注目の本

加藤尚武著作集第5巻 ヘーゲル哲学の隠れた位相

加藤尚武著作集第5巻 ヘーゲル哲学の隠れた位相

加藤尚武

この巻は、ヘーゲル学者としての著者のヘーゲル関係論文で単行本4冊に収録されなかった29本を厳選し六つのテーマ別に編集されている。Iヴォルフ学派の遺産/IIカントへの同時代の証言/IIIヘーゲル像:完成から未完成へ/IVプロティノスの影/V自然哲学/VI弁証法。日本のヘーゲル学をリードしてきた著者の珠玉の単行本未収録論文だけで構成された貴重な一冊。

加藤尚武著作集第7巻 環境倫理学

加藤尚武著作集第7巻 環境倫理学

加藤尚武

この巻には一九九一年、二〇〇五年に丸善ライブラリーとして刊行された二冊の『環境倫理学のすすめ』のほか、エネルギー問題、自然保護の問題などを自然哲学として論じた環境問題に関連する単行本未収録論文一三篇を収録する。地球環境の保全、地球生物の生存権、将来世代への現在世代の責任など著者の倫理的思考を集約的に示した一冊。

東大闘争総括

東大闘争総括


戦後責任・ヴェーバー研究・現場実践

折原浩

世界的なヴェーバー学者でもある著者は一九六七年以降の東大闘争時代の造反教官としてもつとに著名であり、これまでもおりにふれて関連論著を発表されてきていますが、東大闘争の象徴的事件でもあった安田講堂攻防戦五〇周年を来年二〇一九年一月に迎えるにあたり、その後の社会のさまざまな問題がこの東大闘争で提起された諸問題が未解決のまま、あるいはいっそうの悪化をみる現状を憂慮されて、一気に書き下ろされた渾身の闘争総括書が本書である。ヴェーバー学者として東大闘争に立ち向かった著者が、大学内外のさまざまな矛盾や策動を綿密な資料調査と徹底した観察によって現場実践的に事実解明した驚くべき実態がついに明らかにされる。問題にかかわりのあるひとたちへの問題提起であるとともに鋭い挑発の書!

好評既刊

独露比較農民史論の射程

独露比較農民史論の射程


メーザーとハックストハウゼン

肥前榮一

『ドイツとロシア――比較社会経済史の一領域』で1986年の日経経済図書文化賞を受賞した著者のその後の研究『比較史のなかのドイツ農村社会――「ドイツとロシア」再考』をさらに発展させ、著者の理論の根幹をなすハックストハウゼンの貴重な論説の翻訳をふくむ、コンパクトながらも著者独自のドイツ・ロシア研究の最終到達点を明らかにする。大塚久雄、小林昇といった先達への批判的検証もくわえ、論争的視点も同時に提示する渾身の一冊。

加藤尚武著作集第2巻 ヘーゲルの思考法

加藤尚武

この巻は本著作集3冊目のヘーゲル論集になる。1992年に小社から刊行され、翌年の和辻哲郎文化賞学術部門を受賞した『哲学の使命――ヘーゲル哲学の精神と世界』(内2章は3巻に収録予定)を中心に、「純粋存在とエーテル」をはじめとする一九八〇年代後半以降に書かれた単行本未収録の専門的論文7篇を収録する。晦渋で複雑ななヘーゲル論理学と真正面から取り組んだ著者のヘーゲル学の真骨頂。