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書籍詳細

パレスチナ・そこにある日常

パレスチナ・そこにある日常

定価:本体2,000円+税

ISBN:978-4-624-41091-9

発行日:2010年10月30日

判型:四六判並製

ページ:222

Cコード:C0036

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高橋美香 著・写真

ジャンル : ドキュメント >> 記録・ルポルタージュ

ジャンル : 芸術・美学 >> 写真・写真論

ジャンル : 歴史

家族を見守るような眼差しの向こうに、
パレスチナが、人びとが、生き生きと立ち上がってくる。
生き抜くことのせつなさと苦難の果ての希望も。――長倉洋海

戦闘や犠牲の一面だけじゃない。
そこには笑顔も夢もある。
私たちと同じ「生活」がある。
ガザ、エルサレム、ナーブルス、ラマッラー、そしてビリン……
パレスチナに生きる人びとのありのままの日常を伝えるルポルタージュ。
写真カラー&モノクロ95点。

「パラパラ、ピシッピシッという乾いた音が聞こえたのと、お父さんが『伏せろ! 早く!』と絶叫する声が聞こえたのと、ほぼ同時だった。私たちには何が起きたのかよく理解できないまま、あわてて外に駆け出た。お姉ちゃんの泣き声、お父さんの怒鳴り声、いつもは冗談を絶やさない明るいお母さんの青ざめた姿、子どもの恐怖と興奮。(中略)どうして普通の人びとの暮らしを破壊し、無差別にも見えるやり方で殺すイスラエル軍兵士を、テロリストと呼ぶことはないのだろう。」(「ガザ 日常のなかにある不条理」より)
「ポケットから先ほど摘んできた赤い花を出して『ママ、大好きだよ!』とママを抱きしめて頬にキスをするハムディ。照れくさそうに、そして嬉しそうに微笑むママとふたりの姿をカメラに収めた。」(「友として」より)

ママを抱きしめて
キスをするハムディ
(2010年ビリン)
旧市街で細々と商売を営み続けてきた
皮革加工職人
(2009年ヘブロン)
朝起きて大きく伸びをする
ヤジード
(2010年ビリン)

※写真はすべて本書より

目次

終わらないインティファーダ《2000.09/2001.01》
 1
  エルサレムをふたつの国の首都に!
  ヘブロン 入植地と隣り合わせの町
  ガザ 八〇万人の難民と三〇万人の地元民
  ラファハ 分断された家族
  九月一三日
  デモ サブラ・シャティーラ難民キャンプへの追悼
 2
  第二次インティファーダさなかの再訪問
  エリコ 中止された巨大プロジェクト
  ゴーストタウンと化したヘブロンと活気づくラマッラー
  テルアビブへ 繁栄の陰
  ベツレヘムへ再び
  ガザ 日常のなかにある不条理

「故郷」《2009.06-07》
 難民キャンプに暮らす
 それぞれの生きる道
 ビリン 分離壁と向き合う村
 イスラエルでアラブ人として生きるということ

帰るべき場所《2009-2010・冬》
  五カ月後
  ビリン村へ
  再会
  父、ハイサム
  イスラエル軍の夜間侵入
  ハイサムの弔い
  親と子
  ナーブルスでの再会
  妹たち
  別れ
  カイロでの迷走のはじまり
  再び、ビリンへ
  友として
  ハムディの夢