注目の本

嘘の歴史 序説

嘘の歴史 序説

ジャック・デリダ 著 / 西山雄二

晩年のデリダが1997年におこなった講演録。プラトン、アリストテレス、ルソー、カント、ニーチェ、ハイデガー、フロイトを参照しつつ、時代や文化によってことなる嘘の概念の歴史を問い、とりわけアーレントとコイレのテクストを読解する。意識的に嘘をつくことと知らずに間違うことの差異を明確にし、嘘の概念を脱構築的に問い直す。村山富市元首相の1995年の日本軍の戦争犯罪を認めた戦後50年談話や、ヴィシー政府の戦争中のユダヤ人狩りという犯罪的行為を認めたシラク元大統領の発言などを具体的に論じながら、現代の政治的な嘘をアクチュアルに考察する味読すべき小著。

中国山地 過疎50年

中国山地 過疎50年

中国新聞取材班

【重版出来!】
東京を中心に巻き起こった地方消滅論をきっかけに、過疎はいつまで続くのか、過疎地はいまどういう状況なのかを探るため、取材をはじめた中国新聞取材班が「中国山地のいま」を直視しつつ、時代の潮流を読み、明日への展望を提示する。写真・図版多数収録。

ドイツ啓蒙と非ヨーロッパ世界

ドイツ啓蒙と非ヨーロッパ世界


クニッゲ、レッシング、ヘルダー

笠原賢介

18世紀ドイツの著作家たちが、非ヨーロッパ世界との接触を通して、それをどのように省察し、作品化し、どのような視点を提示したのか、その背景を探る。現代ヨーロッパの原点としての〈啓蒙〉を新たな視点から考察しようとする試みの書。

好評既刊

それでもパレスチナに木を植える

それでもパレスチナに木を植える

高橋美香 著・写真

【2月24日ジュンク堂書店池袋店にてスライドトークショー開催!!】
“自分にできることなどなにもないのではないか”と挫けそうになりながらも、かの地の人びとに魅せられ通いつづけるカメラマンと、彼女を大きな愛で受け入れる「家族たち」との交流をとおして、「パレスチナ問題」の現実を描く。

信と知


たんなる理性の限界における「宗教」の二源泉

ジャック・デリダ 著 / 湯浅博雄 大西雅一郎

〔ポイエーシス叢書68〕
デリダの提案にもとづいておこなわれた〈宗教〉をめぐる一大コロックでの講演をもとに、その後に大幅加筆された追記(ポスト・スクリプトゥム)とあわせてまとめられた後期デリダの代表的宗教論。