ヴィーコの哲学
ベネデット・クローチェ 著
上村忠男 編訳
シリーズ : 転換期を読む
ヴィーコ研究史における金字塔と目されるクローチェ著『ジャンバッティスタ・ヴィーコの哲学』より、ヴィーコの認識理論と自身の「精神の学としての哲学」との思想的対話を試みる冒頭二章を訳出。さらにヴィーコの独創性を疑う論駁に対して精緻な読解で反証する論考「ヴィーコ認識理論の源泉」と、彼の生涯とその思想形成を敬愛に満ちた語りで描く講演「ヴィーコの生涯と性格について」を収録したオリジナル論集。〔転換期を読む11〕
第1章 ヴィーコ認識理論の第一の形態
第2章 ヴィーコ認識理論の第二の形態
第3章 ヴィーコ認識理論の源泉
第4章 ヴィーコの生涯と性格について
ベネデット・クローチェ(Benedetto Croce)
1866年、イタリア生まれ、1952年歿。哲学者、歴史家。日本語訳に『思考としての歴史と行動としての歴史』(上村忠男訳、未來社)『クローチェ政治哲学論集』(上村忠男訳、法政大学出版局)ほか。
上村忠男(うえむら・ただお)
1941年、兵庫県生まれ。東京外国語大学名誉教授。学問論、思想史専攻。著書に『ヘテロトピアの思考』『超越と横断』『無調のアンサンブル』(未來社)『ヴィーコ』(中公新書)ほか、訳書にヴィーコ『新しい学』(法政大学出版局)、アガンベン『例外状態』(未來社)ほか。
プロレタリアートの理論のために
マルクス主義批判論集
ジャンル : 哲学・思想 >> マルクス・マルクス主義
ジョルジュ・ソレル 著 / 上村忠男 竹下和亮 金山準 訳
定価: 本体2,800円+税 ISBN: 978-4-624-93443-9 発行日: 2014年8月8日
イタリア版「マルクス主義の危機」論争
ラブリオーラ、クローチェ、ジェンティーレ、ソレル
ジャンル : 哲学・思想 >> マルクス・マルクス主義
上村忠男 監修 / イタリア思想史の会 編訳
定価: 本体3,200円+税 ISBN: 978-4-624-93440-8 発行日: 2013年8月20日