立原道造 青春の軌跡
今泉文子 著
定価: 本体2,400円+税 ISBN: 978-4-624-60127-0 発行日: 2026年2月20日
詩人の夢の建築「ヒアシンスハウス」から探究の旅へと誘なう卓抜な詩人論。かぎりなく美しくあれとうたいつつ《詩》とはなにかを冷徹に問う詩人/建築家、立原道造――時代の大波が、死の影が、暗く覆いかぶさるなかで、なおも「光に満ちた美しい午前」を夢みる夭折の詩人の哀惜さるべき生を、ドイツ・ロマン主義の受容から『日本浪曼派』への接近、そしてその先へとつづく青春の軌跡として描く。著者はロマン主義研究で知られる独文学者。
内・外亡命者のあなたと私
ツェリンオーセル 著 / 劉燕子 著・訳
定価: 本体2,800円+税 ISBN: 978-4-624-61045-6 発行日: 2025年9月25日
いまや『殺劫――チベットの文化大革命』で世界的に知られているチベットの詩人、作家ツェリン・オーセルのチベット人「国内亡命者」としての中国共産党独裁政権にたいする抵抗、民族の哀しみを歌い上げる詩と、同じく中国人でありながらその著作活動によって日本に「国外亡命者」として生きざるをえない劉燕子の詩を併録し、それぞれの亡命者としての立場から現代中国との矛盾と軋轢を提示する。あわせて二人の対話を収録してその表現者としての背景を語る。チベットの中国にたいする蜂起の根源を明らかにする、詩の形式を採った抵抗の文学。
大岡信とことばの詩学
野沢啓 著
定価: 本体2,800円+税 ISBN: 978-4-624-60126-3 発行日: 2025年8月8日
『季刊 未来』誌好評連載を再構成した第一部に既発表の論考8本をあわせて収録した本格的な大岡信論。若いころからことばの問題に深い関心と先見的な理解を示した大岡信のことばへの意識を中心に論及し、現代詩の本質としての「ことばの詩学」を解明しようとする力作。『言語隠喩論』の知見をもとに大岡信とはほんとうはどんな詩人だったのかを、これまでの誰も論じえなかった視点から切り込んていく批評する歓び!






