『季刊 未来』誌好評連載を再構成した第一部に既発表の論考8本をあわせて収録した本格的な大岡信論が刊行されました。若いころからことばの問題に深い関心と先見的な理解を示した大岡信のことばへの意識を中心に論及し、現代詩の本質としての「ことばの詩学」を解明しようとする力作。『言語隠喩論』の知見をもとに大岡信とはほんとうはどんな詩人だったのかを、これまでの誰も論じえなかった視点から切り込んていく批評する歓び!
(オビ文)大岡信は昭和を代表する詩の実作者であると同時に、革新的な「ことばの詩学」の提唱者でもあった。大岡を心の師と仰ぐ『言語隠喩論』の著者は、彼のすべての詩論・言語論を精密に比較対照した上で、時代を超えて新しい大岡詩学の真実を、詩論なき現代詩界に提示する。詩的言語をめぐるこの師弟愛は、まさに詩的で美しい。――郷原宏(詩人・文芸批評家)
(オビ文)大岡信は昭和を代表する詩の実作者であると同時に、革新的な「ことばの詩学」の提唱者でもあった。大岡を心の師と仰ぐ『言語隠喩論』の著者は、彼のすべての詩論・言語論を精密に比較対照した上で、時代を超えて新しい大岡詩学の真実を、詩論なき現代詩界に提示する。詩的言語をめぐるこの師弟愛は、まさに詩的で美しい。――郷原宏(詩人・文芸批評家)
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