け、問題点を説明。25日(月)の午前中に取りに来るのでそのまえに校正をすませておいてもらう。加藤さんのノートパソコンにDiskMirroringToolをインストール。西谷の「加藤尚武著作集」フォルダをコピーして、バックアップの設定と説明。8時半ごろまで。
*日本現代詩人会よりH氏賞と現代詩人賞の会員投票依頼、とどく。
*第二次「走都」2号のための鮎川信夫論「鮎川信夫という方法(2)」の「3 〈戦後詩〉と近代」を読み直し。「3-2」の西脇順三郎のところをすこし加筆。さらに「3-3」をすこし。ここまでで20枚半+注となる。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
日録2017/12/19(火)
掲載日:2017年12月20日
*「人文会ニュース」128号を途中まで読む。「考えるとはどういうことか――加藤尚武著作集刊行の意義」を読みなおす。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*みずほダイレクトにアクセス。東京都民銀行春日町支店普通預金口座に振込み。~東京都民銀行インターネットバンキングにアクセス。入金を確認し、都民当座、三菱東京UFJ銀行本郷支店普通預金口座に振込み。~東京都民銀行ビジネスダイレクトと三菱東京UFJダイレクトにアクセスし、入金を確認。
*来年の年賀状の挨拶文を作成。横山さんにゆうちょ銀行小石川支店まで買いに行ってもらう。~天野さんから鈴一印刷に手配。
*年末調整用の書類作成。ほかのひとの分もすべて揃う。~高野一明さんにtel。21日に来社。一度では終わらない由。
*デジタル・パブリッシング・サービスより紀伊國屋NetLibraryと丸善eBook Libraryの売上げ報告。丸善が「[新版]日本の民話」シリーズを109冊売ってくれる。
*岸顯樹郎さんにtel。『加藤尚武著作集第9巻 生命倫理学』の入稿を22日までにできないかの相談。25日(月)入稿で27日に色校の出し戻しにしたい、とのこと。~萩原印刷・藤野さんにtel。ツキモノの予定を伝える。問題なし。~カバー表4とオビ表4は簡単な訂正だけなので、岸さんにFAX。~オビ表と背のキャッチを「いのちの哲学」、「日本の生命倫理学は/こうして始まった」とする予定。~加藤尚武さんにtelするが、連絡つかないので、これでいくことにし、FLEX渡邉さんにE-mailで送付。~のち、渡邉さんから受取りの返信E-mail。
*加藤尚武著作集第4巻収録予定の単行本未収録論文「ヘーゲル入門」の通読11ページ分+ファイル追加修正。一〇節~一一節。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*おととい、きのうのアマゾンでマーク・マゾワー『暗黒の大陸――ヨーロッパの20世紀』が今月2冊目売れ(累計205冊)、『中国山地 過疎50年』が4冊目(累計187冊)、木村友祐『幸福な水夫』が9冊目、ほかに『モーゼスおばあさんの絵の世界』が9冊、[転換期を読む]シリーズが4冊、ポイエーシス叢書が3冊、など。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
日録2017/12/18(月)
掲載日:2017年12月19日
*「図書」12月号に目を通す。→「読み書き日録」。
*加藤尚武著作集第4巻収録予定の単行本未収録論文「ヘーゲル入門」の後半をWord原稿を見ながら改行等の確認。引用タグ、小活字化タグ付け、などの一括修正を最後まで。印刷残り57ページ分。通読+ファイル追加修正はあす再開。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*「人文会ニュース」128号できる。[編集者が語るこの叢書・このシリーズ13]として「考えるとはどういうことか――加藤尚武著作集刊行の意義」掲載される。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*みずほeビジネスサイトにアクセス。きょうの入金を確認。ホモコントリビューエンス研究所からようやく入金あり。~再アクセス。あす付けで都民当座20日用、都民振込み用、三菱振込み用を資金振替。
*ACELINK Navi記帳くんで振替伝票の起票&印刷。小口売掛金、通信費、20日振込み分、保険料、厚生年金基金、健康保険、取次売掛金、ホモコントリビューエンス研究所、預金振替、ほか。出納帳(現金、振替貯金)に記帳。
*宗近真一郎『リップヴァンウィンクルの詩学』の唯一の書き下ろしである標題論考を読む。一種の隠喩論だが、ここで宗近は隠喩でもなく換喩でもない詩の出現を揚言している。宗近は、換喩が詩の言語構造のなかでは隠喩の一種でしかないことを考えるべきではないか。古い戦後詩的隠喩論の枠に囚われている。宗近が言及している菅谷規矩雄の〈意識の意識〉は詩の言語構造の言い換えとしては悪くないが、これも問題は別だ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*エドムント・フッサール『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』の第二部「近代における物理学的客観主義と超越論的主観主義との対立の起源の解明」の第九節「ガリレイによる自然の数学化」のi~l。特別に長くて難解な九節、終り。ここでは「根源的直観」を有効にはたらかせようとする困難な考え方を取り入れるというこれからの方法が語られている。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
日録2017/12/17(日)
掲載日:2017年12月18日
*宗近真一郎『リップヴァンウィンクルの詩学』読みはじめる。隠喩/換喩論のところでいろいろ言及しているが、何を言いたいのか。→「読み書き日録」。
*『鮎川信夫全集II 評論I』で「近代詩について」再読。モダニズム批判。→「読み書き日録」。
*第二次「走都」2号のための鮎川信夫論「鮎川信夫という方法(2)」の「3 〈戦後詩〉と近代」を書きつぐ。「3-2」を4枚分ちょっと+注を書いて、この項も終了。ここまでで18枚ちょっと+注となる。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*加藤尚武著作集第4巻収録予定の単行本未収録論文「ヘーゲル入門」をWord原稿を見ながら改行等の確認。引用タグ、小活字化タグ付け、表記統一、などの一括修正をしながら印刷+通読11ページ分+ファイル追加修正。八節~九節、スミ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*おととい、きのうのアマゾンでジャック・デリダ『信と知――たんなる理性の限界における「宗教」の二源泉』が今月3冊目売れ(アマゾン累計106冊)、新井高子編著『東北おんば訳 石川啄木のうた』が1冊、木村友祐『幸福な水夫』が6冊目、『秋田の民話』が1冊(「[新版]日本の民話」シリーズ累計703冊)、ほかに『モーゼスおばあさんの絵の世界』が6冊、シュミット本が2冊、など。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*新井高子さんよりE-mailで『東北おんば訳 石川啄木のうた』が岩手放送のラジオでも取り上げられたとの連絡。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*テレビで韓流ドラマ「オクニョ」第37回を見る。
*Jacques Derrida: De la Grammatologie の第1部/第3章/La science et le nom de l'hommeのつづき~終り。デリダは注のなかで今日のコンピュータ時代の到来をかなり正確に予想している。→「読み書き日録」。
*エドムント・フッサール『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』の第二部「近代における物理学的客観主義と超越論的主観主義との対立の起源の解明」の第九節「ガリレイによる自然の数学化」のh。→「読み書き日録」。
*FFFTPで萩原印刷FTPサイトにアクセス。「[新版]日本の民話」シリーズの地方別E-Pub3データ7本をダウンロード。
日録2017/12/16(土)
掲載日:2017年12月17日
*秋亜綺羅『言葉で世界を裏返せ!』読了。V部(2011年3月~6月のブログ)の途中~終り。V部の「ココア共和国」ブログのやりとりは一気に読ませる。東日本大震災の直後の3か月間の応答はあのときのリアルな動きを伝えている。そう言えばあのころは民主党政権だったんだ。いまの安倍政権だったらもっとひどい対応だったかもしれないけど、やはり危機対応があまりにもひどかった。愚かな原発擁護派にテレビなどでの露出を許すなど判断が甘かった。だから失権したわけだが。あらためて原発といまだに無策な政治への怒りがこみあげる。安易な原発ツイートで世間に名を売った詩人もいたし。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*エドムント・フッサール『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』の第二部「近代における物理学的客観主義と超越論的主観主義との対立の起源の解明」の第九節「ガリレイによる自然の数学化」のc~g。《_¨無限に仮説でありつつけ、無限に検証でありつづける¨_ということが、自然科学に固有な本質であり、アプリオリに自然科学のあり方なのである。》(61ページ)なるほど、そういうものか。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*「橄欖」108号に目を通す。ひさびさに見る詩誌。送ってくれた日原正彦が第二次「走都」創刊号の詩「発熱装置」に感銘したと私信で書いてくれる。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*岡田ユアン詩集『水天のうつろい』通読。母になることの感覚を触覚的に描き出していて男にはよくわからないながら、秀逸。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*Jacques Derrida: De la Grammatologie の第1部/第3章/La science et le nom de l'hommeのつづき~。初期資本化とエクリチュールの構造的連帯についてルロワ=グーランが参照されている。土地の登記などのこと。→「読み書き日録」。
*加藤尚武著作集第4巻収録予定の単行本未収録論文「ヘーゲル入門」をWord原稿を見ながら改行等の確認。引用タグ、小活字化タグ付け、表記統一、などの一括修正をしながら印刷+通読13ページ分+ファイル追加修正。加藤尚武マクロと「複合動詞の修正マクロ」のバグ修正も。六節~七節、スミ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*日本現代詩人会より最新の会員名簿ほか、とどく。H氏賞、現代詩人賞の選考委員の速報なども。
*第二次「走都」2号のための鮎川信夫論「鮎川信夫という方法(2)」の「3 〈戦後詩〉と近代」を書きつぐ。「3-2」を5枚分+注、書く(時間切れで未完)。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*『鮎川信夫全集II 評論I』で「近代詩人」を再読。はやくも一九三九年に鮎川は《近代詩の正当な発展と進化を妨害したものは、無自覚なモダニスト達の浮薄な形式主義の亜流と無意味に近い修辞法への偏執であった。》(388ページ)とモダニストを全面否定している。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
日録2017/12/15(金)
掲載日:2017年12月16日
*秋亜綺羅『言葉で世界を裏返せ!』のIV部の途中~V部(2011年3月~6月のブログ)の途中。→「読み書き日録」。
*11月30日以降の売上げ伝票のチェック。「67期月別売上げ台帳.xls」11月、12月最新版、作成&印刷。
*加藤尚武著作集第4巻収録予定の単行本未収録論文「ヘーゲル入門」をWord原稿を見ながら改行等の確認。引用タグ、小活字化タグ付け、表記統一、などの一括修正をしながら印刷+通読を一気に34ページ分+ファイル追加修正。一節~五節。《ヘーゲルの思想的なおもしろさは自分の体系の形式的な整合性を大胆に無視して、個別的な領域で独創的な発想を展開したという点にある。》→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*みずほeビジネスサイトにアクセス。きょうの入出金を確認&印刷。取次入金ほか。
*第一美創の菊地社長、年末の挨拶に来社。
*太田哲男さんからtel。『若き高杉一郎』の簡体字版の翻訳をした中国人の教え子がいるとのことで、版権の取扱いについて問合せ。中国の出版社を見つけてもらう必要あり。
*きのうのアマゾンで新井高子編著『東北おんば訳 石川啄木のうた』が1冊売れ、木村友祐『幸福な水夫』が2冊目、ほかに仲里効本が2冊、ポパー『開かれた社会とその敵』が2冊、など。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*知念ウシさんよりE-mailで13日に頼まれた本が午前中に着いたとのお礼報告。
日録2017/12/14(木)
掲載日:2017年12月15日
*李萍さんよりE-mailで『ホモ・コントリビューエンス』が届いたとのお礼。
*『加藤尚武著作集第9巻 生命倫理学』の著者解題原稿の加藤尚武マクロによるテキスト一括処理。つづけて見出し、Word原稿を見ながら改行等の確認。引用タグ、小活字化タグ付け、表記統一、などの一括修正をしてから通読+印刷22ページ。言われていたより長かった。これで第9巻は終り。入稿へ。~萩原印刷・藤野さんにデータをE-mailで送付。これで入稿もすべてスミ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*浦歌無子詩集『夜ノ果ててのひらにのせ』通読。他者との共生を念願しているらしき発語主体の、世界との接点の模索と言えようか。イメージもことばも散乱していくばかりで、容易に意図がつかめない。もっとことばの焦点を引き絞っていく努力が必要だろう。→「読み書き日録」。
*新井高子さんよりE-mailで『東北おんば訳 石川啄木のうた』がさわや書店チェーンの岩手県郷土賞を受賞したことが正式発表になったとの連絡。→「twitter.com/miraishajp」。
*加藤尚武さんにtel。『加藤尚武著作集第9巻 生命倫理学』の件。ハンス・ヨナスはヨーナスに統一。進行の日程を伝える。19日か20日に初校出校、25日に初校校正終了、責了。27日に白焼き出校、責了。来年1月17日に見本予定。索引項目の準備はこれから進める。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*『加藤尚武著作集第9巻 生命倫理学』の索引項目の準備~とりあえず完成。~加藤さんにE-mailで送付。チェックと追加をしてもらう。→「twitter.com/miraishajp」。
*きのうのアマゾンでジャック・デリダ『赦すこと――赦し得ぬものと時効にかかり得ぬもの』が今月4冊目売れ(アマゾン累計326冊)ほかポイエーシス叢書が3冊、新井高子編著『東北おんば訳 石川啄木のうた』が1冊、加藤尚武編著『ホモ・コントリビューエンス』が1冊目(累計3冊)、ほかに仲宗根勇『沖縄差別と闘う――悠久の自立を求めて』など。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*みずほeビジネスサイトにアクセス。きのう、きょうの入出金を確認&印刷。
*ACELINK Navi記帳くんで振替伝票の起票&印刷。取次入金。~「取次入金一覧.ods」最新版、作成&印刷。
*第二次「走都」2号のための鮎川信夫論「鮎川信夫という方法(2)」の「3 〈戦後詩〉と近代」を書きつぐ。「3-1」の分9枚分+注になり、この項、スミ。つぎは「3-2」でモダニズム批判へ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*エドムント・フッサール『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』の第二部「近代における物理学的客観主義と超越論的主観主義との対立の起源の解明」の第九節「ガリレイによる自然の数学化」の途中~。→「読み書き日録」。
日録2017/12/13(水)
掲載日:2017年12月14日
*秋亜綺羅『言葉で世界を裏返せ!』のIの1200字コラム、読了。→「読み書き日録」。
*『加藤尚武著作集第9巻 生命倫理学』の仮ゲラ赤字の修正つづける。「加藤尚武著作集第9巻_本文.txt」と「加藤尚武著作集第9巻_注.txt」に『二十一世紀のエチカ――応用倫理学のすすめ』『脳死・クローン・遺伝子治療――バイオエシックスの練習問題』と単行本未収録論文4本をつないでそれぞれ1ファイルとする。ファイル修正、すべてスミ。解題原稿も印刷とテキスト化。とりあえずあす入稿用に新しいページと注を印刷。解題を別にして430ページぐらいになりそう。本文と注のデータを萩原印刷・藤野さんにE-mailで送付。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*萩原印刷より「季刊 未来」冬号の表紙の校正、『東北おんば訳 石川啄木のうた』の2刷訂正ページ、『マインドストーム』の新装版4刷増刷見本とどく。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。~戸田事務所の今垣さんからE-mailで「季刊 未来」冬号の表紙の色校、受取り。あす返事をする由。
*知念ウシさんよりtel。先日の「沖縄基地を引き取る会・東京」のさいのお礼。土曜に那覇でシンポジウムがあり、本を売りたいとのこと。『シランフーナー(知らんふり)の暴力──知念ウシ政治発言集』と『沖縄、脱植民地への胎動』『闘争する境界』を送ることに。~未來社流通センターにtel。計18冊を送ってもらう。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*楡久子詩集『大人と宇宙』通読。低い目線で細かい生活の節々にことばを届かせている。対象とのギャップがあまりないために空間が広がらない。→「読み書き日録」。
*きのうのアマゾンで木村友祐『イサの氾濫』が今月4冊目売れ(アマゾン累計635冊)、など。
*エドムント・フッサール『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』の第二部「近代における物理学的客観主義と超越論的主観主義との対立の起源の解明」の第九節「ガリレイによる自然の数学化」の途中~。《この極限形態〔「純粋思惟」という_¨理念的な実践¨_がとどまる_¨純粋な極限形態という領域¨_をさす〕は、長い歴史を通じて形成され、相互主観的な共同作業によって行なわれる理念化と作図という方法によって、習慣的に使用できる成果となり、この成果によって、繰り返し新しいものを獲得することができる。すなわち、無限ではあるが、それ自体において完結した、理念的対象性の世界が、仕事場になるのである。》(42ページ)理念が実践的に働きうる場所を幾何学は設定したということだろう。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*第二次「走都」2号のための鮎川信夫論「鮎川信夫という方法(2)」の「3 〈戦後詩〉と近代」を書きつぐ。「3-1」の分3枚分+注でヨーロッパ近代の規定から。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
日録2017/12/12(火)
掲載日:2017年12月13日
*木村友祐『幸福な水夫』見本できる。あすからの八戸ブックセンターでの展示会にぎりぎり間に合う。心配していた反りはいまのところ大丈夫。→「読み書き日録」「twitter.com/miraishajp」。~萩原印刷・生方さんにtel。本の出来映えはまずまず。『加藤尚武著作集第9巻 生命倫理学』の入稿予定はあす。その他の進行いろいろ。
*加藤尚武さんよりE-mailで『加藤尚武著作集第9巻 生命倫理学』のための索引項目の原稿、とどく。かなり新規追加あり。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*戸田事務所の濱浦さんにtel。きのう今垣さんからPDFで送ってもらった「季刊 未来」冬号の表紙の間違い1箇所を指摘。修正版と正式版をいっしょに送るとのこと。~今垣さんからE-mailでFireStrageで修正データとどく。~萩原印刷・藤野さんにE-mailで転送。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*アタマトテの蛭田さんより『東北おんば訳 石川啄木のうた』の2刷用修正データを送る件で問合せE-mail。~返信E-mailで修正版だけでいいと返事。~蛭田さんからE-mailで修正版とどく。~萩原印刷・藤野さんに送付。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*「季刊 未来」冬号の広告の配置指定とデータをCDに焼く。最終ページに入っていた紀伊國屋書店の広告を記事中に移動することになり、14行分の余りが生じるので、急ぎ追加原稿を作成して萩原印刷・藤野君にE-mailで送付。「[新版]日本の民話」シリーズ全巻を本体価格のみで提供することに。~「季刊 未来」冬号、責了でもどす。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。~結局、CDはうまくできていなかったので、あらためてE-mailで送付。
*『加藤尚武著作集第9巻 生命倫理学』の仮ゲラ赤字の修正はじめる。まず「加藤尚武著作集第9巻_本文.txt」の目次~扉部分を作成し、『バイオエシックスとは何か』をドッキングして修正。「加藤尚武著作集第9巻_注.txt」も作成。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*全体会議(4時~5時半すぎ)。
*きのうのアマゾンで木村友祐『イサの氾濫』が今月3冊目売れ(アマゾン累計634冊)、『幸福な水夫』が1冊、『中国山地 過疎50年』が3冊目(累計186冊)、「[新版]日本の民話」シリーズが4冊(累計702冊)、ほかにシュミット『政治的なものの概念』が2冊、東松照明写真集『camp OKINAWA』など。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*『さよなら鮎川信夫 (特装版・現代詩読本)』で31年前に書いた「〈モダン〉の思想的極限――最後の鮎川信夫」を読み直す。〈モダン〉の思想家としての鮎川信夫をことさらに〈ポストモダン〉への無理解を吉本隆明をダシにして書いているところがある。→「読み書き日録」。
*第二次「走都」2号のための鮎川信夫論「鮎川信夫という方法(2)」の「3 〈戦後詩〉と近代」をようやく書きはじめる。とりあえず2枚分+注。→「読み書き日録」。
*エドムント・フッサール『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』の第二部「近代における物理学的客観主義と超越論的主観主義との対立の起源の解明」の第八節~第九節の途中。→「読み書き日録」。
日録2017/12/11(月)
掲載日:2017年12月12日
*秋亜綺羅『言葉で世界を裏返せ!』読みはじめる。→「読み書き日録」。
*手形・小切手渡し=各社。
*e-Taxソフトでおととい作成した11月分の源泉徴収税の申告書(給与分、原稿料/編集料分)を「送信」ボタンで送信。途中でパスワード変更。さらに「メッセージボックス」の帳票を選択してきょう付けで「ダイレクト納付」。
*小林康夫さんよりtel&E-mailで「季刊 未来」冬号の「戦後文化論II-8」の校正。~赤字を転記&追加分をE-mailで萩原印刷・藤野さんに送付。~東條慎生「『夢』の話法 『挾み撃ち』の夢――後藤明生の引揚げ【エグザイル】6(最終回)」の赤字転記。~佐々木力さんより「二十世紀中国革命について省みる――中国論・論中国・On China 12」の校正もどる。確認して簡体字の部分をE-mailで藤野さんに送付。いずれも責了に。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*みずほeビジネスサイトにアクセス。きょうの入出金を確認。印刷しようとするが、ファイルが開かず。みずほヘルプセンターにtelしていろいろ試みるが、うまくいかず。提案されたAdobe Acrobat Readerのアンインストール~Adobe Acrobat Reader DCへのヴァージョンアップ・インストール。これで印刷できるようになる。~東京都民銀行ビジネスダイレクトにアクセス。きょうの出金を確認。
*ACELINK Navi記帳くんで振替伝票の起票&印刷。手形決済、12月分地代、ほか。
*「新刊売上げ一覧.ods」「未來社ホームページ分析.xls」11月末最新版、作成&印刷。
*11月17日以降の売上げ伝票のチェック。~「67期月別売上げ台帳.xls」11月、12月最新版、作成&印刷。
*加藤尚武さんよりE-mailで『加藤尚武著作集第9巻 生命倫理学』の解題原稿とどく。6時に家で本文の校正を渡す、と。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。~6時半すぎ、加藤さん宅へ。第9巻の仮ゲラ校正受取り。
*新井高子さんよりE-mailで『東北おんば訳 石川啄木のうた』2刷用訂正とどく。~アタマトテの蛭田さんからさっそく修正データとどく。~榎本了壱さんにtel。奥付の2刷データの追加も依頼。E-mailでデータを蛭田さんに送付。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。~のち、蛭田さんから返信E-mailで奥付の修正もとどく。~お礼の返信E-mail。
*萩原印刷より「季刊 未来」冬号の広告ページの初校、出校。~チェックして責了に。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*戸田事務所の濱浦さんからE-mail。「季刊 未来」冬号表紙制作はもうすこし時間がかかるとのことで、明朝か。~のち、今垣さんからE-mailで表紙の画像PDFがとどくが、説明文に間違いがある。
*きのうのアマゾンで『神奈川の民話』が1冊(「[新版]日本の民話」シリーズ累計698冊)、ほかにハーバーマス本が2冊、[私の日本地図]シリーズが2冊、など。
日録2017/12/10(日)
掲載日:2017年12月11日
*ロジェ・グルニエ[宮下志朗訳]『書物の宮殿』の「愛されるために」と訳者あとがきを読んで読了。このフランス文壇の最長老はガリマール社の原稿審査委員でもあり、その立場上からも文学の裏話もくわしい。ガリマールぐらいになると年間1万点もの原稿が送られてくるそうで、そうした原稿読みの仕事も重要な役割だ。《結局のところ、いつだってわたしは書記なのだった。》(173ページ)という感慨も半端じゃない。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*北川清仁詩集『冴』通読。「冴」という実在するんだか想像上の女性(?)との交渉を中心にメルヒェン的に仕立てているが、手応えが弱いかな。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*佐々木力さんよりE-mailで「季刊 未来」冬号の「二十世紀中国革命について省みる――中国論・論中国・On China 12」の校正ゲラを送ったとの連絡。簡体字がうまく出ていないとのことで添付ファイルも。→「twitter.com/miraishajp」。
*「詩的現代」第二次23号に目を通す。この詩誌はどんどん厚くなっていく。→「読み書き日録」。
*加藤尚武著作集第4巻収録予定の単行本未収録論文「ヘーゲル入門」の加藤尚武マクロによるテキスト一括処理。つづけて見出し、Word原稿を見ながら改行等の確認。引用タグ、小活字化タグ付け、表記統一、などの一括修正。連載3回目の途中まで。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*テレビで韓流ドラマ「オクニョ」第36回を見る。
*きのうのアマゾンでジャック・デリダ『信と知――たんなる理性の限界における「宗教」の二源泉』が今月2冊目売れ(アマゾン累計105冊)、『父ちゃんは写真家――平敷兼七遺作集』が1冊目(累計40冊)、ダーチャ・マライーニ『ある女の子のための犬のお話』が4冊目(累計13冊)、『秋田の民話』が1冊(「[新版]日本の民話」シリーズ累計697冊)、ほかにハーバーマス本が3冊、など。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
日録2017/12/9(土)
掲載日:2017年12月10日
*大谷翔平がエンジェルスに入団決定というニュースに驚く。
*ロジェ・グルニエ[宮下志朗訳]『書物の宮殿』の「まだなにか、いっておくべきことがあるのか?」を読む。遺作を気にかける作家のいろいろ。→「読み書き日録」。
*昼すぎ、出社。
*「67期月別支払い表.xls」11月末版、作成&印刷。
*ACELINK Navi記帳くんで振替伝票の起票&印刷。11月分買掛金・未払金、11日支払い分(手形、小切手)、現金引出し、リース料、取次売掛金、源泉所得税、ほか。出納帳(現金、振替貯金)に記帳。
*11日支払いの約束手形、小切手、作成。
*e-Taxソフトで11月分の源泉徴収税の申告書(給与分、原稿料/編集料分)を作成=申告・申請等の一覧から選択~帳票編集で作成~保存(別名保存)~「作成完了」~「送信」ボタンで送信しようとするが、送信可能な時間ではないとのことで、ここまで。
*きのうのアマゾンでジャック・デリダ『赦すこと――赦し得ぬものと時効にかかり得ぬもの』が今月3冊目(アマゾン累計325冊)、『信と知――たんなる理性の限界における「宗教」の二源泉』が1冊目(累計104冊)、木村友祐『イサの氾濫』が2冊目(累計633冊)、ダーチャ・マライーニ『ある女の子のための犬のお話』が3冊目(累計12冊)、『アフリカの民話集 しあわせのなる木』が3冊目(累計8冊)、ほかに東松照明写真集『camp OKINAWA』が2冊、シュミット本が3冊、など。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*「現代詩手帖」12月号のアンソロジーの未読分を読み終わる。→「読み書き日録」。
*佐々木力さんよりE-mailで「季刊 未来」冬号の「二十世紀中国革命について省みる――中国論・論中国・On China 12」のゲラがとどき、ぴったりに調整し、月曜朝にとどくようにしたとの連絡。→「twitter.com/miraishajp」。
*エドムント・フッサール『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』の第一部「ヨーロッパ的人間の根本的な生活危機の表現としての学問の危機」の第四節~第七節。第一部、終り。《新しい哲学の創建は、……近代的なヨーロッパ的人間性の創建であるし、いままでの中世ないし古代の人間性に対して、その新しい哲学によって――そして、その哲学によってのみ――根本的に自己を革新しようとしたヨーロッパ的人間性の創建》なのである。《人間の自由とは、人間の個体としての存在、また普遍的人間としての存在に理性的意味を与えうるという人間の可能性にほかならない。》(26ページ)ヨーロッパ中心主義ではあるが、まあそんなものかな。《哲学すなわち学問とは、_¨人間性そのものに「生得的」で普遍的な理性が開示されてくる歴史的運動¨_だといってよいであろう。》(30ページ)これじゃまるでヘーゲルだ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
日録2017/12/8(金)
掲載日:2017年12月9日
*高梨ひばりさんより返信E-mailで「季刊 未来」冬号の「特定妊婦――〈かなりや〉の国から4」の仮ゲラ校正の修正箇所、わかるようにしたものとどく。~ファイル修正&印刷して入稿。データはE-mailで萩原印刷・藤野さんに送付。→「twitter.com/miraishajp」。~のち、初校出校。責了に。
*「季刊 未来」冬号の広告関係の原稿作成。執筆者略歴に上村忠男さんの分を差し替え。編集部発の情報原稿も作成。既刊・重版情報ページも作成。さらに広告ページ3ページ分(加藤尚武著作集で2ページ、上村忠男『言説の異他なる反場所から』1ページ)を作成&印刷して入稿へ。萩原印刷・藤野さんにE-mailでデータ送付。~表紙関係の広告用データ等を作成し、書影(『加藤尚武著作集第1巻 ヘーゲル哲学のなりたち』と『ある女の子のための犬のお話』)をつけて戸田事務所にE-mailで送付。濱浦さんにtel。月曜夜にファイル宅配便で送ってくれる予定に。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*永井潤子さんよりE-mailで最新情報を付け加えるべきかの問合せ。~返信E-mailでこのままいかせてもらうことに。~永井さんより返信E-mailで了解。
*深井智朗さんより「季刊 未来」冬号の「宗教改革と戦争神学 宗教改革四百周年――宗教改革から五百年4」の初校校正もどる。責了に。→「twitter.com/miraishajp」。
*萩原印刷より「季刊 未来」冬号の小林康夫さん、永井潤子さんの初校出校。~つづいて佐々木力さん、東條慎生さんの初校も出校。~永井さん以外の3人に校正を送る。~きょう出校したゲラのチェック。小林、佐々木、東條分以外は責了に。→「twitter.com/miraishajp」。
*きのうのアマゾンでマーク・マゾワー『暗黒の大陸――ヨーロッパの20世紀』が今月1冊目売れ(累計204冊)、『中国山地 過疎50年』が2冊目(累計185冊)、ほかにポイエーシス叢書が3冊、シュミット『政治的なものの概念』が3冊、など。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*エドムント・フッサール『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』読みはじめる。第一部「ヨーロッパ的人間の根本的な生活危機の表現としての学問の危機」の第一節~第三節。《理論としての哲学は、研究者だけではなく、哲学的教養をもつすべての人を自由にする。理論的自律性から、実践的自律性も生ずるのである。》(20ページ)→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*新井高子さんにE-mailで『東北おんば訳 石川啄木のうた』の重版の準備を依頼。→「twitter.com/miraishajp」。
日録2017/12/7(木)
掲載日:2017年12月8日
*きのうのAlrit共有フォルダのなかの西谷の個人フォルダへの西谷Documentsフォルダのコピーのつづき~終了。
*郷原宏さんよりE-mailで「季刊 未来」冬号のゲラ受取り。直しはないとのことで責了に。→「読み書き日録」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。~お礼の返信E-mail。
*「季刊 未来」冬号の東條慎生「『夢』の話法 『挾み撃ち』の夢――後藤明生の引揚げ【エグザイル】6(最終回)」のテキスト処理+通読+仮ゲラ印刷。とくに問題ないので入稿へ。あわせて目次の原稿を作成&印刷。→「読み書き日録」「twitter.com/miraishajp」。~萩原印刷の藤野さんにE-mailでデータを送付。
*佐々木力さんにE-mailで「季刊 未来」の仮ゲラ修正の戻しの件。~返信E-mailで本ゲラで修正するとの連絡をしたとのこと。ゲラを急いでくれ、とのこと。~疑問箇所をすべてファイル修正して印刷。写真2枚も指定して入稿へ。データは萩原印刷・藤野さんにE-mailで送付。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*深井智朗さんよりE-mailで「季刊 未来」冬号の「宗教改革と戦争神学 宗教改革四百周年――宗教改革から五百年4」ゲラの校正を速達で返送した由。
*上村忠男さんよりE-mailで「季刊 未来」冬号の「フッサール『危機』書からの再出発――独学の思想1」のゲラ校正1箇所の連絡。~責了に。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*戸田事務所の濱浦さんにtel。「季刊 未来」冬号の表紙原稿の入稿予定を打合せ。あすまでに入れてくれれば、なんとか12日には入稿できるとのこと。
*加藤尚武さんにtelして家へ行く。東京新聞12月3日号(著作集紹介記事掲載)、著作集の仮ゲラ5本ほど持参。以前の論集企画のさいに作成した仮ゲラ2冊分をいったん引取り。確認して再利用できそう。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。~社内LANからこの2冊分の修正ファイルを発見。これでだいぶ仕事が進む。
*高梨ひばりさんよりE-mailで「季刊 未来」冬号の「特定妊婦――〈かなりや〉の国から4」の仮ゲラ校正の返事。ただどこが直されたのかわからず、問合せの返信E-mail。
*松本秀文詩集『「猫」と云うトンネル』通読。猫になったり犬になったりする感覚で世界を再構築しようとする戯れと言えようか。こういう試みがなにを韜晦しているのか、よくわからないが。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*ロジェ・グルニエ[宮下志朗訳]『書物の宮殿』の「またしても、愛を書く」「歯医者での三〇分」を読む。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
日録2017/12/6(水)
掲載日:2017年12月7日
*ヘイドン・ホワイト[上村忠男監訳]『実用的な過去』の「【監訳者解説】ホロコーストをどう表象するか――「実用的な歴史」の見地から」の途中~終り。監訳者あとがきも読み、ようやく読了。《今日では、書くということは、自らを言葉【パロール】の行為の中心にするということである。自ら作用を及ぼされながら書記行為を実践することである。書き手を心理的な主体としてではなく〔中略〕行為の動作主として書記行為の内部に放置しておくことである》(251ページ、監訳者によるロラン・バルトの「書くは自動詞か?」からの引用)ここでは書くことの中動態的性格が指摘されている。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*「季刊 未来」冬号の上村忠男さんの新連載「独学の思想」1回目「フッサール『危機』書からの再出発」の初校、出校(きのう)。~チェックして問題なし。上村さんに送付。~深井智朗「宗教改革と戦争神学 宗教改革四百周年――宗教改革から五百年4」と郷原宏「岸辺のない海――石原吉郎ノート10 沈黙と失語(続)」の初校もそれぞれ出校。確認してそれぞれを送付。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*「季刊 未来」冬号の永井潤子さんの「ドイツと私87 メルケル首相のたそがれ?――連邦議会選挙の衝撃的な結果」のテキスト処理+通読+印刷。14行オーバー分を削除案を付けてドイツの永井さんにE-mailでPDFを送付。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。~のち、返信E-mailで修正とどく。ファイル修正をして印刷。~萩原印刷・藤野さんにE-mailでデータを送付。
*「季刊 未来」冬号の高梨ひばり「特定妊婦――〈かなりや〉の国から4」のテキスト処理+通読+印刷。1行オーバー。高梨さんにE-mailでPDFを送付。→「読み書き日録」「twitter.com/miraishajp」。
*水谷君と来年の常備出荷予定書目の検討。重版、カバー重版とあわせてセット品の確認と追加・削除。
*東京新聞より12月3日号の書評ページの〈出版情報〉欄で加藤尚武著作集の紹介記事掲載紙とどく。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*ラディックスの工事担当者、来社。UPSの設置、社内LANデータのコピー、それぞれのパソコンでアクセスのためのショートカットを作成してもらう。西谷Documentsフォルダのアクセス設定。ファイルのコピーに時間がかかる。11時までで未完了。つづきはあす。
*小林康夫さんよりtel&E-mailで「戦後文化論II-8」の仮ゲラ校正と追加分のデータとどく。~ファイル修正して印刷。~萩原印刷・藤野さんにE-mailでデータを送付。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*きのうのアマゾンで新井高子編著『東北おんば訳 石川啄木のうた』が今月11冊目売れ(アマゾン累計84冊で好調つづく)、ジャック・デリダ『赦すこと――赦し得ぬものと時効にかかり得ぬもの』が2冊目(累計324冊)、『中国山地 過疎50年』が1冊目(累計184冊)、木村友祐『イサの氾濫』が1冊目(累計632冊)、「[新版]日本の民話」シリーズが4冊(累計696冊)、など。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
日録2017/12/5(火)
掲載日:2017年12月6日
*ヘイドン・ホワイト[上村忠男監訳]『実用的な過去』の「【付録】歴史的真実、違和、不信」の7節~11節。さらに「【監訳者解説】ホロコーストをどう表象するか――「実用的な歴史」の見地から」の途中まで。→「読み書き日録」。
*「季刊 未来」冬号の小林康夫「戦後文化論II-8」のテキスト処理+通読+印刷8ージ。16行ほど余裕あり。吉田喜重論でおもしろい。~自宅にFAX。tel入れも。夜、帰ってから見る由。→「読み書き日録」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*永井潤子さんよりE-mailで「季刊 未来」冬号の原稿とどく。かなり刈り込む必要ある。とりあえず印刷しておく。
*きのうのアマゾンで新井高子編著『東北おんば訳 石川啄木のうた』が今月9冊目売れ(アマゾン累計82冊で好調つづく)、など。
*きのうTRCよりE-mailで届いた11月分売上げデータを「TRC201711実績.xls」として取り込む。受注、納品で『ある女の子のための犬のお話』がいずれもトップ。
*3時まえ、岩波書店へ。書物復権の会例会に出席(3時~5時)。議論を聞くだけ。
*都営新宿線で新宿の“喰らわんか”へ。すでに楽遊会メンバーは揃っている。忘年会。
日録2017/12/4(月)
掲載日:2017年12月5日
*ロジェ・グルニエ[宮下志朗訳]『書物の宮殿』の「私生活」の途中~終り。《原稿用紙の上で、自分についてけりをつける内容とは、この上なく個人的なものなのだ。本当の私生活とは、書くこと【エクリチュール7】にほかならない。》(104ページ)→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*小林康夫さんよりtel。「季刊 未来」冬号のページ数の確認。~のち、E-mailで原稿「戦後文化論II-8」のとりあえずの分、とどく。あすの夜までに残りがどれくらいあるか知りたい由。~とりあえず印刷まで。
*深井智朗さんより速達で「季刊 未来」冬号の「宗教改革と戦争神学 宗教改革四百周年――宗教改革から五百年4」の仮ゲラ校正とどく。~ファイル修正をして広告を追加。萩原印刷に入稿。データはE-mailで藤野さんに送付。深井さんにも受取りのお礼E-mail。→「読み書き日録」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*郷原宏さんよりE-mailで「季刊 未来」冬号の原稿「岸辺のない海――石原吉郎ノート10 沈黙と失語(続)」とどく。テキスト処理+通読+印刷。すこし余ったので広告を追加。これも萩原印刷に入稿。データはE-mailで藤野さんに送付。~郷原さん宅にtel。山本楡美子さんと話。「走都」第二次創刊号のこと、などいろいろ励まされる。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*テキスト処理の終わった加藤尚武著作集第4巻収録予定の単行本未収録論文「ヘーゲルと現代倫理学」の仮ゲラ印刷。
*きのうのアマゾンで新井高子編著『東北おんば訳 石川啄木のうた』が今月7冊目売れ(アマゾン累計80冊で好調つづく)、ジャック・デリダ『赦すこと――赦し得ぬものと時効にかかり得ぬもの』が1冊目(累計323冊)、など。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*「現代詩手帖」12月号のアンソロジーの未読分を読む。→「読み書き日録」。
*ヘイドン・ホワイト[上村忠男監訳]『実用的な過去の「【付録】歴史的真実、違和、不信」のはじめ~6節。ザウル・フリートレンダー(ソール・フリートランダー)のホロコースト論の脱歴史叙述的性格が徹底的に検討されている。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
日録2017/12/3(日)
掲載日:2017年12月4日
*藤本哲明詩集『ディオニソスの居場所』通読。未知の詩人の第一詩集。ことばがなんと軽く薄く、しかし勢いをもって突き進んでいくのだろう。だがどこへ? 長篇詩「荷造り」に夜行バスでの東京への移動のさいに持参する書物の羅列があるが、〈書物は/そこに/たた、/居る〉だけ。〈活字は/黙っている〉のであるが、詩人とともに移動していく。その浮遊感と脱力がなんとも傷ましいほどリアルだ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*ヘイドン・ホワイト[上村忠男監訳]『実用的な過去』の「後記」を読む。残るはいずれも長い付録と監訳者解説。《結局のところ、歴史を科学にしようとする近代のプロジェクトは、歴史をさまざまな非科学的・反科学的な実践から保護するかたちをとることとなった。神話、神学あるいはより正しくは弁神論、文学あるいはフィクション一般、形而上学、イデオロギーが、そうした非科学的・反科学的な実践の主なものであった。》その結果として歴史家は《事実の蒐集家という二次的な役割への格下げ、という犠牲》をともなうことになった。(159ページ)《「実用的な過去」なるものを想像し、それを「歴史的な過去」の横に反対物ではあるが矛盾はしないものとして併置することによって、わたしたちは何を獲得することになるのだろうか。第一に、わたしたちの研究の射程と範囲を獲得する。第二に、深度と高度を獲得する。そして第三に、もろもろのアイデンティティを鍛造したり形づくったりすることのできる領域として、これまで以上に豊かな状態が存在するという認識を獲得するのである。》(167ページ)→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*新井高子さんよりE-mailで日本現代詩歌文学館で12月23日にジェフリー・アングルスさん、金野孝子さんの講演、トーク、朗読による「詩のことば、声のちから」イベントの案内。新井さんが司会。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*きのうのアマゾンで新井高子編著『東北おんば訳 石川啄木のうた』が今月5冊目売れ(アマゾン累計78冊で好調つづく)、ダーチャ・マライーニ『ある女の子のための犬のお話』が2冊目(累計11冊)、『アフリカの民話集 しあわせのなる木』が2冊目(累計7冊)、『沖縄の民話』が1冊(「[新版]日本の民話」シリーズ累計692冊)、など。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
日録2017/12/2(土)
掲載日:2017年12月3日
*ヘイドン・ホワイト[上村忠男監訳]『実用的な過去』の第5章「歴史的言述と文学理論」の6節~10節と「ナレーション、ナラティヴ、ナラティヴ化についての付記」を読む。第5章、終り。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*「PO」167号に目を通す。〈私の好きな愛の詩【うた】〉という凡庸な特集だが、小池昌代ほか何人かのいい詩人が書いている。自分だったら大岡信あたりかな。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*深井智朗さんより返信E-mailで「季刊 未来」冬号の「宗教改革と戦争神学 宗教改革四百周年――宗教改革から五百年4」の仮ゲラ修正を速達で返送したとのこと。~返信E-mailで「了解」。
*「現代詩手帖」12月号、読みつぐ。批評とアンケートはざっと目を通す。批評になっていないもの、批評を放棄して目を覆いたくなるものもあった。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」。
*きのうのアマゾンで『加藤尚武著作集第1巻 ヘーゲル哲学のなりたち』が今月1冊目売れ(アマゾン累計3冊)、新井高子編著『東北おんば訳 石川啄木のうた』が3冊目(累計76冊で好調つづく)、『アフリカの民話集 しあわせのなる木』が1冊目(累計6冊)、ほかにハーバーマス『公共性の構造転換』が3冊、など。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*加藤尚武著作集第4巻収録予定の単行本未収録論文「ヘーゲルと現代倫理学」の加藤尚武マクロによるテキスト一括処理。つづけて見出し、引用タグ付け、小活字化タグ付け、表記統一、などの一括修正。仮ゲラ印刷17ページ分+通読+ファイル修正。この論文もスミ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*「みすず」12月号に目を通す。上村忠男さんが連載「ヘテロトピア通信」終了にあたって近業を総括したあと、「季刊 未来」で思想的自伝「独学の思想」連載開始に触れている。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
日録2017/12/1(金)
掲載日:2017年12月2日
*深井智朗さんよりE-mailで「季刊 未来」冬号の原稿「宗教改革と戦争神学 宗教改革四百周年――宗教改革から五百年4」とどく。~テキスト処理+印刷+通読。16行オーバー。~深井さんに返信E-mailでPDFを送る。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*きのう仕上げた上村忠男さんの「季刊 未来」冬号の新連載「独学の思想」1回目「フッサール『危機』書からの再出発」の修正仮ゲラの再印刷12ページ分。~萩原印刷に入稿。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。~入稿データを藤野さんにE-mailで送付。
*加藤尚武著作集第5巻収録予定の単行本未収録論文「有機体の概念史」の加藤尚武マクロによるテキスト一括処理。つづけて見出し、引用タグ付け、改行チェック、注の追加、小活字化タグ付け、表記統一、などの一括修正。仮ゲラ印刷18ページ分+通読+ファイル修正。この論文もスミ。→「読み書き日録」「twitter.com/nstn49」「twitter.com/miraishajp」。
*みずほ銀行よりみずほe-ビジネスサイトの月額使用料が2700円から一挙に倍増の知らせがくる。ひどい値上げもあるものだ。
*きのうのアマゾンで『加藤尚武著作集第1巻 ヘーゲル哲学のなりたち』が4冊目売れ、加藤尚武編著『ホモ・コントリビューエンス』が2冊目、ジャック・デリダ『信と知――たんなる理性の限界における「宗教」の二源泉』が今月1冊目(アマゾン累計103冊)、『赦すこと――赦し得ぬものと時効にかかり得ぬもの』が8冊目(累計321冊)などデリダ本が5冊、など。→「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*新井高子さんよりE-mailで北上市のシティー・ジャーナル「週刊 きたかみ」に『東北おんば訳 石川啄木のうた』の記事が掲載されたとの連絡。