音楽の詩学
イーゴリ・ストラヴィンスキー 著
笠羽映子 訳
シリーズ : 転換期を読む
〔転換期を読む15〕 『火の鳥』『ペトルーシュカ』『春の祭典』ほか、ディアギレフ率いるロシア・バレエ団との共作で音楽界に衝撃を与えた作曲家による、ハーヴァード大学での名講義を初めて完訳。ときに哲学的に、ときに辛辣に、その作曲理論・音楽史観から祖国への複雑な感情までを語りつくす。
第1課 顔合わせ
第2課 音楽現象について
第3課 作曲について
第4課 音楽類型学
第5課 ロシア音楽の変化
第6課 演奏について/エピローグ
イーゴリ・ストラヴィンスキー(Igor Fyodorovitch Stravinsky)
1882年生まれ、ロシアの作曲家、指揮者、ピアニスト。ロシア・バレエ団のために作曲した『火の鳥』(1910年)『ペトルーシュカ』(1911年)『春の祭典』(1913年)で作曲家としての地位を確立。1939年にアメリカ合衆国に移住、1971年、ニューヨークにて死去。
笠羽映子(かさば・えいこ)
東京藝術大学卒、音楽学博士。現在、早稲田大学社会科学総合学術院教授。訳書に『ブーレーズ作曲家論選』(筑摩書房)『ブーレーズは語る』(青土社)『ドビュッシー書簡集1884-1918』(音楽之友社)ほか。
私の人生の年代記 ストラヴィンスキー自伝
イーゴリ・ストラヴィンスキー 著 / 笠羽映子 訳
定価: 本体2,200円+税 ISBN: 978-4-624-93436-1 発行日: 2013年2月25日