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日録2022年10月
日録2022/10/31(月)
掲載日:2022年10月31日
*『歴程』612/613合併号に目を通す。亡くなった新藤凉子さんが後記を書いており、療養中とされている。奥付は9月30日。この直後の10月7日に亡くなっている。『歴程』は2年半ぶりで、それも前回同様、合併号となっているが、どうして合併号なのかわからない。強力な、いや強引な推進役をうしなった『歴程』はどこへ行くのだろう。そろそろ解散か。そう言えば、以倉絋平がわたしを歴程会員だとウソを言っているらしい。わたしは新藤さんに三度誘われたが、そのつど断ってきた。調べればすぐわかることだ。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*上村忠男『独学の思想』の第五章、第六章の仮ゲラ再印刷、修正分を転記。仮ゲラ印刷+通読、つづける。「第七章 アカデミズムの世界への舞い戻りと寺小屋教室の話」スミ。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*萩原印刷・金子さんよりE-mailで『季刊 未来』冬号の野沢啓「詩的原理論の再構築――萩原朔太郎と吉本隆明の所論を超えて」の初校PDFとどく。~ゲラの印刷。読みなおしてすこし修正。広告2本を入れて19ページに。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*『萩原朔太郎全集第十二巻 未發表ノート篇』の「ノート八」のはじめ~。《私の信念によれば、眞の意味での象徴詩とは、詩材の上で神秘めいた景情をとりあつかつた詩を意味するものでなくして、「捉へ得ざる影を捉へんとする心の苦悶」によつて、必然的に生み落された言葉の憂愁深き音樂やその陰影をさして言ふものでなければならぬ。》《心の底に耐へがたき憂鬱を以て、ある不鮮明なる情感――たとへば、眼にみえぬ何物かをつかまうとするやうな心……此の種の感情は散文を以て表現すべくあまりに認識が不徹底で、あまりに對象の實體が不鮮明でありすぎるにもかかはらず、實感としては最も熾烈な向う見ずな情感である》(282頁)と朔太郎は散文では表現できない詩的な感情について触れている。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*中央公論社版『日本の文学41 中野重治』の長篇「むらぎも」の二のつづき~。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
日録2022/10/30(日)
掲載日:2022年10月31日
*『萩原朔太郎全集第十二巻 未發表ノート篇』の「ノート七」のつづき~終り。《私共が詩を作るのは私共の生命を言葉に彫刻することである。私共にとつては言語が即ち生命である。……韻文ではひとつの「人格」及び「感情」の「呼吸」そのものを音楽として電流させるのが肝心な目的である。順つて散文では言葉はどこまでも方便である。言葉が生命ではなくして内容の思想なり情緒なりが生命なのである。之れに反して韻文では言葉そのものが既に内容である。》(240-241頁)→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*『地上十センチ』30号を読む。和田まさ子個人詩誌。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*上村忠男『独学の思想』の仮ゲラ印刷+通読、つづける。「第六章 〝狼〟のオトシマエ」スミ。傍注の追い込みなどの整備。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*中央公論社版『日本の文学41 中野重治』の長篇「むらぎも」の一のつづき~二の途中。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
日録2022/10/29(土)
掲載日:2022年10月30日
*『現代詩手帖』11月号の残りを読む。須永紀子が「詩書月評」で『[新版]方法としての戦後詩』におざなりに言及している。新たな章がほしかったようなことを書いている。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*北川透詩集『傳奇集』通読。200ページ近いパワーは健在。前詩集が最後のつもりだったが、その後さらに書く意欲が湧いた結果というのがこれだ。全体は四つに分かれていて〈傳奇集〉とはその一部だが、全体の三分の一以上を占める。ハルハリ島というヒトに似た生き物のほかに奇妙な動物たちが棲みついているところにに流れ着いた〈わたし〉が島で経験する、入沢康夫ばりの綺譚となっていて、ちょっと不思議な気がした。ほかにことば遊び的な作品もあいかわらず多いが、ところどころ回想的なものが出てくる。「死神」という作品には、一九四七年の小学生のときに遭遇したのかもしれない三河台風で乗り合わせた老朽船が沈みそうになり死を覚悟したときのことを書いている。おそらく実際にあった話だろう。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*上村忠男『独学の思想』の仮ゲラ印刷+通読、つづける。「第四章 急進化する新左翼と三島事件の衝撃」の2節~6節、「第五章 北一輝探訪」スミ。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*『萩原朔太郎全集第十二巻 未發表ノート篇』の「ノート六」のつづき~「ノート七」の途中。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*中央公論社版『日本の文学41 中野重治』の長篇「むらぎも」読みはじめる。『歌のわかれ』のつづきのような感じで主人公の名も片口安吉で同じだし、親友たちも同じのが出てくる。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
日録2022/10/28(金)
掲載日:2022年10月29日
*萩原印刷・金子さん、来社。『沖縄戦後世代の精神史』の入校原稿、渡す。スケジュールの打合せ。初校は11月7日着で送ってもらうことに。データも届いている由。~のち、telあり。組指定書のデータもほしいとのことで、E-mailで送付。E-mail添付で送った写真の解像度の件は、確認中だがたぶん大丈夫だろうとのこと。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。~金子さんより返信E-mailで未來社専用の変換テーブルがあることを確認した、と。
*上村忠男『独学の思想』の仮ゲラ印刷+通読、つづける。「第四章 急進化する新左翼と三島事件の衝撃」の1節、スミ。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*『現代詩手帖』11月号、読みはじめる。特集〈琉球弧の詩人たち〉で高良勉、野沢啓、藤井貞和、今福龍太のエッセイ、琉球の詩人たちの作品など。久々に重厚な特集だ。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*きのう書いた「オイノロゴス19」を読みなおし加筆修正のうえ、「思考のポイエーシス」ブログにアップ。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*『萩原朔太郎全集第十二巻 未發表ノート篇』の「ノート六」のつづき~。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
日録2022/10/27(木)
掲載日:2022年10月28日
*仲里効さんよりE-mailで『越境広場』11号の西谷名義「琉球共和国憲法の喚起力」の初校とどく。~印刷して読みなおし。8行ほど余っているが、とくに追加することもなくできているので、訂正なしとして仲里さんにE-mailで連絡。『沖縄戦後世代の精神史』はあす入校予定と出校~発送予定の連絡も。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*『季刊 びーぐる 詩の海へ』57号に目を通す。高橋秀明が詩論時評で前回につづき『北川透 現代詩論集成5 吉本隆明論』について、とりわけその〈自己表出―指示表出〉批判について反批判しているが、北川の理解の変更については非難し、吉本の一貫性を擁護するばかりで、この概念の限界について一顧だにしていない。この思い込みの頑迷さはなんとかならないものか。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*『沖縄戦後世代の精神史』の赤字をファイル修正はじめる。~夕方までに一気に終わらせる。組指定書も作成&印刷。あす入校へ。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。~入校データを萩原印刷・金子さんにE-mailで送付。画像が重いので届かないかもしれないが。
*萩原印刷・金子さんにtel。『季刊 未来』秋号の野沢啓「詩的原理論の再構築――萩原朔太郎と吉本隆明の所論を超えて」を入校する予定とあす朝に『沖縄戦後世代の精神史』の入校原稿を渡したい旨を連絡。~金子さんにE-mailで野沢原稿とPDFを送付して入校。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。~金子さんからお礼と受取りの返信E-mail。
*『現代詩手帖』11月号とどく。「存在と言語との二重のたたかい――沖縄の詩人たち」掲載。琉球弧の詩人たち特集。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*『萩原朔太郎全集第十二巻 未發表ノート篇』の「ノート五」のつづき~「ノート六」の途中。《私は限りなく日本を愛する。けれども東京といふ都會を思ひ、無気力の大學生のことを思ひ、それから猿のやうな商人や、イタチのやうな官吏が隣家に住んでゐることを考へると、たまらなく胸が惡くなつてくる。》(166頁)よくわかるな、この気持ち。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*「オイノロゴス19」を書く。萩原朔太郎の漢字とひらがなの使用の問題への見解についてのコメントを4枚。これは朔太郎論のなかに組み込めるかもしれない。とりあえず印刷。あす読みなおして確認のうえ、「思考のポイエーシス」ブログにアップの予定。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*中央公論社版『日本の文学41 中野重治』の中篇「歌のわかれ」のつづき~終り。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
日録2022/10/26(水)
掲載日:2022年10月27日
*『UP』10月号に目を通す。社会学者で東京大学出版会の理事長でもある吉見俊哉が「出版社PR誌は何処へ」というエッセイを書いている。『UP』もふくめて人文系出版社のPR誌の本質を著者とコアな読者層を結ぶ媒体とし、そのさらなる展開を提案しているが、現状は厳しい。わが『未来』にも言及してくれているが、PR誌は季刊化や休刊に追い込まれているのが実情である。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*『季刊 未来』冬号の「詩的原理論の再構築――萩原朔太郎と吉本隆明の所論を超えて」の仮ゲラの読みなおし若干の加筆修正。これであすにも入校できる。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*『萩原朔太郎全集第十二巻 未發表ノート篇』の「ノート四」のつづき~「ノート五」の途中。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*中央公論社版『日本の文学41 中野重治』の中篇「歌のわかれ」のつづき~。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
日録2022/10/25(火)
掲載日:2022年10月26日
*『季刊 未来』冬号に予定の「詩的原理論の再構築――萩原朔太郎と吉本隆明の所論を超えて」のテキスト処理と追加修正のつづき。「3 朔太郎におけるリズム論の破綻」「4 詩的原理論の宿命」スミ。仮ゲラ印刷。広告2本を入れて19ページ弱。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*上村忠男『独学の思想』の仮ゲラ印刷+通読、つづける。「第三章 『新しい学』を読み解く」スミ。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*唐作桂子詩集『出会う日』通読。9年ぶりの第三詩集というが、まだ若い詩人のようだ。小ざっぱりしたことばの切れ味がなかなかいい好詩集。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*仲里効さんより『沖縄戦後世代の精神史』の仮ゲラ校正もどり。E-mailでも「あとがき」の追加修正、『越境広場』の校正PDFとどく。『イリプスIIIrd』1号が届いた由。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*『萩原朔太郎全集第十二巻 未發表ノート篇』の「ノート四」のつづき~。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*中央公論社版『日本の文学41 中野重治』の中篇「歌のわかれ」のつづき~。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
日録2022/10/24(月)
掲載日:2022年10月25日
*仲里効さんより返信E-mailで『沖縄戦後世代の精神史』のカバー案に賛成。~のち、さらにE-mailで仮ゲラ一式を返送したとの連絡。修正ポイントなどいろいろ。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*中央公論社版『日本の文学41 中野重治』の中篇「歌のわかれ」を読みはじめる。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*上村忠男『独学の思想』の仮ゲラ印刷+通読、つづける。「第二章 ヴィーコに出会う」スミ。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*『萩原朔太郎全集第十二巻 未發表ノート篇』の「ノート四」のはじめ~。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*『spirit』Lrsson7に目を通す。《言葉の置き換えで充分に詩らしきものになる》と編集の樋口武二は書いていて、それを真に受けているひとがいる。とんでもない愚劣な理解だ。『言語隠喩論』をすこしでも読んでくれたら、こんなことばは出てこないはずなんだが。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*『季刊 未来』冬号に予定の「詩的原理論の再構築――萩原朔太郎と吉本隆明の所論を超えて」のテキスト処理と追加修正。「はじめに」「1 『詩の原理』の前史」「2 朔太郎における散文コンプレックス」までスミ。残りはあすに持ち越し。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
日録2022/10/23 (日)
掲載日:2022年10月24日
*『萩原朔太郎全集第六巻』で『詩の原理』の読みなおし。「形式論」の第七章~第十三章、「結論」、「重版に際して」まで。さて「詩的原理論の再構築――萩原朔太郎と吉本隆明の所論を超えて」の展開にさいしては『詩の原理』の各章の論点を整理してかかる必要がありそうだ。簡単な梗概のようなもの。そのほうが論を展開しやすいような気がする。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*『生き事』17号に目を通す。佐々木安美発行。ライトヴァースが中心。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*草野早苗詩集『祝祭明け』通読。第三詩集。横浜在住、年齢不詳。いろいろな動物との接点があるのは住宅環境のせいか、詩人の願望か。伸びやかな書き方には好感がもてるが、もうひとつ鮮明な定着感がほしい。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*ブログ「オイノロゴス」から再構成した『季刊 未来』冬号に予定の「詩的原理論の再構築――萩原朔太郎と吉本隆明の所論を超えて」を読みなおし、構成を変えてとりあえず完成のメドがつく。引用を開くなどすると、おそらく65枚ぐらいになりそう。編集のタグ付けその他は近日中に。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*中島浩さんからE-mailで『沖縄戦後世代の精神史』のカバーおよびオビのラフPDFとどく。早い!~ダウンロードして確認。~中島さんにお礼の返信E-mail。仲里効さんに転送E-mail。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*『萩原朔太郎全集第十二巻 未發表ノート篇』の「ノート三」のつづき~終り。
日録2022/10/22(土)
掲載日:2022年10月23日
*『萩原朔太郎全集第六巻』で『詩の原理』の読みなおし。「内容論」の第四章の2~第十五章、「形式論」の第一章~第六章。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*花潜幸詩集『初めあなたはわたしの先に立ち』通読。名前は知っていたが、初めて読む。どうも女性らしいが、性別も不明なのでわかりにくい。かなり典型的な抒情詩。前半は母を早く亡くし「姉と慕った従姉へのオマージュ」とのこと。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*中央公論社版『日本の文学41 中野重治』の短篇「村の家」を読む。転向した作家が断筆をすすめる父に「やはり書いて行きたいと思います。」と回答する転向拒否の話。→「思考のポイエーシス・日録篇「Facebook」。
*『萩原朔太郎全集第十二巻 未發表ノート篇』の「ノート三」のつづき~。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
日録2022/10/21(金)
掲載日:2022年10月22日
*『大学出版』131号に目を通す。中国の出版事情。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*『space』164号、165号に目を通す。愛敬浩一さんから送ってもらった。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*中島浩さんにtel。『沖縄戦後世代の精神史』の装幀の依頼。データを早めに送ることに。~『季刊 未来』秋号の広告ページ原稿を流用して「新刊案内解説」に増補。さらにつきもの原稿も作成。中島さんにE-mailで写真とともに送付。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*上村忠男『独学の思想』の仮ゲラ印刷+通読、はじめる。「第一章 フッサール『危機』書からの再出発」スミ。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*『萩原朔太郎全集第十二巻 未發表ノート篇』の「ノート二」のつづき~「ノート三」の途中。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*日本入試センターより『早大プレ問題集 国語』とどく。『季刊 未来』に掲載の野沢啓「隠喩の暴力性」が設問されている。24日に使用を振り込む由。前回分流用か。
*『萩原朔太郎全集第六巻』で『詩の原理』の読みなおし。
*「言語隠喩論.txt」から『言語隠喩論』の分を除外し、それ以外のテクストをくわえて「言語隠喩論のフィールドワーク.txt」と変更。さらに「詩的原理論の再構築――萩原朔太郎と吉本隆明を超えて.txt」を作成。これからはこの二本立てとする。とりあえずここに「オイノロゴス」8、10、13、12、14、15、17、18、7の順に貼り付ける。これだけで65枚ほどあることがわかる。これを整備して『季刊 未来』2023年冬号の原稿とする予定。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*おととい書いた詩「ネガティヴ・クリティック」を読みなおす。シニカルだが悪くないので、すこし訂正するだけで完成。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
日録2022/10/20(木)
掲載日:2022年10月21日
*『図書』10月号に目を通す。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*『グッフォー』77号に目を通す。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*『沖縄戦後世代の精神史』の仲里効さんから届いた「あとがき」のテキスト処理+通読+ファイル修正。これですべて終り。最後の部分の仮ゲラ54ページ分を印刷。~仲里効さんに仮ゲラの後半と元原稿をレターパックライトで送付。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*中央公論社版『日本の文学41 中野重治』の短篇「鈴木・都山・八十島」を読む。思想犯と予審判事の対論。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*仲里効さんの『沖縄タイムス』インタビュー記事を読む。幼少期からのことが出ていて、おもしろい。~仲里さんにtel入れ。仮ゲラを送った件、刊行までのスケジュールの打合せ。11月中に刊行するにはかなりタイトであることを伝える。『現代詩手帖』11月号の琉球の詩人たち特集、『イリプスIIIrd』のこと、なども。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*『萩原朔太郎全集第十二巻 未發表ノート篇』の「ノート一」のつづき~「ノート二」の途中。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*『萩原朔太郎全集第六巻』で『詩の原理』の読みなおし。
*詩「ネガティヴ・クリティック」が一気に書けてしまう。これは次回の『イリプス』用か。とりあえず推敲用に印刷。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
日録2022/10/19(水)
掲載日:2022年10月20日
*『沖縄戦後世代の精神史』の仲里効さんから届いた修正データと既存データとの秀丸のファイル比較コマンドを使った本文比較をしながらファイル修正と通読のつづき。「蠕動する国境と生霊たちの日本語」のつづき~「舟を漕ぐなら今」まで一気にスミ。本文は終り。残るは「あとがき」だけ。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*『思想』1998年8月号でついでに細見和之のツェランほかについての論文も読む。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*中央公論社版『日本の文学41 中野重治』の「中野重治詩集」のつづき~終り。さらに短篇「春さきの風」も読む。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*きのう書いた「オイノロゴス18」を読みなおし加筆修正のうえ、「思考のポイエーシス」ブログにアップ。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*『萩原朔太郎全集第十二巻 未發表ノート篇』読みはじめる。まずは「ノート一」から。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
日録2022/10/18(火)
掲載日:2022年10月19日
*きのう書いた「オイノロゴス17」を読みなおし加筆修正のうえ、「思考のポイエーシス」ブログにアップ。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*『思想』1998年8月号でテッサ・モーリス=鈴木の歴史記述にかんする論文を読む。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*『沖縄戦後世代の精神史』の仲里効さんから届いた修正データと既存データとの秀丸のファイル比較コマンドを使った本文比較をしながらファイル修正と通読のつづき。「蠕動する国境と生霊たちの日本語」のつづき~。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*中央公論社版『日本の文学41 中野重治』の「中野重治詩集」のつづき~。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*「オイノロゴス18」を4枚ちょっと書く。これは『季刊 未来』冬号のための下書き。吉本隆明『言語にとって美とはなにか』の批判的検討を予告し、萩原朔太郎『詩の原理』について触れた17節とともに最初の部分に使えそう。とりあえず印刷。あす読みなおして確認のうえ、「思考のポイエーシス」ブログにアップの予定。→思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*『萩原朔太郎全集第六巻』で『詩の原理』をあらためて読みなおす。
日録2022/10/17(月)
掲載日:2022年10月18日
*『現代詩手帖』10月号の残りに目を通す。酒井直樹×坪井秀人の往復書簡はおもしろいが、どこか場違いな感じを与える。これならもっと詩論を掲載すべきではないか。もっともちゃんと書けるひとはいまやほとんどいないが。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*『沖縄戦後世代の精神史』の仲里効さんから届いた修正データと既存データとの秀丸のファイル比較コマンドを使った本文比較をしながらファイル修正と通読のつづき。「この『在所』越えて――極私的に、存在了解的に」のつづき~終り。ここまで終了した4本分の仮ゲラ印刷130ページ分。さらに「蠕動する国境と生霊たちの日本語」の前半。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*仲里効さんより『沖縄タイムス』14日号、15日号とどく。それぞれ一面を使ったインタビュー記事掲載。
*中央公論社版『日本の文学41 中野重治』読みはじめる。まずは「中野重治詩集」から。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*「オイノロゴス17」を8枚弱、書く。これは『季刊 未来』冬号のための下書き。最初の部分に使えそう。とりあえず印刷。あす読みなおして確認のうえ、「思考のポイエーシス」ブログにアップの予定。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
日録2022/10/16(日)
掲載日:2022年10月17日
*岡井隆『岡井隆の忘れもの』の「VII 人生の贈りもの」読む。これは自分を語る朝日新聞のインタビュー。天皇の和歌御用掛になったことへの反省などまったくない。これで読了。この本はさまざまな評論から雑文、対談、インタビュー、自分の本をめぐる他人の論評まで寄せ集めた集成本。無節操なところはあるが、会えばきっとお人好しなところもあるのだろう。わたしは納得しないが。→「思考のポイエーシス・日録思考のポイエーシス・日録篇篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*菊池唯子詩集『青へ』通読。未知の盛岡の詩人。14年ぶりの詩集という。東日本大震災のときの記録もあり、家系にまつわる話や縄文期にまつわる記事など多彩だが、基本的には身辺記述的な作風。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*思潮社の高木さんよりE-mailで『現代詩手帖』11月号の「存在と言語との二重のたたかい――沖縄の詩人たち」のゲラPDFとどく。~印刷して修正と加筆。PDFを作成して高木さんに返信E-mailで送付。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*菅谷規矩雄『近代詩十章』の「萩原朔太郎――《詩の原理》の情況と論理」を再読。1979年に書かれたこのエッセイで菅谷はこんな断言をしている。「《詩の原理》は、今日にいたるまで、ただのいちどもまともに批評されたことがないと極言したくなるほどに、萩原の著作のうちでは_¨不遇¨_のきわみにおかれたままである。萩原朔太郎を論ずる人びとは、たいていこの原論の書に、儀礼的な一べつと挨拶をおくるだけで、もっぱら_¨敬して遠ざける¨_という態度に終始している。まともにあいてにしたら、じぶんもまた、手ひどい敗北を喫し、再起不能の憂き目をみることを、それなりに知っているからである。萩原の《詩の原理》を〈批評〉するとは、とりもなおさずおのれが〈詩の原理〉への問いに_¨責を負う¨_ことにほかならない。」(93-94頁、強調は原文)そして『詩の原理』を《おそるべき不毛の書、まったき孤立無援の書、そして詩人たることの悲劇の書》(94頁)とまで言ってのけるのである。だとすれば、わたしごときがいまさら『詩の原理』に挑むとはどういうことか。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*『4B』22号に目を通す。中井ひさ子発行。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*『現代詩手帖』10月号の対談などに目を通す。
日録2022/10/15(土)
掲載日:2022年10月16日
*松尾省三さんよりE-mailで『イリプス』の同人名簿と寄贈者リストとどく。次号の締切は11月末。~寄贈者リストをチェック。死亡者3人ほかを発見。送るべき詩人を7人ほどリストアップして松尾さんに返信E-mail。~松尾さんから返信E-mailでこちらで希望した5人は次号から寄贈者リストに追加する由。今回はこちらで送ってくれ、と。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*村山淳彦『ドライサーを読み返せ――蘇るアメリカ文学の巨人』の第III部第六篇「ポー、ドストエフスキー、ドライサー」を読む。ドライサーのことがすこしわかった。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*『イリプスIIIrd』1号の主要なものはすべて目を通す。詩もそうだが、批評がとくに充実している。たかとう匡子、中塚鞠子、倉橋健一、神田さよ、など多彩だ。これからおもしろいことになりそうだ。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*岡井隆『岡井隆の忘れもの』の「V 詩における物語性」の4篇を読む。Vの部、終り。さらに「VI 啄木の方法」~「VII 対論・この詩集を読め 岡井隆『暮れてゆくバッハ」、さらにコラム4篇も読む。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
日録2022/10/14(金)
掲載日:2022年10月15日
*金田久璋詩集『汀にて――素描と省察』読みつぐ。~二日がかりで読了。これもイリプス同人参加にともなう寄贈か。以前にも何冊か読んだことがあるが、民俗学的知見をもとに日々の散歩の途中で見出される動植物や風景、地誌にまつわる事実などを散文詩ふうにまとめたもの。発見がある。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*村山淳彦『ドライサーを読み返せ――蘇るアメリカ文学の巨人』読みはじめる。まず「あとがき」を読み、第I部第一篇「『シスター・キャリー』にあらわれる群衆」を読む。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*『沖縄戦後世代の精神史』の仲里効さんから届いた修正データと既存データとの秀丸のファイル比較コマンドを使った本文比較をしながらファイル修正と通読のつづき。「この『在所』越えて――極私的に、存在了解的に」の七割ほどスミ。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*『イリプスIIIrd』1号8冊とどく。詩「因果のきわみ」も批評「言語隠喩論のたたかい――時評的に1」もトップに置かれていて恐縮。~倉橋健一さんにtel入れしてお礼と感想いろいろ。来年2月に講演で大阪へ行くので、そのとき会って話をしましょう、と。松尾省三さんにもtel。寄贈リストはあとでE-mailで送ってくれる由。~とりあえず自分の書いたものを読みなおす。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*仲里効さんよりE-mailできのう送った『沖縄戦後世代の精神史』の仮ゲラの前半が届いたとの連絡。
*岡井隆『岡井隆の忘れもの』の「IV 詩歌句の未来」の対談ひとつを読む。IVの部、終り。さらに「V 詩における物語性」の4篇も読む。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
日録2022/10/13(木)
掲載日:2022年10月14日
*『沖縄戦後世代の精神史』の『季刊 未来』連載時の入校用データと仲里効さんから届いた修正データとの秀丸のファイル比較コマンドを使った本文比較をしながらファイル修正と通読のつづき。「音で書いたオキナワンサーガ」のつづき~終り。この章も仮ゲラ印刷。ここまでの4本を元原稿といっしょに仲里効さんにレターパックライトで送付。つづけて「季節風に吹かれ、カフカ的に」もスミ。だいぶ追加されている。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*金田久璋詩集『汀にて――素描と省察』読みはじめるが、動植物および人間の生理などについての蘊蓄をかたむけた散文詩集で途中まで。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*飯島耕一『萩原朔太郎2』の第四部の「『日本への回帰』とは何であったか――もうひとつの昭和十二年論」のつづき~終り。さらに「一九七五年初版のあとがき」「新版あとがき」も読み、読了。萩原朔太郎およびその時代と周辺の知識人たちについても情報量の多い本であった。敬遠せずにもっと早く読んでおいてよかった本。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
日録2022/10/12(水)
掲載日:2022年10月13日
*飯島耕一『萩原朔太郎2』の第三部の「もうれつなるコモンセンス――鮎川信夫における萩原」~第四部の「ボードレール、ニイチェ、萩原、西脇」と「『日本への回帰』とは何であったか――もうひとつの昭和十二年論」の途中まで読む。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*『沖縄戦後世代の精神史』の『季刊 未来』連載時の入校用データと仲里効さんから届いた修正データとの秀丸のファイル比較コマンドを使った本文比較をしながらファイル修正と通読のつづき。「音で書いたオキナワンサーガ」のつづき~。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*折原浩さんよりE-mailで『マックス・ヴェーバー研究総括』が届いたとの連絡と装幀の感想など。
*『角』16号に目を通す。金田久璋さんから送ってもらったもの。岡崎純は「詩そのものが比喩である」と言っていたらしい。それで古い号を送ってくれたのか。最新号(と思われる)59号にも目を通す。やはり比喩について短く触れている。関心があるようだ。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*岡井隆『岡井隆の忘れもの』の「IV 詩歌句の未来」の1篇と対談ひとつを読む。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
日録2022/10/11(火)
掲載日:2022年10月12日
*萩原印刷より『マックス・ヴェーバー研究総括』見本10冊、とどく。
*萩原印刷・金子さん、来社。手形渡し。『沖縄戦後世代の精神史』と『独学の思想』の進行予定を伝える。
*飯島耕一『萩原朔太郎2』の第三部の「『くさつた蛤』詩篇と『青猫以後』の問題」「『氷島』論争」「保田与重郎問題」を読む。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*きのう書いた「オイノロゴス16」を読みなおし加筆修正して「思考のポイエーシス・日録篇」ブログにアップ。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*『沖縄戦後世代の精神史』の目次の変更を本文ファイルで修正。さらに『季刊 未来』連載時の入校用データと仲里効さんから届いた修正データとの秀丸のファイル比較コマンドを使った本文比較をしながらファイル修正と通読のつづき。「音で書いたオキナワンサーガ」の三分の一ほど。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*岡井隆『岡井隆の忘れもの』の「III 孤心とうたげ」のエッセイ「飯島耕一、辻井喬を悼む」を読む。ここでも飯島耕一か。さらに「IV 詩歌句の未来」の2篇を読む。岡井にはどうもお気楽なところがある。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
日録2022/10/10(月=スポーツの日で休み)
掲載日:2022年10月11日
*飯島耕一『萩原朔太郎2』読みはじめる。第三部の「春山行夫との論争」「『疾患詩篇』論」を読む。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*『現代詩手帖』10月号、読みはじめる。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*松尾省三さんよりE-mailで『イリプスIIIrd』1号を13日夜に発送するとの連絡。
*「オイノロゴス16」をとりあえず書く。『橄欖』126号の日原正彦の『言語隠喩論』への言及の問題点について6枚ほど。あす確認して「思考のポイエーシス・日録篇」ブログにアップの予定。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
日録2022/10/9(日)
掲載日:2022年10月10日
*飯島耕一『萩原朔太郎1』の第二部の「白秋と茂吉、中野重治」「恭次郎と辻潤、及びみたび茂吉をめぐって」「中野重治をめぐっての覚え書」を読み、読了。飯島はここで萩原朔太郎をその同時代のさまざまな交友関係、さまざまな影響関係のなかで立体的に捉えようとしていて、なかなかおもしろかった。2巻目もそうらしい。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*『三井喬子詩集』(現代詩文庫) の未読分のつづき~終り。エッセイ4篇、詩人論・作品論4篇も読む。詩人としてのスタートはかなり遅いほうだが、現在も精力的に詩集を出しているそのパワーはすごい。「乳房考」はみずからの身体性への凝視がどこか批判的なユーモアを感じさせる。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*仲里効さんよりE-mailで『沖縄戦後世代の精神史』の「あとがき」の差替え原稿とどく。
*きのう書いた「オイノロゴス15」を読みなおし、加筆修正して「思考のポイエーシス・日録篇」ブログにアップ。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
『橄欖』126号に目を通す。日原正彦編集・発行。日原が『言語隠喩論』について的外れなことを言っている。これは「オイノロゴス」で批判しておく必要がある。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
日録2022/10/8(土)
掲載日:2022年10月9日
*飯島耕一『萩原朔太郎1』の第二部の「白秋と朔太郎」「泡鳴・富永・河上徹太郎」「谷崎・春夫・犀星」「子規・白秋・茂吉、そして蕪村」を読む。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*「オイノロゴス15」をとりあえず書く。12の補足として萩原朔太郎と蒲原有明の関係を3枚半ほど。あす確認して「思考のポイエーシス・日録篇」ブログにアップの予定。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*『三井喬子詩集』(現代詩文庫) 読みはじめる。初期詩篇から未読分を読む。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
日録2022/10/7(金)
掲載日:2022年10月8日
*飯島耕一『萩原朔太郎1』の第二部の「芥川の死と漱石の『行人』のつづき~「日夏耿之介の『明治大正詩史』」「暮鳥のキュビスムと朔太郎」「蒲原有明にさかのぼって」を読む。飯島の朔太郎理解は大したものだとようやく認識。蒲原有明についての理解もこれを書いた時点のものとしては周到だ。「オイノロゴス12」で書いたことを補足する必要がある。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*新城兵一詩集『死生の海』通読。一読してすごい詩集だと思った。とくにパートIIIに集められた生と死の狭間を貫くドラマをことばに変換した力量に力強さを感じた。「果実」「死生の海2」という作品にとくに感銘した。いつかこのひとについて論じるべきだろう。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*岡井隆『岡井隆の忘れもの』の「III 孤心とうたげ」のエッセイ3篇を読む。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
日録2022/10/6(木)
掲載日:2022年10月7日
*仲里効さんよりE-mailで『沖縄戦後世代の精神史』の「あとがき」原稿、変更目次、表紙と扉の写真、送ってくる。~tel入れ。修正原稿、あとがき、写真類が届いたこと、今後のスケジュールを打合せ。来週に仮ゲラ前半を送る予定。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/miraishajp」「Facebook」。
*さきに届いていた『マックス・ヴェーバー研究総括』の一部抜きのチェック~セットを作る。これでいよいよあすの見本待ちになった。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
日録2022/10/5(水)
掲載日:2022年10月6日
*経理仕事いろいろ。
*3時まえ、未來社流通センターへ。『マックス・ヴェーバー研究総括』の宛名シール、挨拶状のセット、必要な現金など渡し、売上げ伝票など受取り。
*飯島耕一『萩原朔太郎1』読みはじめる。だいぶまえに著者から贈られたままになっていたもの。朔太郎論というよりどうも朔太郎に言及したエッセイを集めたものらしい。第一部の4本を読む。第二部は『短歌』の連載らしいが、その1本目の途中まで。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*岡井隆『岡井隆の忘れもの』の「II 美しき時代の詩歌」の同題の断章の(十八)~(最終回)ほか1篇を読む。IIの部、終り。将来は横書き文化としての日本語の美の探究が始まるだろうなどと岡井はときどきおかしなことを言う。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
日録2022/10/4(火)
掲載日:2022年10月5日
*新城兵一『生存と仮構』の長い谷川雁論のつづき~終り。自身の出郷体験からの谷川雁経験を粘りづよく論理的に解明した力作評論だ。おおいに参考になった。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*萩原印刷より『マックス・ヴェーバー研究総括』の一部抜きセット、とどく。
*折原浩さんより『マックス・ヴェーバー研究総括』の代送追加分のタックシール12枚とどく。
*『新・山形詩人』14号に目を通す。高橋英司発行。高橋の詩「スキー場にて」は大傑作。このひとの自虐的な批評性はすばらしい。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
日録2022/10/3(月)
掲載日:2022年10月4日
*5時すぎから寝ながらテレビで大リーグ、エンジェルス対レンジャーズ戦を観戦。大谷は3番DHで1安打1得点のみ。17試合連続安打。エンジェルスは快勝で7連勝。
*きょうは一日、経理仕事。
*新城兵一『生存と仮構』の川満信一論、川満信一への往復書簡、あとがきを読む。さらに長い谷川雁論の途中まで。→「思考のポイエーシス・日録篇「Facebook」。
*岡井隆『岡井隆の忘れもの』の「II 美しき時代の詩歌」の同題の断章の(十三)~(十七)を読む。それにしても岡井の好む詩人はどうもわたしのそれではない。→「思考のポイエーシス・日録篇「Facebook」。
日録2022/10/2(日)
掲載日:2022年10月3日
*きのう書いた「オイノロゴス14」を読みなおし、若干の修正をして「思考のポイエーシス」ブログにアップ。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*テレビで大リーグ、エンジェルス対レンジャーズ戦を観戦。大谷は2番DHで1安打のみ。16試合連続安打。エンジェルスは競り勝ち6連勝。
*新城兵一『負荷と転位』の長い石原吉郎論のつづき~終り。この論考は若書きながら十全な分析とゆきとどいた解釈をおこなっている。日常言語のもとに抑圧された内的言語の問題は『言語隠喩論』の主張に届こうとするところまできている。さらに山之口貘論も読む。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*『CROSS ROAD』20号を通読。北川朱実発行。いつもながら作家とジャズプレイヤーの逸話がおもしろい。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*『アリゼ』210号に目を通す。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*岡井隆『岡井隆の忘れもの』の「II 美しき時代の詩歌」の同題の時評の(九)~(十二)を読む。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
日録2022/10/1(土)
掲載日:2022年10月2日
*テレビで大リーグ、エンジェルス対レンジャーズ戦を観戦。大谷は3番DHで2安打。エンジェルスは快勝で5連勝。
*『河口から』VIII号に目を通す。季村敏夫個人誌。ここで季村は編集に徹しているが、どうしてもっと書かないのだろう。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。
*新城兵一『負荷と転位』の「あとがき」、高良勉論、長い石原吉郎論の途中まで読む。1980年刊。いずれも著者三十代の執筆。1980年前後という時代性を感じさせる文体だ。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*「オイノロゴス14」を書く。三好達治『萩原朔太郎』の『詩の原理』にかんする重要な記述を記録しておくため。4枚弱。これもあす読みなおし確認してから「思考のポイエーシス」ブログにアップする予定。→「思考のポイエーシス・日録篇」「twitter.com/nstn49」「Facebook」。
*岡井隆『岡井隆の忘れもの』の「II 美しき時代の詩歌」の同題の時評の(六)~(八)を読む。ここでも石原吉郎の詩への言及がある。→「思考のポイエーシス・日録篇」「Facebook」。