2010年〈書物復権〉 共同復刊リクエスト受付開始のお知らせ【受付終了】

リクエストの受付は2月末日をもちまして終了させていただきました。ありがとうございました。

2010年の〈書物復権〉共同復刊は、8社138点の品切書が候補としてあがりました。皆さまの声により1点でも多くの復刊を実現したいと思っている気持ちは各社とも毎年変わりはありません。2月末までのリクエスト期間にぜひ多数のご投票をいただけるようお願いいたします。

 

◆参加出版社:岩波書店、紀伊國屋書店、勁草書房、東京大学出版会、白水社、法政大学出版局、みすず書房、未來社 (50音順)

◆くわしくはこちら>>>書物復権2010 ご案内と実施要領

 

◆小社の復刊候補書目

〔新訂版〕ミロク信仰の研究
宮田登

初版1975・最終版1993年◆A5判◆412頁◆予価6090円(本体5800円)
旧版(1970年刊、日本宗教学会賞受賞)で日本民衆の救済観を描いた本書は、その後の研究調査の成果を吸収し、琉球韓国のメシア思想とも比較した優れた成果。

ジェイムスン、アルチュセール、マルクス
ウィリアム・C・ダウリング/辻麻子訳

初版1993・最終版1993年◆四六判◆208頁◆予価2940円(本体2800円)
フレドリック・ジェイムスンの記念碑的名著『政治的無意識』の難解な思想構造を、アルチュセール、マルクスの思想に遡及しながら平明に解説・解読する。

ヘーゲルの近代国家論
シュロモ・アヴィネリ/高柳良治訳

初版1978・最終版1984年◆A5判◆387頁◆予価6090円(本体5800円)
ヘーゲルの著作および残留する資料から、国家論にかんする言説を体系化することによって、多義的に捉えられたヘーゲルの政治哲学を解明した大著。

懐疑主義と哲学との関係
G・W・F・ヘーゲル/加藤尚武、奥谷浩一ほか訳

初版1991・最終版1991年◆四六判◆228頁◆予価2940円(本体2800円)
「懐疑主義論文」として有名な標題論文をはじめ、ポレミカルな批評的論文三篇を訳出・収録。完璧な訳注を付し、難解なヘーゲル哲学論文を蘇生させる。

哲学・芸術・言語
ハンス=ゲオルク・ガダマー/斎藤博、近藤重明、玉井治訳

初版1977・最終版2001年◆A5判◆484頁◆予価7875円(本体7500円)
ドイツ哲学の巨峰をなす著者は、本書で過去を媒介し、現代と連続させ文化の翻訳を可能にする世界経験の拡大という哲学的解釈学の立場を遺憾なく示す。

官僚制
三戸公

初版1973・最終版1985年◆四六判◆340頁◆予価3360円(本体3200円)
経営学専攻の著者が、現代の抑圧の具・無責任の体系としての官僚制にとりくみ、マルクス、ウェーバー、サイモンらの官僚制思想を検討した野心作。

都市的体験
クロード・フィッシャー/松本康、前田尚子訳

初版1996・最終版1996年◆A5判◆484頁◆予価7140円(本体6800円)
アメリカ都市論研究の第一人者による都市社会論の決定版。豊富な事例とデータにもとづき、都市文化のさまざまな可能性をも示唆するすぐれた概説書。

菅江真澄の旅と日記
内田武志

初版1970・最終版1996年◆B6判◆292頁◆予価2940円(本体2800円)
天明三年生地三河を発ち、秋田の地に没するまでの46年間に厖大な日記・随筆・記録・スケッチを残した謎の大旅行家・菅江真澄の全貌を明かした書。

日本文化の古層
A・スラヴィク/住谷一彦、ヨーゼフ・クライナー訳

初版1984・最終版1984年◆四六判◆256頁◆予価2940円(本体2800円)
「日本とゲルマンの祭祀秘密結社」「まれびと考」など6つの章と、著者スラヴィク教授の日本研究自伝を含む、新しい日本文化のルーツ論。

モンゴル革命史
チョイバルサンほか/田中克彦編訳

初版1971・最終版1971年◆B6判◆287頁◆予価2730円(本体2600円)
帝国主義と封建制に抗して勝利した牧人の人民民主主義革命─モンゴル人民革命五十周年記念を機に、モンゴル人自身によって書かれた生彩ある革命史。

エスキモー社会
マルセル・モース/宮本卓也訳

初版1981・最終版1989年◆四六判◆216頁◆予価2625円(本体2500円)
エスキモーに関する記録・諸論文を整理・参照しつつエスキモーの社会形態に関する理論的デッサンを提出した名著。解説=安永壽延

おんなの戦後史
もろさわようこ

初版1971・最終版1984年◆四六判◆296頁◆予価2625円(本体2500円)
過酷な差別のもとで底辺を支えたおんなたちを歴史的なかかわりから掘り起こし、現代、女性たちが直面している問題を剔出。

上総掘りの民俗
大島暁雄

初版1986・最終版1986年◆四六判◆326頁◆予価3675円(本体3500円)
千葉県上総地方に伝わり現在も世界的注目を集めている井戸掘り技術を民俗技術論という新しい視点から解明。またその技術伝搬を辿るユニークな民俗報告書。

ダッハウ収容所のゲーテ
ニコ・ロスト/林功三訳

初版1991・最終版1991年◆四六判◆392頁◆予価3990円(本体3800円)
ドイツの収容所の一つであるダッハウで日々襲い来る恐怖と不安と戦いながら文豪ゲーテなどの文学を糧に生き抜いてきたオランダ人ジャーナリストの日誌。

イモと日本人
坪井洋文

初版1979・最終版1998年◆四六判◆292頁◆予価3360円(本体3200円)
新年に餅を供え食べることを拒否する餅なし正月の習俗を緒口に、イネの文化に対抗する異系異質の文化体系の存在を立証。日本人のもう一つの世界観を探る。

稲を選んだ日本人
坪井洋文

初版1982・最終版1995年◆四六判◆236頁◆予価2625円(本体2500円)
日本文化の歴史を稲作民と畑作民の二つの異集団文化の接触過程として捉え、その対立・抗争・同化・吸収の諸相を追いながら民俗的世界の構図を解明する。

牧歌・農耕詩
ウェルギリウス/河津千代訳

初版1981・最終版1994年◆四六判◆408頁◆予価4725円(本体4500円)
古代ローマにおける国民詩人として名高いウェルギリウスの初期詩篇『牧歌』と中期詩篇『農耕詩』の優美華麗な詩精神をあますことなく訳出した名訳。

グラン=ギニョル
リヴィエール&ヴィトコップ/梁木靖弘訳

初版1989・最終版1989年◆四六判◆225頁◆予価2625円(本体2500円)
19世紀に出現した恐怖劇のグラン=ギニョル座は、世紀末の頽廃や大衆文化の源流と20世紀初頭の前衛劇の清新な形式が先取られていた。民衆演劇の古典的研究。

コメディア・デラルテ
ミック/梁木靖弘訳

初版1987・最終版1987年◆四六判◆301頁◆予価2940円(本体2800円)
イタリアに淵源するコメディア・デラルテは道化の身ぶりと仮面使用を特徴とした即興劇である。本書は豊かな民衆演劇の最重要基本文献である。

ドラッカー
三戸公

初版1971・最終版1993年◆四六判◆264頁◆予価2940円(本体2800円)
ドラッカーを徹底的に読み込み、組織と人間の問題を飽くなく追求した著者の現代批判と人間探求を規範・現状分析・政策のなかで展開した野心作。