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書籍詳細

イタリア版「マルクス主義の危機」論争

ラブリオーラ、クローチェ、ジェンティーレ、ソレル

イタリア版「マルクス主義の危機」論争

定価:本体3,200円+税

ISBN:978-4-624-93440-8

発行日:2013年8月20日

判型:四六判並製

ページ:296

Cコード:C0310

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上村忠男 監修
イタリア思想史の会 編訳

シリーズ : 転換期を読む

〔転換期を読む20〕 のちにイタリア新理想主義の旗手となる若き日のクローチェ、ジェンティーレにフランスの革命的サンジカリスト・ソレルもくわわり、マルクス主義哲学者・ラブリオーラの諸著作をめぐる激しくも実り豊かな議論が展開された世紀転換期のイタリア。師とも父とも言うべきラブリオーラの論考に挑む「不実な」弟子たちの格闘を追う充実のアンソロジー。

目次

共産主義者宣言を記念して(一八九五年) アントニオ・ラブリオーラ(竹下和亮訳)
唯物論的歴史観について(一八九六年) ベネデット・クローチェ(千野貴裕訳)
歴史の哲学としての史的唯物論(一八九七年) ジョヴァンニ・ジェンティーレ(中村勝己訳)
社会主義と哲学について語る(一八九七年) アントニオ・ラブリオーラ(小田原 琳訳)
マルクス主義のいくつかの概念の解釈と批判のために(一八九七年) ベネデット・クローチェ(倉科岳志訳)
マルクス主義における必然性と宿命論(一八九八年) ジョルジュ・ソレル(金山 準訳)
実践の哲学(一八九九年) ジョヴァンニ・ジェンティーレ(中村勝己訳)
イタリアにおける理論的マルクス主義はどのようにして生まれどのようにして死んだか(一九三八年) ベネデット・クローチェ(千野貴裕訳)
解説 アントニオ・ラブリオーラと「不実な」弟子たち――イタリア版「マルクス主義の危機」論争(一八九五―一九〇〇年) 上村忠男

著者略歴

監修者:上村忠男(うえむらただお)
1941年生まれ。東京外国語大学名誉教授。学問論、思想史専攻。著書に『ヘテロトピアの思考』『超越と横断』『無調のアンサンブル』(未來社)『ヘテロトピア通信』(みすず書房)ほか、訳書にアガンベン『例外状態』、クローチェ『ヴィーコの哲学』(未來社)ほか。

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