2011年11月アーカイブ

西谷能英『出版文化再生――あらためて本の力を考える』が刊行されました。未來社60周年記念フェアも「未来」購読者を対象に始めましたが、好調で1万円以上お買上げの方には『ある軌跡』60年版プレゼントというプレミアがあって、みなさん高額のお買上げです。『ある軌跡』『出版文化再生』セットのプレミア販売も好調です。
 なお、書店をつうじて『ある軌跡』の注文も来ていますが、書店では販売できません。社史という性格上、頒価にてしかご入手できませんので、申し訳ありませんが、直接小社あてにご連絡いただくか、郵便振替にて頒価2500円をご送金くだされば直送いたします。また『出版文化再生』とのセットでしたら5000円(送料込み特別価格)で入手可能です。以下の口座に住所、氏名、電話番号をご記入のうえ、ご送金ください。確認でき次第、送付させていただきます。
 郵便振替:00170-7-87385 未來社名義
「北海道新聞」11月18日号に今福龍太さんが「『震える智慧』で世直しを――高良勉『魂振り 琉球文化・芸術論』刊行に寄せて」という記事を書いてくれました。《自然と震え合いながら生きてきた人類の活力の古く豊かな源泉を、高良勉というシャーマンの導きによって、わたしたちもまた再発見しなければならない》と書かれています。高良勉さんもとうとうシャーマンにされてしまいました。
 進行中の中平卓馬写真集『沖縄・奄美・吐カ喇1974-1978』にも高良勉インタビューが収録される予定であり、そのなかに勉さんあての中平さんの手紙も掲載されます。沖縄における中平さんと勉さんの関わりの深さが読み取れます。こちらもお見逃しなく。
絵本・児童文学作家の長谷川摂子さんが10月18日にご逝去されました。67歳でした。
読む者聴く者の身体に心地よく響く文章で人気の代表作『めっきらもっきらどおんどん』をはじめとするたくさんの絵本、評論集『子どもたちと絵本』や、児童文学『人形の旅立ち』といった作品が多くの読者に長く愛され続けています。小社からは、エッセイ集『とんぼの目玉』『家郷のガラス絵』を刊行させていただきました。
謹んでご冥福をお祈り申しあげます。

「週刊新潮」11月10日号にて長谷川摂子さん追悼記事が掲載されました。

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小社では11月末に刊行されます社史『ある軌跡』60年版をご希望の読者の方に頒価2500円にてお分けすることにしました。また、同時に刊行される予定の小社社長西谷能英の『出版文化再生――あらためて本の力を考える』(税込み3990円)をあわせて購入される方には送料込み5000円で販売することにいたしました。前者は市販いたしませんので、書店ではお買い求めできません。したがいましてこのプレミアム販売にかんしましては、以下の口座にお振込みください。

 郵便振替 00170-3-87385 未來社名義(お名前、ご住所、電話番号を明記してください)

 なお、 『ある軌跡』60年版だけの場合は2500円、『出版文化再生』とあわせてご購入の方は5000円となります。また『出版文化再生』は市販もされますが、この方法でご購入の方は3990円となります。

★『ある軌跡』60年版主要目次
六〇周年を超えて 西谷能英
【未來社60周年へのアンケート】
未來社とともに 粟津則雄/創設期の著者の一人として 石田雄/哲学への遅ればせながらの目覚め 石光泰夫/未來社と私 岩淵達治/未來社の「未来」のために 岩間一雄/節度と過剰と 大宮勘一郎/小箕俊介さんのこと 折原浩/ユニークな出版の社風 柿崎京一/未來社と私 加藤節/未來社との歩みを振り返って 川田稔/迷惑かも知れないが 川村毅/出会いと転回――沖縄写真家シリーズへ 倉石信乃/バフチンとの出会い 桑野隆/未來社のおかげ 郷原宏/未来への窓 小島潔/未来の門をたたく 小林浩/創立六十周年おめでとうございます(未來社さんの担当者として) 塩見純三/日本「深層崩壊」と『夕鶴』の連想 柴野徹夫/女性の未来のために 白井堯子/ある邂逅 鈴村和成/ぶどうの房の、さらなるふくらみを願って 高井昌史/扉の会から「未来の窓」へ、そして...... 高橋哲哉/あこがれの 高良勉/思い出すこと 竹内信夫/未來社・私・研究遍歴――祝創立六〇周年 田中浩/未來社創立六〇周年に思うこと 永井潤子/刊行本をこまめに重版してくれる稀有な出版社 中本信幸/ある夜のニシタニさん 西谷修/未來社様と歩んだ六〇年と印刷技術への挑戦 萩原誠/未來社との半世紀 肥前榮一/創業者西谷能雄会長と責任販売制 福嶋聡/風が吹けば 松本直子/未來社とのつきあい――始まりの頃 水田洋/小箕俊介さん、ありがとう 三戸公/日々の営みをカタチにして 向井透史/「未来の窓」から触発されるもの 持谷寿夫/校正地獄に行く? 森洋子/思い出すままに 湯浅博雄/"あの時"だからできた夢の集大成 渡辺武信
【小論文】
よくぞここまで――「歴史家と母たち」追想    上村忠男
哲学の現状――「自然主義」をめぐって    加藤尚武
ハーバーマスの言語観    木前利秋
ふたたび〈植物的闘争〉のために?――西谷能英さんとわたし    小林康夫
遠い原点、いくつもの果実――『魯迅』から『琉球烈像』まで    仲里効
破局を前にした人文科学の未来    西山雄二
【再録】
座談会◎未來社の【15】年・その歴史と課題   出席者 内田義彦・木下順二・野間宏・丸山眞男・西谷能雄
   *
受賞図書一覧/未來社60年略年表/未來社刊行図書目録(刊行順)

『出版文化再生――あらためて本の力を考える』主要目次
まえがき
第一部 出版業界論
再販制論議と出版業界/取次と書店/書物復権の会と人文会
第二部 出版技術と電子情報
小部数重版とオンデマンド本からデジタルコンテンツ販売まで/インターネットとホームページ活用/電子書籍とテキスト技法
第三部 出版文化論
著者と出版文化/編集は著者とのコラボレーション/出版の社会性・政治性/未來社の出版活動

元ジュンク堂那覇店副店長の宇田智子さんが那覇で「市場の古本屋 ウララ」という店を開くことになりました。11月11日オープンだそうです。(そう言えば、この日は小社の創立記念日ですね。60年の差がありますが。)お店の場所は那覇市の牧志公設市場の向い(〒900-0013 沖縄県那覇市牧志3-3-1)だそうです。日本一狭い古書店「とくふく堂」を店名を変えて引き継ぐようです。沖縄の皆さん、沖縄へ行かれる皆さん、ぜひお店を訪ねましょう。ウララのホームページはhttp://urarabooks.ti-da.net/
で、宇田さんが日記などを書いています。カワイイ似顔絵付き。
 どんな店を作られるのか楽しみです。