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[新版]日本の民話 62 茨城の民話 第一集
日向野徳久 編
シリーズ : [新版]日本の民話
〔第21回配本〕
「常陸国風土記」の時代から伝わる数多くの民話を、常陸北部、常陸中部・東南部、常陸西南部、下総の四地域に分けて収録。「祖先の神と筑波の山」がはぐくんだ民話集である。
はしがき
常陸北部
天狗とすもうをとったでんどん
爺ご田・婆ご田
山奥でうたをうたってはいけないこと
竜宮でもらった打出の小槌
阿寺持方ばなし
一 高ごえとなりもの
二 しょいごぼう
三 ねぎに土を
四 ろうそくをつける
五 あとを継げ
六 ちょうずを廻せ
七 せえふろ
八 こたつ
九 花瓶
十 蚊張
十一 一枚田
十二 つるし米
十三 入浴
十四 ざる拾い
へっぴりばなし
一 へっぴり又作
二 主人を吹きとばす
馬鹿婿さん
一 やけどをほめたお婿さん
二 かめをかぶった婿さん
三 はんごろし
四 芋ころがし
かわっぺり餅
初夢は人に話すな
猿よめご
くちはび除けの唱え言
馬を盗んだ猿
せみになったおばあさん
苗泥棒を救った神様
伊福部の神
額田のたっさい
一 筑波山のつっかえ棒
二 うその本
三 九里はった藤
四 ひょうのかわ
五 うそをつく槍
六 うそくらべ
もち米どっさり
蛇にもらった火
華蔵院の猫
食わず女房
常陸中部・東南部
だいだらぼう
一 大ぐしの岡
二 朝房山
三 なまずの押しあげた大岩
四 でえだら坊
五 海岸に流れついた巨人の屍
六 きんぴら金時と大たら坊
まちがって祈ったばっかりに
狼の恩返し
雲雀と百舌
嫁ごに化けたむじな
赤小豆洗いぎつね
せいえむどん
しっぺい太郎
驚き半兵衛夜半の念仏
山伏とたぬき
ほととぎす兄弟
うつぼ舟
松になった若者
うばすて山
ひょうたんの化物
蛇とみみず
かっぱの恩返し
うなぎ塚
茨城の国栖たち
一 茨城の地名のおこり
二 建借間命の国栖退治
常陸西南部
和尚さんと小僧さん
一 餅にありついた小僧さん
二 甘酒のんだ小僧さん
十一月二十三日の雪
馬に決めてもらった村境
化け鼠退治
頭白上人
祖先の神と筑波山
きつねの恩返し
からすの長さん
酒の泉
一 親は諸白、子は清水
二 弥六の清水
狼ばしご
下総
のんべえ地蔵
やっぱりだまされていた庄さん
きつねと村人
一 きつねの赤んぼかくし
二 きつね退治
針ふくべ
川に落ちたどとさん
茗荷
古河のむじな
一 じいやんとむじな
二 あんまにだまされたむじなの大将
夜通し走り廻っていたじいさん
化け猫のはなし
一 猫の恩返し
二 猫の実
人柱のお伽羅さま
蛇になった継母
わらべうた