注目の本

反原子力の自然哲学

反原子力の自然哲学

佐々木力

〔ポイエーシス叢書67〕

近代科学思想が生誕した17世紀ヨーロッパ科学史を専門とする著者が、恩師トーマス・クーンの「歴史的科学哲学」の延長上に、遠くギリシアに始まり、17世紀のデカルト、ガッサンディ等の原子力研究を踏まえて「文化相関的科学哲学」の学問的プログラムを構想する。フクシマの原子力発電所事故の悲劇を受け、荘子・司馬遷を先蹤として、機械論的自然観に代わる東アジア的自然哲学構築に挑戦する雄大で挑戦的な試み。学問的検証を経て、危険な原子力エネルギー神話の虚妄を撃つ!

イサの氾濫

イサの氾濫

木村友祐

【各紙誌にて書評掲載!!】
40代になりいよいよ東京での生活に行き詰まりを感じていた将司は、近ごろ頻繁に夢に出てくるようになった叔父の勇雄(イサ)について調べるため、地元八戸にむかった。どこにも居場所のなかった「荒くれ者」イサの孤独と悔しさに自身を重ね、さらに震災後の東北の悔しさをも身に乗り移らせた彼は、ついにイサとなって怒りを爆発させるのだった。──上々颱風の人気ヴォーカリスト、白崎映美を震撼させ、新たなバンド「東北6県ろ~るショー!!」をつくるきっかけとなった幻の作品、待望の書籍化! 〈「埋み火」を併録〉

[新版]日本の民話 44 若狭・越前の民話 第一集

[新版]日本の民話 44 若狭・越前の民話 第一集

杉原丈夫 石崎直義

〔第15回配本〕

日本海に面した越前と若狭の国は北陸地方への京畿文化の移入路口にあたっていた。遠い祖先の知恵をしのばせ、文化の香り豊かな民話九九篇と気品あるわらべ唄三七篇とを収録。

好評既刊

暗黒の大陸

暗黒の大陸


ヨーロッパの20世紀

マーク・マゾワー 著 / 中田瑞穂 網谷龍介

民主主義とヨーロッパの屈折した関係を語り明かす世界的大家の名著、待望の翻訳。
政治、経済、社会、民族、福祉、性など多角的な視点から分析、時代の暗部と栄光を正当に位置づけ、ヨーロッパ現代史を語り直す必読の歴史叙述。
「朝日新聞」で大きく著者インタビューが掲載されるなど、いま話題の著者です。本書は主著。

本書の関連書籍

虚構の音楽


ワーグナーのフィギュール

フィリップ・ラクー=ラバルト 著 / 谷口博史

【書物復権2016】
〔ポイエーシス叢書32〕
ワーグナーに魅了されつつも抵抗したボードレール、マラルメ、ハイデガー、アドルノの言説から、ナチズムにも通じる全体芸術作品を脱構築する。

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